気 楽 荘

趣味の事やら、日々の事、
思いつくままお気楽に。

ナンシー・ドルーミステリ

2012年10月30日 | 「 ぶんこ 」
先日、文庫本を選ぶ際、解説を参考にすると書きました。
もっと言うと、「解説を読んで、次回作を読みたくなった」ことさえあります。
最近で言うと、キャロリン・キーン著「ナンシー・ドルー」シリーズがそうです。
はじめに読んだのは、古本屋で購入した格安本。
表紙のイラストが、あまりにかわいいので、
おっさんが手を出すのがはばかりそうな気がしたのですが、
「格安だし、お試しだし」ということで、他の本と一緒に購入。
読み始めると、「なんか、古臭いなぁ」とか「えっ解決」とか
思っているうちに読み終わってしまった。
このままだったら、次は読まなかったかもしれません。
ところが、解説を読んで、「なるほどね、そういうことか」と
この作品が書かれた時代背景や、
アメリカでの位置づけなどを知ると、なぜか、
次回作が読みたくなってしまいました。

その本のタイトルは「古時計の秘密」
著者のキャロリン・キーンは個人の名前ではなく、
ストラテマイヤー工房がナンシー・ドルーシリーズを
世に送り出す時に使用するペンネームだそうです。
さらに、このナンシーをヒロインにした物語が
最初に書かれたのは1930年だそうで、しかも、驚くことに、
いまでも彼女をヒロインにした新作が発表されているらしい。

これだけ聞いただけでも、それなりに興味が沸いてくる。
「たしか、あと2冊ほどあったなぁ」と、早速古本屋へと
足を運びましたが、手に入ったのは1冊だけ、
幸い、シリーズ2作目だったので一安心。

「幽霊屋敷の謎」は1作目の解説で時代背景が多少
インプットされているので「うんうん、なるほど。この時代は
こうだったんだ」と・・・。
さらに、前作にもまして、ナンシーの探偵としての
技量というか、手際というか、ちゃんとミステリーとしての
謎解きのための布石が打たれていき、最期にそれを回収するという
手法にも迷いがない(←ちょっとえらそう)。

こちらの解説も、さらに、新たな情報を提供してくれます。
なにより、解説を書かれている方の
この作品を楽しみにされていることが伝わってくるようで、
にわか読者になった自分も楽しみになってきます。
実際、このブログの紹介を読むより、
本屋で手にとってみる方がいいでしょう。
たぶん、「おもしろそう」と思われると思います。

その後、出先で古本屋を覗いたり、アマゾンで安いものを購入し、
ナンシー・ドルーシリーズを買いあさり、読み始めたのですが、
残念なことに、創元推理文庫刊のナンシー・ドルーシリーズ
第1期は8冊でおわり。次のシリーズがでるかどうか
分からないということだそうです。

重ね重ね、残念でしかたない。
8冊を買い揃えたものの、それで終わりと思うと、
読み終えるのが惜しく、
現在、6冊目「レッド・ゲート農場の秘密」を
読み終えたところで読むのをやめている。

創元推理文庫の関係者の方にお願いしたい。
7冊目、8冊目を早く読ませたかったら、
続きを出してください。お願いします。
それから、表紙のイラストはミギーさんでお願いします。

大原②

2012年10月30日 | 「 かんこう 」
三千院、音無しの滝を見て、ぶらぶらと物見をしていると、
いつの間にか、日が傾き始めています。
もうひとつの目的地である寂光院へと向かいます。
こちらにもコスモス畑はありますが、やはり、
「もう1週間早くてもよかったなぁ」という感じでした。

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向こう(三千院側)ほどのお店はありませんが、味のある
佇まいのお店や住宅がありました。

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平家ゆかりの地らしい遺構もあります。

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真ん中に樹のある石段を登ったところが寂光院です。

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ある観光案内サイトにもこれと似た構図の写真がありました。
(向こうの方がいい写真でしたが、みんな考えることは同じなんだなぁ)

反対側から(ここがちょっとした箱庭のようになっていました。奥には池も)

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途中には温泉もあります。

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帰りは、少し回り道をしてみました。
すると、このような案内が・・・。(クリックで案内が読めます)

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日が傾き、柿の木を見ると、なにか物寂しい気がしてきます。

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京都あたりだと、紅葉が一番早いのは
大原あたりかなと思うのですが・・。

大原①

2012年10月29日 | 「 かんこう 」
紅葉の季節。今が旬の観光地をいくつか
紹介してみようと思います。
もちろん、ワンシーズンにすべてを回れるほど
旬が続くわけも、暇もないので
過去の写真も多用しての事になりますが・・・。
最初は大原。
訪れたのは2005年11月のはじめ、バイクで行ってきました。
7年も前のことですから多少は様子が
変わっているかもしれませんね。
最初は、定番の三千院へと向かうわけですが、
まづ、迎えてくれるのはコスモス畑。

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いろいろなお店がたくさんあります。

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思わず1枚買いそうになりました。

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大原女のかわいらしい看板?

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椿地蔵さん(クリックで由緒書きが読めます)

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この時は、コスモスには少し遅いかなと感じました。

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三千院の庭は美しいが紅葉はも少し後のほうがいいのかも。

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音無しの滝。音がするかどうかは・・・。

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大原には有名どころとして
三千院の他に寂光院もありますが
高野川を挟んで真反対の位置にあり、
ふたつを訪れるつもりなら、
早めに出かけられるのがいいでしょう。