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MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

北総監獄を走る電車~H:1000形

2006-11-19 | 北総監獄
今日は一昨日も取り上げた、北総監獄(千葉ニュータウン)を走る高額運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)を走る車両について取り上げたいと思います。

この車両は列車番号で「H」が付く、この「開発を止めた某鉄道」に現在定期的に乗り入れる唯一の大手私鉄に所属する1000形と呼ばれる車両で、製造年代は1960年以前~1970年代後半までと長い事からバリエーションも色々あり、大きく分けると屋根上の冷房装置が分散型の前期形と、集中式を採用した後期形に分けられます。

前期形が活躍していた頃は、この車両が「開発を止めた某鉄道」に乗り入れた事もあり、また「開発を止めた某鉄道」自体も1000形の前期形を中古で譲り受け、見るからに不似合いな銀色(+青帯)で7150形と称して走らせていた事もあり、この車両の末期にはカラードアと称してドア毎に異なる塗装を施した見るに堪えない醜態となって近づくのも躊躇う状況でした。

この前期形は一部が香川県の高松琴平電気鉄道(琴電)にも譲渡され、こちらは今でも現役で走っており、MAKIKYUもこれにも乗車した事があります。
(これは車内も余り手を入れていませんので、首都圏に連れ戻された錯覚を覚えます)

現在は後期形のみが活躍し、現在「開発を止めた某鉄道」に乗り入れる1000形も後期形に該当しますが、現在は後期形にも廃車が発生し徐々に数を減らしています。

また編成の組み換えやブレーキ方式の相違などの要因で地下鉄直通用の8両編成が減少し、地下鉄を越えて更に先に位置する「開発を止めた某鉄道」でも見かける機会は減少していますが、6両編成で自社線内運用に就く車両は結構多く、極端な快特(優等列車)優先ダイヤでこれに乗客が偏重し、手を焼いた同社が対策として車内広告などで積極的に告知している普通車(各駅停車)の魅力再発見にも一役買っています。
(MAKIKYUもこの鉄道に限らず、時間に余裕のある際は優等列車に何度か抜かされながらも、ゆったりと過ごせる大手私鉄の各駅停車に1時間位乗車する事は結構あります。車内広告で告知となると極端な事例ですが、皆様も混雑緩和への貢献を兼ねて各駅停車を積極的に利用されては如何でしょうか?)

ちなみにこの車両、古いながらも高速運転には随分こだわる(その分は運賃に転嫁されていますが…)大手私鉄の車両と言うだけあって、高速走行時に異音を発する事もなく、また発進・加速時の振動も年代の割にはさほどありませんので走りは比較的安定しています。

車内もこの大手私鉄が最近導入・改装した車両の様な「ブカブカ」した異様な座席ではなく、内装も淡緑色の化粧板をはじめとした寒色系の落ち着いた感じで、「開発を止めた某鉄道」の老兵7250形よりはずっと程度の良い車両です。

ただこの会社が以前こだわり続けていた片開きの客用ドアや、ドア脇の座席付近に荷棚とつながるポールがないなど、混雑の激しい首都圏で通勤車両として使うには不適な面もあり、この点は少々使い難そうですが、「ブカブカ」した異様な座席の同社新型車両や荒れ放題の「開発を止めた某鉄道」の車両に比べるとこちらの方が居住性の面では有難い存在です。
(さすがに地下鉄から乗り入れてくる車両には劣りますが…)

しかしながら車歴は30年を越えたモノが多く、まして高速運転で酷使されていますので比較的老朽化が進んでいる事も予想され、その上高加速運転を行う為に全車電動車方式を採用し、それもエネルギー効率の悪い抵抗制御車ですので、「開発を止めた某鉄道」で姿を見られるのはそう長くなさそうです。

この大手私鉄が地下鉄直通運用からこの1000形を外すのは時間の問題だと思いますが、「開発を止めた某鉄道」も一昨日取り上げた7250形の様な出来栄えの悪い親会社のボロ車両をリースする位なら、せめて廃車になるこの車両でも入れて頂きたいものです。
(ただし以前の7150形の様に気味悪い塗装にされるのは御免ですので、なるべく原形に近い形でという条件付ですが…)

リンク追加のお知らせ(061118)

2006-11-18 | Weblog
皆様、いつも「MAKIKYUのページ」にアクセス頂きありがとうございます。

本日より以下のサイト様とのリンクを開始致しましたのでご案内致します。

「さすらい館Returnes」(さすらいの8143様) <相互>
鉄道ネタを中心としたブログで、名前の通り以前あったサイトが休業した後に復活したページです。また母屋の他に鉄道関連以外のネタを取り扱う別館もあります。
母屋のURLは以下の通りです。
http://ameblo.jp/sasurai-museum/

「セト市交通局」(セト市交通局様) <相互>
愛知環状鉄道や名鉄瀬戸線など、愛知県瀬戸市を走る鉄道を中心に取り上げたページです。URLは以下の通りです。
http://blog.goo.ne.jp/new-party893/


以上のサイトはトップページのBOOKMARKに新着サイトとして1週間~10日程度掲載するほか、BOOKMARKに表示されているリンク集(1)にリンク先サイトとして掲載し、こちらから随時お乗換えが可能です。

また「MAKIKYUのページ」では随時リンク先サイトを募集しておりますので、相互リンクを希望される方はMAKIKYU宛にメール、またはページのコメント欄にて連絡をお願い致します。(メールアドレスは「このページについて」の項目下部に掲載しています)

なお「MAKIKYUのページ」は日本国内の鉄道・バス関連や韓国・中国関連の記事を中心としたページですが、その他の内容を扱うサイト様でも営利目的を主としたサイトやページ運営上支障のあるサイト、内容が殆ど無くまた更新も殆ど行われないサイト以外でしたら歓迎ですので、希望される方はお気軽にお申し出下さい。

