気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

クレオ・コイル

2012年12月30日 | 「 ぶんこ 」
人から薦められた本を
ホイホイと読むことはあまりない。
人それぞれ、好みや興味がちがうから・・。
たまに、読み始めて「んー」となることがある。
投げ出せばいいのだが、できればそれはしたくない。
薦めてくれた人に悪いとかじゃなく、
せっかく読み始めたのだから、負けてたまるかと・・?
とにかく、ナナメ読みでもなんでも、最後まで読む。
だから、薦められても、自分で、確認してからでないと
手を出さないようにしている。
が、今回は気分転換に
アマゾンの「・・・の人はこんな本も・・・」と
紹介されたこの著者の本を読む事にした。
クレオ・コイル著、ランダムハウス講談社刊
「名探偵のコーヒーのいれ方」

紹介の作品は消防士の格好をした猫の表紙の
「深煎りローストはやけどのもと」だったのだが、
やはり、読むのならシリーズの最初の物がいいと
いうことで、探すと、中古本が1円で出ていた。
送料込みだと251円。
初ものならこんなものかとクリック。

だが、プロローグの最初の2行を読んで「やっちまったか」、
『彼女はダンサー。若くほっそりした、かわいい娘。けれど、
群を抜いているというわけではない。価値のない存在。』
「なんだぁこの文章は?」と・・・
だが、本章に入ってからはそんなことはない。
多分、犯人の不安定な心理状態を文章にしたからだったようだ。

この本の特徴は、とにかくサクサク読める。
まるでラブコメ映画を見てるような感覚、
登場人物のセリフも仕草も、目の前のスクリーンに
映し出されているような感じ。
文章にちりばめられたコーヒー(エスプレッソ)に
関するうんちくも、これ以上やったらしつこいと
思う、ギリギリのところに押さえられているし、
なにより、ヒロインのクレアとその元夫のマテオの
やり取りが、サスペンスの重くなりがちなところを
軽快にしてくれていたりして一気に読めます。

で、読み終わる前に古本屋に
続編を探しに行ってみた。
すると、BOOK OFFで③、古本市場で②をゲット。
しかも、BOOK OFFには①も105円で並んでいた・・・・・。
先に覗いてみればよかったか、でも、このランダムハウスの
チャライ装丁はあまり、気にして見てなかったなぁと反省。

とりあえず、正月に読む本には困らない・・・・・かぁ、
一気に読んでしまったらどうする?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。