小学校低学年の女の子のレッスンで…。
ピアノランド1の「わたりどり」。
前回のレッスンでは、まだゆっくりのテンポでしたが、
だんだん速くする練習をして、
次のレッスンでは、インテンポの130で弾くことを目標にしていました。
その次のレッスンで、ミュージックデータと130のテンポで弾いてみると、
2番はデータと合いますが、1番は合いません…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
そう!「わたりどり」は、1番の伴奏の音がとても少なくて、
ほかの曲に比べて合わせにくいのです。
私でも、ボーっと弾くと、合いません![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0163.gif)
でも、伴奏が少なくても、自分のテンポをキープして、
合わせることは、とっても大事![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
テンポ感も身につき、音楽センスもある子ですから、
ここは、気持ちよく合わせられるようになってほしい![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0150.gif)
そこで、伴奏のみを聞く練習。
そしたら、合わせるポイントがわかりました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0204.gif)
次は、伴奏と歌ってみます![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0057.gif)
初めは、私も一緒に歌いました。
テンポをキープしながら、合わせるポイントで、
ちゃんと合わせることができました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
では、今度は、一人で伴奏と歌います。
そしたら…
カウントが終わっても、歌いません…。
私は、その子がどこで入るか、じっと待ちましたが、
最後まで入ることができませんでした。
そして、泣き出してしまいました。
一人でカウントを聞いて入って、歌うことが不安だったのです。
そこで、もう一度、私が一緒に歌うことは簡単です。
でも、レッスンを始めたばかりの子ではありません。
何度も歌っている曲。
私とは歌って合わせれた曲。
あとは、ちょっとの勇気です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
もう1回挑戦しましたが、泣いているだけで歌いません![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
“歌えない”のではなく、“歌わない”のです。
そこで、聞きました。
「すぐにもう1回できる?
違う曲をやってから、もう1回歌ってみる?
今日は、もうやめておく?」
最後の「今日は、もうやめておく?」のところで、
首をコクンと小さく縦に振ったのが見えました。
でも、それは、その子の本心ではないと私は感じました。
その子自身の言葉が出てくるまでは、
その首の動きは、見ないふりをすることにしました。
呼吸が落ち着くのをじっと待って、同じことを聞いても、
同じ場所で、首をコクン…。
今日は無理かなぁ…なんて思ったときに、
違う質問が思い浮かびました。
「今日は、この曲を弾けるようになって帰りたい?
今日は、弾けないままでいい?
今日は、レッスンをやめておく?」
すると、小さな声で、「弾く…」と![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart2_glitter.gif)
その子自身の言葉を聞くことができました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0158.gif)
叫びたいほどのうれしい気持ちを抑えつつ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
もう一度歌うために、ミュージックデータを流しました。
見事、最後までピッタリ歌うことができました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_happy.gif)
もちろん、ピアノでも、
ほんのちょっとしか聞こえない伴奏を聞きながら、
合わせることができました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0148.gif)
違う視点の質問がやってこなければ、
「弾きたい」という気持ちを持っていることにも気付かなかったし、
その子自身の言葉を聞くこともなかったかもしれません。
その子にとって、
不安になって泣きだしたことは、大事なことだったのだと思います。
不安であることを私に訴えることができました。
泣くほど不安だったけど、やってみたら簡単にできる!ということにも
気づけたのではないかと思います。
「泣いてよかったね。
泣いた後に、勇気を出したらいいことがあったね。
泣きたいときには、いっぱい泣いてね。」
そう伝えて、楽譜に花丸をつけました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0148.gif)
ピアノランド1の「わたりどり」。
前回のレッスンでは、まだゆっくりのテンポでしたが、
だんだん速くする練習をして、
次のレッスンでは、インテンポの130で弾くことを目標にしていました。
その次のレッスンで、ミュージックデータと130のテンポで弾いてみると、
2番はデータと合いますが、1番は合いません…
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_5.gif)
そう!「わたりどり」は、1番の伴奏の音がとても少なくて、
ほかの曲に比べて合わせにくいのです。
私でも、ボーっと弾くと、合いません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0163.gif)
でも、伴奏が少なくても、自分のテンポをキープして、
合わせることは、とっても大事
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0151.gif)
テンポ感も身につき、音楽センスもある子ですから、
ここは、気持ちよく合わせられるようになってほしい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0150.gif)
そこで、伴奏のみを聞く練習。
そしたら、合わせるポイントがわかりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0204.gif)
次は、伴奏と歌ってみます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0057.gif)
初めは、私も一緒に歌いました。
テンポをキープしながら、合わせるポイントで、
ちゃんと合わせることができました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0155.gif)
では、今度は、一人で伴奏と歌います。
そしたら…
カウントが終わっても、歌いません…。
私は、その子がどこで入るか、じっと待ちましたが、
最後まで入ることができませんでした。
そして、泣き出してしまいました。
一人でカウントを聞いて入って、歌うことが不安だったのです。
そこで、もう一度、私が一緒に歌うことは簡単です。
でも、レッスンを始めたばかりの子ではありません。
何度も歌っている曲。
私とは歌って合わせれた曲。
あとは、ちょっとの勇気です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0235.gif)
もう1回挑戦しましたが、泣いているだけで歌いません
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0211.gif)
“歌えない”のではなく、“歌わない”のです。
そこで、聞きました。
「すぐにもう1回できる?
違う曲をやってから、もう1回歌ってみる?
今日は、もうやめておく?」
最後の「今日は、もうやめておく?」のところで、
首をコクンと小さく縦に振ったのが見えました。
でも、それは、その子の本心ではないと私は感じました。
その子自身の言葉が出てくるまでは、
その首の動きは、見ないふりをすることにしました。
呼吸が落ち着くのをじっと待って、同じことを聞いても、
同じ場所で、首をコクン…。
今日は無理かなぁ…なんて思ったときに、
違う質問が思い浮かびました。
「今日は、この曲を弾けるようになって帰りたい?
今日は、弾けないままでいい?
今日は、レッスンをやめておく?」
すると、小さな声で、「弾く…」と
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart2_glitter.gif)
その子自身の言葉を聞くことができました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0158.gif)
叫びたいほどのうれしい気持ちを抑えつつ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
もう一度歌うために、ミュージックデータを流しました。
見事、最後までピッタリ歌うことができました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_happy.gif)
もちろん、ピアノでも、
ほんのちょっとしか聞こえない伴奏を聞きながら、
合わせることができました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0148.gif)
違う視点の質問がやってこなければ、
「弾きたい」という気持ちを持っていることにも気付かなかったし、
その子自身の言葉を聞くこともなかったかもしれません。
その子にとって、
不安になって泣きだしたことは、大事なことだったのだと思います。
不安であることを私に訴えることができました。
泣くほど不安だったけど、やってみたら簡単にできる!ということにも
気づけたのではないかと思います。
「泣いてよかったね。
泣いた後に、勇気を出したらいいことがあったね。
泣きたいときには、いっぱい泣いてね。」
そう伝えて、楽譜に花丸をつけました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0148.gif)
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