全州駅の駅舎とバス停

2006-11-18 | 海外その他
 

今日全州を走る列車に関する記事を掲載しましたので、街の紹介も少ししたいと思います。

MAKIKYUは韓国へ何度か旅行で出向いていますが、その際には日本(福岡)からの高速船(Beetleなど)が発着する釜山Busanや、韓国の首都で様々なモノが集まり、地下鉄や首都圏電鉄などの交通網も発達したSeoulなどは必ず訪れる街ですが、これらとは離れた地方の湖南地方(全羅道方面)へもよく足を伸ばしており、その中でも毎度訪れる街として、全羅北道の道庁所在都市・全州市があります。

この街は人口60万人程の地方都市(日本の人口30万人程度の県庁所在都市と同程度と考えて頂ければ、大体のイメージは掴めると思います)ですが、「食は全州にあり」と言われるほど、韓国では美味な食べ物が揃っている事で知られ、全州では特に「ピビムパプBibimbap」(ビビンバ・混ぜご飯)が有名です。

また街の中心部には韓屋の保存地区があり、この周辺にも慶基殿Gyonggi-jeonや豊南門Bungnam-munといった史跡もあるなど見所は幾つもあり、歴史のある街という事も生かして観光にも力を入れており、街の玄関口に当たる韓国鉄道(KORAIL)の全州駅の駅舎や、駅前の市内バス乗り場までもが、それに相応しい造りとなっているのは特筆すべき点で、今回はこの2つの画像を掲載します。
(写真はありませんが高速道路のインターチェンジも独特な形をしており、こちらは高速バスでこの街へアクセスする場合に見られます)

全州は釜山やSeoulなどと異なり、まだ観光で訪れる日本人もさほど多くなく(それなりには居ますが…)、市内の移動手段も専ら市内バス(全州駅と中心部やバスターミナルの間は距離が離れていますので、これらを移動する際には必須です)ですので、韓国に不慣れな方が個人で旅行するには少々難易度が上がります。

ただ駅前やバスターミナル、慶基殿周辺などに公設の観光案内所(韓国ではこの手の案内所が日本よりはるかに充実しています)では日本語も通用しますので、日程に余裕のある際は大都市だけでなく、地方へも足を伸ばされると一味違った韓国旅行が楽しめるのでは?と思います。

この街のピビムパプや名所に関しても、その内追って取り上げたいと思いますので、こちらを期待している方はもう暫くお待ち下さい。

韓国鉄道 9501型ディーゼル動車[CDC](2)

2006-11-18 | 鉄道[大韓民国・KORAIL列車]
 

「MAKIKYUのページ」では以前、現在は専ら「通勤列車Tonggeun-Yeolcha」で使用される韓国鉄道(KORAIL)の9501型ディーゼル動車[CDC]について取り上げましたが、今日は最近になって塗装が変更されたCDCについて取り上げたいと思います。

以前は先日取り上げたCDCを含めて幾つかの種類の塗装が存在し、中には複数の塗装が入り乱れて編成美は…といった編成も見られましたが、現在は白をベースに窓周りがグレー、そしてドア部分や前面がKORAILの新しいコーポレートカラーになっているブルーと通勤列車のカラー(?)とでもいう黄緑色に塗られた、首都圏電鉄新塗装と類似した塗り分けパターンのCDC新塗装に塗り替えが進み、各種の旧塗装はあっという間に見られなくなっています。

また以前このCDCを取り上げた際には文章で少々言及しただけの車内の様子ですが、こちらもクロスシート部分が転換式に改められた後の画像を掲載しておきます。

この車両はカミンズ製350PSエンジンを搭載(先頭車は1台・中間車は2台)していて加速も悪くなく、転換式クロスシート部分のピッチもそこそこで、この座席だけなら狭くて方向が変えられない高速列車KTXの一般室座席よりずっと良いと感じます。

ただ台車が良くないのか走行中の騒音や振動が激しく、また化粧版が難燃化改造前の地下鉄車両と同程度の安物のままですので、こういった点が改善されればかなり上等な車両なのではと感じます。

それでも通勤列車の運賃は韓国の物価を考慮すると激安で、これでも上等すぎる車両であると思いますが、一部の路線を除くと運行列車がかなり限られますので、増備はなくともせめてCDCの稼働率を上げて頂ければ有難いものですが、最近行われたダイヤ改正(改悪?)では通勤列車の運行区間・本数が削減されており残念な限りです。

ちなみにこの新塗装に改められたCDCの写真は、今年夏にMAKIKYUが全羅北道Jeolla-Bukdoの群山Gunsan~益山Iksan~全州Jeonju間を3両編成で走る通勤列車に乗車した際に終着の全州駅で撮影したもので、この一帯はソウル近郊(ここが一番多いです)や大邱Daegu線と並び、通勤列車が多数運行される地域となっています。
(それでも一日に10往復に満たない数ですが…)

北総監獄を走る電車~N:7250形…特急列車でも大活躍

2006-11-17 | 北総監獄

 

今日は北総監獄(千葉ニュータウン)を走る、高額運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)の車両を紹介します。

この7250形と呼ばれる車両は、列車番号で「N」が付く「開発を止めた某鉄道」に所属する車両で、元は親会社をお払い箱になった旧型車両がリースされたものです。

そのためこの「開発を止めた某鉄道」自体の最初の開通区間が1979年にも関わらず、この車両は1960年代製となっており、当然この鉄道の中では最も古い車両です。

「開発を止めた某鉄道」の中でこの車両だけはグレー地に塗られた塗装車両(他はステンレス車体)ですが、この鉄道の開通当初に導入された7000形と呼ばれるヘンテコな形(Σ形)をした奇抜な電車に廃車が発生した現在でも、未だにしぶとく活躍しています。

