年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

『涼宮ハルヒの驚愕』展開強引予想!?…朝倉さん再登場の期待

2009-03-03 00:58:38 | 涼宮ハルヒ
『朝倉さん再登場』というか、『シャミセンの中に朝倉さん』なら、出まくりだったと言うことになりますね。
『ハルヒちゃん』『ちゅるやさん』でも、登場しまくりですから、まず、登場させることが前提で、後付けで出る理由を考えた方が良いかと。
『原子番号3リチウム=カストル石→「3」繋がりで三毛猫シャミセン』・『原子番号55セシウム=ポルックス石→朝倉さんの部屋番号「505」』の『エルバイト』繋がりと、
シャミがキョンのジャンパーをズタズタにしたという『動揺』での記述→『刃物女・朝倉さん』のイメージ、
から『シャミの中に朝倉さん』?と。
後は、いつもの足し算引き算で、
以前の更新で『55+22=77』は
『原子番号77:イリジウム』→恐竜を滅ぼした隕石の成分?→『代打の切り札吉村の背番号「55→77」と変化』→ミヨキチは55繋がりの朝倉のバックアップでもあり、破滅の元凶でもある?
『55→505=ハルヒのSOS団』『22→202=ZOZ、横浜の佐々木の背番号「22」→佐々木団がZOZ団』と考えると→『55+22』は対立の解消、平和を暗示?→ミヨキチは平和の切り札でもある?
『77→喜寿は77歳のお祝い』→『「喜」繋がりで「喜緑さん」』→ミヨキチは喜緑さんとも結びつく?
『77→七夕にハルヒは拘ってる』→全てのはじまり、『七夕』が『憂鬱』~『分裂』を解く鍵?→『七夕』にまつわる神話、伝承に鍵が?
といったコジツケの嵐に曝して来ました。
今回は『55-22=33』について。
とりあえず、このブログの習慣で『原子番号33:砒素』。
砒素と言えば『ナポレオンの死因』説がある→『犬のフィラリアの薬の成分』
『エルバ島』と『犬』にまたまた繋がってしまいました。
『33=携帯のキーでは「ささ、33」』→『佐々木』!?
まあ、携帯といえば、『分裂』ネタ同人で、佐々木さんとキョンのメアド交換ネタが多く描かれましたが、ようやく私も私のやり方で「謎解きの一環としての携帯ネタ」。
『佐々木さんは英雄を殺す毒+犬の薬』…ミヨキチの『平和+滅亡』同様、どちらに転ぶかをキョンが選択するんでしょうね。『陰謀』でみくる(大)がキョンに選択を誤るなといってましたから。
前回の『犬であり猫』、単にコジツケ過剰で辻褄が合わなくなっただけかと思ったら、運良くコジツケ連鎖が長距離連鎖になる原因に。
「所詮コジツケ、たはぶれあそび」が指導理念ですが、偶然に助けられると努力の成果を得るのとはまた別の幸福感がありますね。
前回の更新で舌足らずだったところを補足。
シーガーによると『描写のストーリー』は、『「現実はこういうものだ」と提示し、ある状況に陥った登場人物を描写する』物語形式で『論理的な展開はあまり重要視されず、個々のシーンや質感、全体の雰囲気などが主な魅力になる』そうです。
この定義を読んで、ああ、『私小説』だなあと思うと同時に、京アニの風景や細部作り込み(山寛もそうですね)、押井守がアニメ化した『スカイクロラ』、新海誠『ほしのこえ』を連想してしまいました。
面白いつまらないは作品毎ですが、この技法自体はアリだと思うし、私が誰かの作品の「雰囲気」を評価する場合に注目するポイントを強調できる様式だと思います。
こういう点を押さえた作品が好きだとか、こういう形式の作品を作りたいって人、結構、多数派だと思いますが。
日本人が書いた漫画アニメの教科書に書いて有るやり方は、シーガーの理想とするドラマチックなフィクションを作るのに向いていて、若い作家志望が求めるノウハウじゃない様に見受けられます。
「ハリウッドや今までの教科書の逆をやれば個性的で尖ってて革命的だ」と思ってる反骨の求道者が増えてる様に思うので、近い将来、教科書も改まるでしょうか。
面白いハルヒ同人紹介
エレクトロガール『STAR!STAR!STAR!』:奈月なづさんの初同人誌。なづさんご自身は、未熟だと謙遜なさってますが、達者な絵です。漫画よりはイラスト派と見受けられます。
「お姫様抱っこ」だけで本一冊、という着眼点が良いですね。話の構造も整ってます。
川邊一人が書いてたと記憶してますが、「物語」をキャラの欲望実現のための努力の過程と考え、
ストーリー展開の「盛り上がり」は「目標達成に向ってのキャラの貫通行動」と、「目標達成への障害」との「葛藤」の大きさでもたらされると考えた場合、
ハルヒが願望を持ち、それを具体化してゆこうとする展開は基本に忠実。
