予想以上の規模の砂嵐によって
離脱用ロケットの安全が脅かされた
第三次調査隊は調査を中止し、
火星離脱を決意した。
ハブ(居住棟)からロケットへ向かう途中、
植物学者のマーク・ワトニーは吹き飛ばされた
アンテナの直撃を受けて行方不明に。
捜索する間も嵐の勢いは増し、船長は
悲痛な決断を下す。
彼らが脱出し、嵐が収まった火星で、
ワトニーは息を吹き返す。
状況をおぼろげに理解したワトニーは
腹に刺さったアンテナのパーツを取り除く為に
ハブへと引き返した。
絶望的な状況でありながら、
どうすれば生き残れるか?
自分の能力を生かし、感謝祭用に
持ち込んだジャガイモを
栽培することを思い付いたワトニーは
自分や隊員たちが残していった
排泄物と火星の土、残されていた燃料を
使って作り出した水でようやくその難題をクリアーする。
絶望的な状況で理性的に行動できる
精神力の強さに感服。
さらに、機転の利く知性に驚かされる。
宇宙飛行士はスーパーマンだなぁと・・・。
あと、「そうだったんだ」と思ったのが
土と肥料になるものがあれば栽培できるじゃないかと
安直に感じていたんだが、
排泄物に含まれるバクテリアが重要なんだと知った。
バクテリアが死ぬと栽培が出来なくなってしまうんだと・・。
これ以上書くと、ワトニーが生存を掛けたあれこれ、
地球での救出の為のあれこれが
ネタバレになってしまうので
書かないが、なかなか見ごたえのある映画でした。