それどころか、この「開発を止めた某鉄道」はこの車両をえらく気に入っている様で、一編成(厳密には4両2編成ですが…)しか在籍していない7250形は「開発を止めた某鉄道」の花形列車で平日朝の上り方向のみで運行される最優等種別「特急」で優先的に運用(ただし「開発を止めた某鉄道」の車両で運用される列車の話で、乗り入れ先の地下鉄車両で運用される列車には当然来ません)されている様で、この特急列車を見た際には7250形が走っている姿をMAKIKYUもよく見かけますし、逆に土休日に7250形が稼動している姿を見かける事は比較的少ない気がします。

これはなるべく通勤客などが多数利用する列車に運用する事で、看板車両を少しでも多くの乗客がこの車両の恩恵に授かれる様にすると共に、割安な乗車券(高割引の土休日回数券が沿線でバラ売りされ、また「開発を止めた某鉄道」自体も一定期間の土休日には一日乗車券を販売します)での乗客が増える土休日に、この車両を安い単価で乗車させるのは勿体無いと考えている様に思えてなりません。

ちなみにこの車両が運用される特急の時刻は、北総監獄にある「開発を止めた某鉄道」の基点・某日本医大駅を7時30分前に出発する特急が該当し、その後は主に普通で運用されます。
(この車両が他の運用に入ったり、その日の運用がない場合などで他車両が運行される事も結構ありますが、それでも荒れ放題の惨状に呆れるかと思います)

MAKIKYUの個人的な印象としては、あれだけ高い運賃を取ってこんなモノといった感じで、鬱陶しい内装や利きの悪い空調、発進・加速時の大きい衝撃や高速走行時の異音などは不快極まりなく感じられ、先週この鉄道の普通列車で乗車した際も余りの酷さに腹立たしい限りでしたが、「開発を止めた某鉄道」としては「こんな斬新で素晴らしい車両が特急料金無しで乗車できてお値打ち」とでも考えていそうな気配を感じます。

ちなみにこの車両を用いた特急列車のお値段(運賃)を、北総監獄中央駅からの主要区間を例に挙げますと以下の様になります。(☆は途中の泉岳寺で接続列車に乗り換え・また運賃・㎞数は他社線乗り入れ区間を含みます)
~品川(43.4㎞) 1290円(51270円)☆
~日本橋(36.0㎞) 1110円(45080円)
~青砥(25.0㎞) 890円(37020円)

左側が普通運賃(片道)・右側が通勤定期(1ヶ月)の運賃ですが、このお値段は特急料金無料とはいえ他社の有料特急並み、或いはそれ以上といった所で、私鉄有料特急の代表的な例を挙げますと…

小田急(VSE)・新宿~町田(30.8㎞) 360円+400円=760円
小田急(EXE)・新宿~本厚木(45.4㎞) 480円+550円=1030円
東武(SPECIA)・浅草~春日部(35.3㎞) 500円+500円=1000円
近鉄(ACE)・京都~大和西大寺(34.6㎞) 540円+500円=1040円
南海(Rapit)・難波~泉佐野(34.0㎞) 580円+500円=1080円

また私鉄有料特急に比べて割高と言われるJRの特急を事例に出しますと…

JR東日本(E257系100番台・255系)・東京~蘇我(43.0㎞) 740円+500円=1240円
JR九州(885系・783系)・鳥栖~佐賀(25.0㎞) 450円+300円=750円

以上はお値段の左側が普通運賃・中央が特急料金・右側が合計額で、会社名脇の( )内は使用される代表的な車両の一例を示しています。

これらを見ていただくとお分かり頂けると思いますが、北総監獄を走る「開発を止めた某鉄道」の特急列車は、特急料金不要とはいえ運賃だけで他社の有料特急を上回っています。

これらの有料特急の中で、SPECIAと255系にはまだ乗車した事がありませんが、それ以外の各車両に乗車した限りではどれもそれなりのグレードを備えているかと感じます。

また他社で特急料金不要の特急における代表的事例を挙げますと…

京王(8000系・7000系)・新宿~京王八王子(37.9㎞) 350円(13190円)
東急(5050系・9000系)・渋谷~横浜(24.2㎞) 260円(9670円)
阪急(6300系・9300系)・梅田~河原町(47.7㎞) 390円(15070円)
京阪(8000系・9000系)・淀屋橋~三条(49.3㎞) 400円(14990円)
西鉄(8000系・5000系)・西鉄福岡(天神)~西鉄久留米(38.6㎞) 600円(22280円) 
山陽電鉄(5000系)・山陽姫路~山陽明石(39.0㎞) 680円(22620円)

会社名の右側は代表的な使用車両、左側が普通運賃(片道)・右側が通勤定期(1ヶ月)の運賃ですが、これを見て頂くと分かる通りどれも「開発を止めた某鉄道」と比べて大幅に安く、これは首都圏や京阪神の大手私鉄だけでなく、九州の西鉄や中小私鉄の山陽電車でも言える事です。

この様な事を言い出すと、これらの私鉄は「安かろう悪かろう」ではないかと反論する方もいるかもしれませんが、ここに挙げた事例の特急で用いられる車両はどれも「開発を止めた某鉄道」の7250形より程度の良い車両で、特に関東2社と西鉄5000系以外のクロスシート車はかなり出来栄えの良い車両です。

またこの事例の中では割合古い部類に入り、沿線乗客からも決して歓迎される車両とは言えないロングシートの京王7000系や西鉄5000系といった車両でも、「開発を止めた某鉄道」の7250形なんかに比べたら居住性や内装ははるかに優れていると感じます。