しかも期待通りにならないという「挫折」を与えているのが手堅い展開。私はキャラに安易にご褒美を上げてしまいがちなので、きちんと葛藤させられる人は羨ましいです。
期待通りではないけど結果オーライという展開で、単純な目標達成万歳には無い味わいが生まれてます。
良い読後感なのは、中盤の「挫折」が読み手の胸に刺さった棘になっていたおかげです。
なるほど、このために先人は「主人公の挫折」を描く努力をしてきたのだなあと思い至りました。
残念なのは、コマの中の人物の大きさが同じくらいで、コマ割も1頁当りのコマの数も序盤の説明部分とクライマックスや余韻部分で同じくらいになっているため、話はドキドキ展開なのに平坦な印象になってしまってる点です。
クライマックスやアクション、余韻の頁は大コマとって、1頁当りコマ数を減らす方が視覚に訴えると思います。
小池一夫が1997年だかに書いた文章では、平均1頁当り6~8コマだそうですから、クライマックスとかは1~4くらいになると言うことでしょう。
「お姫様抱っこに高校生が憧れる」などという恥ずかしい良い設定の上に、折角可愛らしいキャラを描けるのですから、ツンやデレを大コマにとったらもっと身悶えする展開になったと思います。
女の子の表情が輝いて描ける方。特に表紙のハルヒの表情とか、輝いてます。キョン、古泉も美男に描けてます。羨ましい。
読み飛ばすコマに見せ場のコマとあまり変わらない手間をかけてるように見えるのも残念。苦労が徒労になってしまうので、見せ場やキャラの表情とかには力を入れて、読み飛ばさせるコマは手を抜くべきだとおもいます。
キャラがとにかくアクションに訴えるというノリ、「絵で説明する」という、なづさんの姿勢は、視覚娯楽としての漫画にとっては重要なポイントを押さえていると言えます。
ただ、TTTの「ハルヒかわいい」が代表例ですが、ハートフルストーリーの場合、心理描写がアクションを補強し、ときに凌駕する場合があります。
先日紹介したTOYJUMP!さんの場合、盛り上げといて実は妄想でした!なんてことをやっておられますし、
「MUNT」みたいに独白ばかりも困りますが、キャラの欲望を表現するのに、アクションの一部を心理描写に割り振った方が、読み手がキャラの内面を覗いた気分がして、キャラの掘り下げに貢献するようにも思います。
展開自体は模範的な「ストーリー漫画」が作れてると思いますので、なづさんがひらめいたアイディアの映像化に合った形式を与えてどんどん盛り上げてください。
tomatohouse-905'sroom『涼宮ハルヒの流転』:サークル名、これで良いのでしょうか…すみれさん、成長していないとご謙遜なさっておられますが、絵は描き慣れておられますし、セリフも無駄が無く、キャラの表情が上手いので、会話でドラマを押せてます。
学園モノくらいなら描きたいことは大体描ける水準だと思います。
ただ、フリーハンドの効果線が効果的でない、荒い印象を与える場合があるので、校舎や壁、机のような硬質な背景にかけたり、勢いのある動作に使う場合には道具を使って硬質・均質な線を引いた方が良いと思います。
フリーハンドの場合でも、向きをそろえた方が良い場合があるので、たとえば、フリーハンドで長さ2センチ幅2ミリくらいの平行線を描き、その中間に両側の線と重ならないように3本目を描き入れるという練習をやってみるのも良いかと思います。
折角デジタル環境が有るのですから、「一面の紅葉」は実写取り込みより、トーン加工等のデジタルパワーの活用が良いかと思います。
脇キャラの活用が上手いですね。古泉の使えねー所とか谷口や妹ちゃんの登場のさせ方、使い方が自然で上手いと思いました。各々ちゃんとストーリーを進めるのに貢献してますし。
すみれさんのデザイン化したキャラの表情が生き生きしているので、画面が引き締まります。女の子は可愛らしくキョンはダルそうで、良いですね。
長門の存在感とか、ハルヒのデレに抑制が効いてるところとか、すみれさん、ツンクール派でしょうか?
適度にアップを挟んだり、カメラを移動させたり、変化を画面に与えようと言う配慮が有るのも、一気に読める理由かと思います。
私は構図の変化をさせるのが苦手なので、羨ましく思います。
こういう工夫でキャラの会話に「勢い」が与えられた結果、心のすれ違いが一件落着、という日常的な出来事が「描写のストーリー」に仕上がっています。
「後日談」も、私の考える谷川さんや京アニのテイストで、入れて正解だったと思います。
まだまだ紹介すべき作品はたくさん残っています。


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