年下研究

『けいおん!!』トンデモコジツケ連鎖中!涼宮ハルヒの憂鬱の謎解きコジツケの履歴保管庫。

分裂の行間…湯飲み茶碗

2007-06-28 06:24:01 | 涼宮ハルヒ
モノは壊れる、人は死ぬ、という歌詞がムーンライダースに有りましたが。
「どうしてそれがそんなに大事なの?」と野次馬根性で聞かないコンピ研部長が描きたかった。まあ、原作やアニメの描かれ方からするとうっかり聞いてヤブヘビ、というキャラに見えますが、鈍感でない限り、キョンに対する長門の反応で、こいつが湯飲みのカレか?とすぐ合点がいくと思います。詮索の必要もないかと。
1コマ目の部長のセリフは、健康の増大を病気の縮小とゼロサムで捉えた発想で、先輩に借りたケプラー予想の本に載っていたシンプレックス法のコジツケ的適用です。
以前、知人が「どうやったら面白い漫画が描けるか?」について知人達で話した折に「考えうる一番つまらない話を考えて、その逆をやる」という案を出した人が居たそうです。
最初聞いたときは、面白い話を考えるのも大変なのに、つまらないものを考えて、それを引っくり返すのは、二度手間、時間が掛かる、と思いました。
しかし、ケプラー予想とか、コンピューターを利用した数学の証明の場合、例えばある図形が最大になると言うことは、余白が最小になると言うことと同じだと定義されて、余白の最小を追求する事で、図形の最大をもとめたりするようです。
背理法の幾何学版のように思えますけど。
今では、頭から否定するのではなく、デジタル時代に合致した、シンプレックスアルゴリズムの漫画版と思って、検討に値する発想法だと思っています。但し、コンピューターの計算速度あってのシンプレックス法なので、有限時間内に人間様の頭で場合を尽くせるかは困難が予想されますが。
ただ、発想が誤りでないということが重要なのです。変数を限定できれば人力でも解析可能に出来るでしょうし。
まあ、そんなうだうだの痕跡、記念碑が一コマ目のセリフなのですねえ。
…体調不良のときにネタ出しすると、うだうだするよという事例研究みたいですね。


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2 コメント

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逆転の発想 (takuji)
2007-06-29 09:28:04
アレ、でもそれでできるのは面白い話なのであって、面白いマンガじゃないんじゃないですかね? 世の中、話のつまらない面白いマンガはあるわけなんで。これは話と絵が半ば一体化するマンガならではなんでしょうね。
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鋭い指摘です (malcolm.X)
2007-06-29 21:05:02
漫画が描ける能力がある人が、面白いストーリーを思いついたら、能力に応じた面白い漫画になります。
漫画を描いたことの無い人が、面白いストーリーを思いついたとしたら、描けないのですから、漫画にはなりません。
そもそも漫画よりアニメ向きの話だったり、本人は気がつかないだけで、全然ストーリーの体裁がなっていないかもしれません。
本当は、まず、その人の今までの作品を実見した上で、いろいろな創作上の話しはした方がよいのかもしれません。
私の話したことのある人で、「しっかりした漫画が描きたいんですよ」と言ってる人がいましたが、女の子キャラの顔のアップ絵だけ見せれば漫画の話が出来ると思っているんですよね。「しっかりした漫画」は女の子の顔のアップ以外もあるから面白く読める漫画だと思うのですが。
いろいろなキャラの顔を描きたいというだけで漫画を描き始めてしまい、何年か経ちましたが完成していないという人も知っています。
…そういう人達の逆をやれば面白い漫画が描けるかもしれません。
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