ましてや斬新なデザインや独自色の強い豪華な内装が特徴の小田急VSEや南海Rapit、JR九州885系(白いかもめ)などとは比較にも値せず、これらの有料特急より高い金額を徴収しているとは情けないを通り越して呆れ返る状況で、殿様商売にも程があるのでは…と少なくともMAKIKYUは感じます。

ただ通称「NKTH」と呼ばれるこの「開発を止めた某鉄道」やその直通運転線区に愛着を持たれている方々からは、VSEやRapit、885系(白いかもめ)なんかは7250形とは比べ物にならない粗末な車両で、この7250形の価値を考えればむしろ特急列車としてはお値打ち、と考えられる方も居られるかと思います。
(開発を止めた某鉄道」に愛想を尽かしているMAKIKYUはこんな事は絶対考えられませんが…)

その様な事を考え、毎日自腹で運賃を負担してでも7250形の特急電車で通勤したいと考えている方は、北総監獄を走る「開発を止めた某鉄道」の駅前に最近新築マンションなども多数出来ていますので、これらの購入を検討するなどして北総監獄への移住(入獄)を決断されても良いかもしれません。
(毎日こんな列車には乗りたくないと思う方は、北総監獄への移住は止めた方が無難です。北総監獄の服役囚(住民)の中にもMAKIKYUの様に嫌気がさしている者もいますので…)

ちなみに写真は「開発を止めた某鉄道」の7250形を用いた特急列車(北総監獄中央駅にて)と、「開発を止めた某鉄道」の始発・某日本医大駅にある運賃表(1駅たったの(?)300円・3駅乗って570円)です。
(北総監獄中央駅の運賃表は、このカテゴリーの別記事で既に既出です)

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は、これを見てどう思われるでしょうか?

「開発を止めた某鉄道」7250形の特急列車でこの運賃は頂けない…と思う方をはじめ、この車両の特急こそ素晴らしいと思われる方など、何かこの7250形や他の比較対象にした特急列車に関する感想などありましたら、コメントもお気軽にどうぞ。


JR九州885系・白いかもめ(2)~車内の様子

2006-11-16 | 鉄道[九州・JR]
 

(2)では車内の様子について取り上げたいと思います。

この車両は、JR九州では恒例のこだわりのデザイナーが内外を徹底的に作り込んでいる事もあり、外観は洗練された感じでかなりのモノですが、車内も他の鉄道車両とは随分様相の異なる独特のモノとなっています。

座席は本革を用いたモノで、これは日本の鉄道車両では実例が少なく好みも大きく別れそうですが、個人的には座り心地もなかなかであると感じますし、写真では分かりませんが背面にはチケットホルダーなども備えており、脚台もデザインが考慮され、一脚で座席が支持される構造になっているなど、デザインと実用面の双方でなかなか気の利いた作りになっていると感じます。

車内側面の化粧版は随分作り込んだ感じの車両にしては質素な印象を受けるものですが、床には木材を使用し、天井もデザイン性を考慮した独特な感じで、荷棚はハットラック式、これは中を開けると黄色一色になっているのには驚かされます。

これを見るだけでも驚かされますが、この列車内にはフリースペースなども設けられ、この辺りの掲示やスペースの作りをはじめ、初めて乗車したら驚かされる事が色々ある車両ですが、既存の鉄道車両に対する概念を打ち破る程インパクトのある車両ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、九州へ行かれてこの車両に遭遇した際は、外観を眺めるだけではなく是非一度乗車される事をオススメしたい車両で、MAKIKYUも初めてこの車両に乗車した際は大感激、その後九州を訪問した際に何度か乗車しています。

また885系にはこの特急「かもめ」用車両以外に、特急「ソニック」用の車両も存在しますが、こちらも座席の色彩などが異なるものの設備的には似た様なモノですので、こちらに試乗されるのも良いかもしれません。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、九州へ行かれる機会がありましたら是非一度この885系電車に乗車されてみては如何でしょうか?

JR九州885系・白いかもめ(1)~在来線特急の最高傑作?

2006-11-16 | 鉄道[九州・JR]
 

今日もJR車両の紹介ですが、今度はMAKIKYUが夏の大旅行中に乗車したJR九州が誇る新型特急車・885系電車について取り上げたいと思います。

この車両は、長崎本線を走る特急「かもめ」で使用されていた旧型特急車(485系)の老朽取替えと、スピードアップや高品質な客室設備によるサービスアップを目指して親製された新型の特急形電車です。

現代の趨勢を反映して当然VVVFインバーター制御を採用、また曲線の多い線区でも速度を落とさずに高速で運行可能な様に振り子式を採用しています。

デザインはJR九州の各列車やバス・船舶までを手がけるこだわりのデザイナーが担当したもので、以前はシックで派手な感じのデザインが多かったものの、この車両辺りからは傾向が変化してシンプルな感じのモノになっていますが、ロゴなどの表記を各所に並べたデザインは相変わらずで、このデザイナーの特徴と言った所です。

個人的にはこの白一色のボディに、かもめの口ばしの様な黄色がアクセントになった塗装や、優美な形状の前面(これは一部で某国の高速列車に似ているという説も…)などはなかなかだと思いますし、MAKIKYUが九州を訪れたら必ず乗りたい車両の上位にもランクインします。

しかもこれだけの車両にも関わらず、九州内は高速バスとの競争が激しい事もあってか、「2枚きっぷ」などの企画乗車券や、利用日が限られるとはいえ若者向け(30歳以下)には「ナイスゴーイングカード」会員特典の大幅割引(101㎞以上の利用が前提で、九州内のJR在来線のみ利用の場合は料金も含めて40%OFF)などもあり、比較的割安に乗車できるのは有難いもので、また運行本数も1時間間隔などの比較的分かり易いダイヤ設定も行われていますので、乗車も比較的容易です。

この塗装の885系は専ら博多~長崎間の特急「かもめ」に使用され、この他博多~大分・佐伯間の特急「ソニック」にも色違いの車両が使用されますが、現在は両者とも半室グリーン車を含む6両編成で、若干の差はあるものの共通運用が可能な事もあって「かもめ」用の車両も時々「ソニック」に使用されます。

1枚目の写真は今年夏にMAKIKYUが特急「ソニック」に乗車して大分駅で降車後に撮影したもので、2枚目の写真は以前撮影した車外のロゴですが、これもシンプルながらなかなかいいモノと感じます。

車内の様子に関しては別記事で取り上げたいと思います。

JR東日本 211系3000番台~一部は最近千葉地区へ

2006-11-15 | 鉄道[首都圏・JR]
先週MAKIKYUは所用で房総方面へ出向いていましたが、その際に最近千葉地区での運用が開始されて話題になっている211系電車にも遭遇・乗車する事が出来ましたので、今日はその211系に関して取り上げたいと思います。

211系は国鉄末期~JRへの民営化直後にかけて製造された近郊型電車で、現在JR東日本とJR東海で多数の車両が活躍していますが、JR東日本では東海道線用に導入された車両と宇都宮・高崎線用に導入された車両に大きく分けられ、両者共に一部を除いて普通車の座席が通勤型車両同然のオールロングシートとなっているのも特徴です。

その内後者は1000番台・3000番台と呼ばれる寒冷地対策車で、半自動ドアスイッチの取り付けなどが行われ、また編成の片方の先頭が電動車となり、グリーン車の組み込みがなく5両編成のみとなっているなどの差異があります。

この1000番台・3000番台車は導入から長らくの間、5両編成~15両編成(5両編成を3本連結)で宇都宮線や高崎線を走り続けて来ましたが、同線の211系に老朽廃車となった113系の2階建てグリーン車(この車両の車歴は211系と同程度です)を改造して組み込む事になり、近年大規模な編成組み換えが行われて10両編成も登場しています。

当初の予定では、一部の列車はグリーン車なしの5両編成を複数連結して運行する予定もあった様ですが、新型車E231系にグリーン車を導入した際に評判が良かった様で、上野発着や湘南新宿ラインを走る宇都宮線・高崎線の列車は全てグリーン車付き列車とする方針変更が行われ、これにより余剰となった211系を転用する事で老朽車(113系)の玉突き廃車を行うこととなり、最近一部車両が千葉地区へ転属となっています。

千葉地区へ転属した211系は、今までJR東日本で走っていた211系で御馴染みの緑とオレンジ色の通称東海道色と呼ばれる塗装から、房総方面を走る特急車両で御馴染みの黄色とブルーの新塗装に改められているのが大きな特徴で、この地区では総武快速線~横須賀線直通列車に使用されるE217系でも従来車113系と同じスカ色と呼ばれる紺色と肌色の帯ですので、見た目は少々インパクトがあります。

行先表示の字幕も路線別のラインカラーを用いたものに変わっていますが、オールロングシート(現在千葉地区を走る211系はロングシートの3000番台のみです)の車内は相変わらずで、特に大きな変化は見られません。

この車両は先月下旬から運用が開始され、今月に入ってから更に運用が増えていますが、113系6両編成で運用されていた列車の一部がこの211系による運用に立て替えられ、鹿島線を除く千葉地区の電化各路線で運用されています。

従来より編成両数が減少(6両→5両)に減少する事もあって、運行エリアの駅ではその旨を告知する掲示が掲出されており、またJR東日本千葉支社のHPにも告知が出ていますので、この車両が使用される列車を特定し、乗車や撮影をする事は比較的容易です。
ちなみにJR千葉支社の告知記事はこちらです http://www.jrchiba.jp/press/img/211kei.pdf

ただこの車両は5両編成で、従来の113系との併結運用が出来ないという制約もあって、海沿いを走り塩害で車体の侵食などが想定される内房線などの房総半島方面への運用は少なく、逆に東総(下総東部:銚子・佐原・八日市場など)へ向かう総武本線・成田線の運用が多くなっているのは少々意外な感じもします。

ちなみに写真は内房線・君津駅に停車中の211系ですが、この駅にやって来る211系は現在一日に僅か4往復、この駅から南側へ向かう列車は更に少ない3往復のみです。

千葉地区での老朽車の取替えは歓迎される面もありますが、オールロングシートで編成両数減少という事で、今回の車両取替えがサービスアップか否か…微妙な所だと思いますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何お考えでしょうか?

お断り:後日別の画像に差し替え、画像は成田線で充当された際の211系となっています。

データ破損メディアの画像読み込み記念(2)~日頃出てこない画像も

2006-11-14 | 海外その他
  

データ破損メディアの画像読み込み記念特発記事の続きで、(2)ではMAKIKYUもこんなモノを撮影していたのか…というモノを掲載したいと思います。
(「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様の中には、こんなモノ撮っているの…と思われる方も居られるかと思いますが…)

ちなみにこれらの写真撮影地は全て韓国の大邱とその近郊で、8月に撮影したモノです。

1枚目の画像は、韓国に住んでいる方や旅行された方なら御馴染み、24時間営業の粉食チェーン「キムバブチョングク」で、韓国中至る所で見られる韓国版ファーストフードのお店で、MAKIKYUも夏の旅行ではこの手の店に何度か世話になっています。

ここでは1本W1000でキムバブ(キム=海苔・バブ=飯:海苔巻きの事です)が食べれる他、変り種の海苔巻き(チーズ入りなど)各種、それにチゲなどの食事類も充実しており、W1000のキムバブ一本を注文するだけでも、店内飲食でしたらキムチとスープの付け合わせがサービスされ、味も寂れた感じの不味い食堂よりずっと良いですので、韓国旅行中に安く昼食を済ませたい時などはオススメです。

またこの「キムバブチョングク」と良く似たお店で、「キムバブナラ」や「キムバブメニア」(メニアとはマニアの事です)といった店もあり、内容は大体似たようなモノです。

この写真の店ではMAKIKYUもキムバブを注文していますが、ハングルが読める方なら何処だか瞬時に分かってしまいますね。

2枚目の画像は、韓国の自動車教習所で使用されている教習車で、天井には行灯の様なモノが付いていますがタクシーではありませんので、間違って身を乗り出して手を振る行為は厳禁です。(試験中ですと試験中止になってしまいます・またこの写真は公道上から撮影したモノです)

黄色一色の車体が特徴のこの教習車車体側面には、「トン ソ 自 動 車 運 転 専 門 学 院」と書かれており、韓国では自動車教習所の事を「自動車運転専門学院」という随分物々しい呼び方をします。(余談ですが韓国語では漢字1字は必ずハングル1パーツになります)

日本でもこの様に呼称する教習所があればインパクトがありそうですが、この名称はなかなか聞きません。

ちなみに天井の行灯には、「運転免許試験中」と書かれています。

3枚目の写真は、こんなモノ何で撮影している?と言われそうですが、「ポケットモンスター」(通称:ポケモン)の映画に関する告知広告です。

2006年夏の映画という事で7月20日から公開となっており、専用のHP(http://www.pokemon-movie2006.co.kr)もありますが、今日MAKIKYUが確認した限りではこのHPもまだ存在していますので、興味のある方はどうぞ。
(それにしても上映地域が限られている様で…全羅北道には一つもありませんし、済州島でも一つだけですので、韓国のポケモン人気も地域格差がありそうです)

MAKIKYUはポケモンに関して詳しい事情は知りませんが、これは「ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナピ」の韓国版告知の様です。
(この手の事に疎いMAKIKYUは、記事を書く段階で調べて初めて存在を知る有様です)

ポケモンは日本だけでなく韓国でも子供を中心に流行っている様で、韓国でたまたま購入した菓子パンの袋にポケモンのイラスト入り…何て事もありましたが、他の漫画・アニメを含め日本勢の世界進出の凄まじさを感じさせられます。

(1)・(2)共、何か感想等ありましたらコメントもどうぞ。

データ破損メディアの画像読み込み記念(1)~大邱とその近郊の画像です

2006-11-14 | 海外その他
  

今日の韓国を走る市外バスに関する記事の冒頭で、データ破損メディアの画像読み込みに関して触れましたが、それの記念も兼ねて日頃「MAKIKYUのページ」では余り掲載しない類の画像についても幾つか公開したいと思います。

1枚目の写真は、韓国第3の都市・大邱Daeguの隣にある慶山Gyeongsan市に位置する、KORAIL大邱線の河陽Hayang駅です。

この一帯は大邱の郊外といった感じの所で、この駅に停車する列車は片道当り1時間に1本もなく、それも気動車やディーゼル機関車牽引の客車列車ですので、まるで日本の地方ローカル線の様な状況ですが、駅の近くでは大邱市内の中心部へ向かうバスが多数運行されており、こちらは途中で地下鉄1号線の始発駅やKORAILの東大邱駅も経由し、運賃面でも有利ですので多数の乗客が利用しています。

また韓国では大都市に限らず、地方都市でも写真の背後にある様な高層マンション(韓国ではアパートと呼んでいます)が嫌というほど見受けられ、韓国の典型的な風景の一つになっています。

2枚目の写真は、大邱で最近開通した地下鉄2号線の起点駅・沙月Sawol駅の入口で、韓国の地下鉄駅の典型といった所ですが、写真の様に地下への入口部分に屋根が無く、また入口の階段部分に段差があるのが特徴です。

ここでも背景には巨大なアパートが立ち並んでおり、また車が右側を走っていますので異国である事を実感させられますが、これでも福岡からは高速船約3時間+列車1時間半程・300㎞強しか離れていませんので、「MAKIKYUのページ」をご覧の方の中には情報発信地(日本の首都圏)よりもここの方が近いという方も居られるかと思います。

3枚目の写真は、MAKIKYUが大邱~馬山Masanへ向かう際に乗車した晋州Jinju行き列車(NDCと呼ばれる珍しいディーゼル動車に乗車した際のモノで、この車両に関しても近日中に取り上げたいと思います)が、三浪津Samnangjinという駅の手前で京釜線から慶全線という路線に入る際に通る美田Mijeon線という路線を走行中に撮影したモノです。

この周辺は川沿いを走る区間などもあって車窓も良い所ですが、異国とはいえ日本から非常に近い所ですので、なんとなく見慣れた感じの風景と良く似ていると思われる方も居られるかと思います。

データ破損メディアの画像読み込み記念の特発記事に関しては、更に(2)として鉄道関係以外の画像も少々公開したいと思います。

昌原~釜山間の市外バス~メディア内画像読み込み記念?

2006-11-14 | バス[大韓民国]
 

昨日MAKIKYUは不本意ながらも現在幽閉されている北総監獄(千葉ニュータウン)内にある某写真屋に立ち寄り、そこにはメディアやCD-ROM内の画像を読み込んでプリントやCD-ROMへの書き込みが注文できる機械が複数あったのですが、その際に夏の旅行中にデータが破損して読み込み不能となっていたメディア(スマートメディア:今時こんなモノを使っている方は少ないと思います)を遊び半分で機械に読み込ませると、何と機械がメディア内の画像を読み込んでいるでは…

という事で、昨日メディア内画像のCD-ROM焼付けを早速依頼し、8月の旅行中画像(韓国内の画像約70枚:慶尚道方面)をようやく使える様になりましたが、そのスマートメディアはMAKIKYUが使用しているボロいコンパクトデジカメでは何故か未だに再生できません。
(機械との相性でもあるのでしょうか?)

旅行中の画像データ入手に525円ほど余計な出費を費やしてしまったMAKIKYUですが、メディア内のデータを消さずに財布の中へ入れ続けていた甲斐はあった様です。
(「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、メディア内のデータが読み込めなくなった際、データ読み込み不能と場っても諦めずにこの様な方法を使うと、何とかなるかもしれません)

今日はそのメディア内画像が使用可能になった記念も兼ねて、メディア内にあった画像を基にした記事を掲載し、この他に特別記事増発を行いたいと思います。

そこで今日の記事ですが、このメディア内に入っていた画像の一つ、MAKIKYUが馬山Masanから釜山へ戻る際に、昌原Changweon~釜山Busan間で乗車した市外バスに関して取り上げたいと思います。
(馬山~釜山間も多数の市外バスがありますが、さすがに安直過ぎて面白みに欠けるので、敢えて昌原のバスターミナルまで市内バス(馬山と昌原、そして鎮海Jinhaeの3市では、市境を超えて相互に乗り入れる市内バスが多数運行されています)で移動し、その後市外バスに乗車しています)

韓国の「市外バス」とは名前の通り市外へ向かう路線バスの事で、これは隣町へ向かう程度で所要1時間以内の短距離系統から、釜山~江原道方面へ7~8時間かけて運行される様な長距離系統まで様々で、一応韓国では高速バスとは区分されていますが、日本の感覚では高速バスと言っても過言ではありません。

使用される車両は時々路線タイプ(それでも前扉のみでリクライニングシート装備です)が使用される事もありますが、基本的には観光・高速バスタイプの車両が用いられており、また運賃の収受方法も車内精算ではなく事前に乗車券を購入する仕組みとなっています。
(ただしMAKIKYUが乗車した限りでは、市外バスは座席指定無しで降車時に乗車券回収、一方高速バスは座席指定で乗車券の半券が手元に残ります)

この市外バスは鉄道網が日本に比べて脆弱で、また長距離輸送に力を入れている事もあって首都圏(ソウルとその近郊)以外では短距離利用がし難い上に、乗り換え利用を嫌う韓国人の嗜好にもマッチしているのか、韓国では何処の町へ行っても走っているポピュラーな交通機関です。

韓国での都市間移動は鉄道利用が多いMAKIKYUは、この市外バスへ乗車するのは鉄道の走っていない地域へ行く時や、鉄道が不便な都市間を移動する際などですが、極端な話市外バスを一人で乗りこなせる様になれば、特殊エリアを除く韓国の何処へでも容易に個人旅行が出来るといっても過言ではありません。
(日本国内の個人旅行に慣れており、ハングルが読める方なら大抵問題ないと思います)

1枚目の写真は慶尚南道Gyongsan-Namdoの昌原市と釜山(沙上Sasang)を結ぶ市外バス車両(ターミナル内で許可を得て撮影)ですが、この両都市間は鉄道(KORAIL慶全線)の便が悪く、両都市間を直通する列車は一日数本しかない状況で、また鉄道は北側を大回りしますので所要時間・運賃の両面で不利な区間で、これに対して市外バスは10分間隔以内と言う高頻度で運行され、所要時間も1時間程度ですので、バスの利用が圧倒的に多い区間の典型例です。

使用される車両も写真の大宇Daewoo製をはじめ、様々な車両が使われており、運行事業者によって塗装なども異なりますが、これらに関してはまたその内取り上げて行きたいと思います。

2枚目の写真は昌原の市外バスターミナルで、韓国の市外バスはこの様なターミナルを起終点とするケースが大半ですが、この他に街中でも何箇所かの停留所に停車する事が多く、釜山へ向かうバスも何箇所かで乗客を拾っていました。
(この場合バス停の脇に小さな乗車券売り場などがありますが、バスターミナルに比べると分かり難く、また発着路線・系統が限られますので、慣れない方は偶然これらを見つけた場合は別として、基本的にはターミナルへ向かう方が無難です)

またここは鎮海Jinhae線の新昌原駅の直ぐそばに立地していますが、殆ど列車の来ない鉄道駅(実質的に他駅発の乗車券売り場化しています)と、多数のバスが発着するバスターミナルの賑わいは対照的です。

また直ぐ隣には高速バスターミナルもありますが、現在ここでは新バスターミナルを建設中で、今度MAKIKYUがここを訪れる機会があるならその時は様子が一変してそうな感じがします。

この市外バス、日本語や漢字、英語の案内も少なく、鉄道に比べると利用し難い面もありますが、韓国人の日常生活を垣間見る意味でも面白く、これを利用すると行動範囲も格段に広がりますので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も韓国へ行かれる機会がありましたら、是非一度乗車されてみては如何でしょうか?

瀋陽市内を走る路線バス(2)~黄海の新型車

2006-11-13 | バス[中華人民共和国]
先週「MAKIKYUのページ」では瀋陽市内を走る路線バスについて取り上げた記事を掲載しましたが、今日はその続きで今度は新型車両について取り上げます。

この車両は遼寧省の丹東(北朝鮮との国境にある街です)にある黄海というメーカーが製造したものでいわば地場の車両、中国では地場の車両を多く導入する傾向がある事から、この瀋陽や大連などの遼寧省内をはじめ、東北地方では黄海製のバスを多数見かけることが出来ます。(黄海製のバスは、杭州や深センなどでも走っていますが…)

黄海製車両に関しては、瀋陽の街中でも新旧様々な車両を見る事が出来ますが、この車両はその中でも割合新型の部類に属し、外観も比較的斬新な感じでエンジン音も彼の地では静かな部類に入ります。(車体の大きさの割には非力な感じですが…)

この新型車両にはMAKIKYUも何度か乗車していますが、車内も中国語の案内放送(男声)の他に液晶モニターでの案内(漢字での案内なので非常に助かります)が行われていたりもしますが、土地柄もあってか冷房装置は付いておらず、その代わり1元という格安運賃で乗車する事が出来ます。
(中国では未だに非空調の新型車が導入されており、特に東北地方は多いです)

また写真の203系統は瀋陽北站(長距離列車はこの北站発着が多いです)を基点に、瀋陽站(東京駅に良く似たレンガの駅舎が特徴で、近郊のローカル列車はこの駅を発着とするモノが多いです)を経由して郊外へ抜けるルートで、専らこの手の新型車両が用いられていますが、瀋陽北站~瀋陽站間には他に216路という系統(終着が異なります)もあり、こちらも同じ様な車両が使用されています。

この2つの系統は瀋陽市内の移動には非常に有用で、また瀋陽北站前には比較的利用しやすい日系ホテルもある事から、観光やビジネスで瀋陽を訪れる際にはこの2駅間を移動される事もあるかと思いますが、その際はこの上記2系統の路線バスを利用すると安くて便利、それでいてそこそこ快適ですので「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様が瀋陽へ行かれる機会がありましたら是非オススメです。(ちなみに両駅間の所要時間は概ね30分程度、タクシーですと20元前後は取られる様です)

ただこれらの路線は21時前後で終車となってしまい、他の路線も含めて瀋陽は中国の大都市では比較的バスの最終が早い傾向がある様ですので、瀋陽で夜間に路線バスを利用する予定のある方は注意が必要です。

日東交通:木更津駅東口=真舟団地(循環)~珍車も出没

2006-11-12 | バス[首都圏]

先日所用で房総方面へ出向き、木更津から久留里線に乗車してきたMAKIKYUですが、その他に木更津市内で路線バスにも乗車してきました。

その一つが今日取り上げる日東交通の真舟団地循環で、木更津駅東口を基点にラケット状に運行されるこの路線は、終点部の真舟団地と富士見台の停留所まで運賃250円ですが、その後乗り続けて木更津駅まで戻った場合でも運賃は250円以上には上がりませんので、ちょっと市内視察や日東交通試乗をしてみたいという方にもオススメで、MAKIKYUもこの路線を全線乗りとおした人間の一人です。
(こんな事をする人間は、専らバス好きに限られるかと思いますが…)

途中では甲子園出場の常連校にもなっている私立の拓大紅陵高校や志学館高校の直ぐそばも通りますが、これらの学校はスクールバスを用意している事もあって学生の利用は少ない様で、通学対策と言うよりは生活路線としての色彩が強いですが、昼間40分間隔という運行本数は、本数が少ないローカル路線が多数を占める日東交通の路線バスの中では利用しやすい部類に入ります。

また使用される車両も日産ディーゼル車に混じって、見た目は日産車とほぼ同様でも写真の富士7E+三菱ふそうという比較的レアな車両(千葉県では他に京成や小湊などでそれなりの数が走っていますが…)が使われる事もあり、しかもこの車両は床が板張りとなっていますので、なかなか面白い車両です。

ちなみにこの写真は2年程前に木更津で少々時間が空き、気紛れで駅東口に停車していた車両を撮影したもので、MAKIKYUが木更津へ出向くのもその時以来でしたが、この車両とMAKIKYUは何かの縁があるのか今回乗車した車両そのもの、しかも同系統というオマケ付きです。

この車両以外にも日東交通では床が板張りの富士7E日産ディーゼル車や富士6Eなど、写真のバス程ではありませんが意外と興味をそそられる車両が走っており、他に木更津市内では小湊鉄道のバスも走っていますので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も久留里線やアクアラインの高速バス乗車などで木更津を訪れる機会がありましたら、こういった路線バスにも目を向けられると面白いと思いますが、皆様は如何でしょうか?


越中島貨物線を走るDE10形DL~偶然走行シーンに遭遇

2006-11-11 | 鉄道[首都圏・私鉄等]
昨日MAKIKYUは所用で江東区(東京都)内の某所へ出向いていましたが、越中島貨物線と交差する踏切を通る際に警報機が…

この路線で列車がやって来る事は殆ど無く、どんな車両がやって来るのかと思ったら、DE10形と呼ばれるディーゼル機関車が単機でゆっくりとやって来て、その際に一応コンデジを所持(とても走行写真をマトモに撮れるものではありません)していた事もあり、後追いで撮影したのが掲載写真です。

越中島貨物線と聞いても、旅客営業している路線ではありませんので、何?と思われる方も多いかと思いますので少々説明しますと、新小岩~越中島貨物駅(京葉線の越中島とは少々離れています)を結ぶ路線で、名目上は総武本線の支線扱いになっている路線で、この路線は住宅の立ち並ぶ江東区内を走りながら、単線・非電化で軌道も見るからに貧弱、枕木も木製と言う東京23区内の人口過密地帯を走るとは思えない異様な感じが漂っています。

この路線を走る列車は現在、レール輸送などの不定期列車に限られる様で、殆ど列車が走っていない事もあり、偶然列車と遭遇した際はビックリでしたが、このシーンは地下鉄某駅から徒歩で十分辿り付ける場所ですので、都内にもこんな路線が…と感じさせられます。

しかし越中島貨物線の走っている場所は、相当な人の流動もある所にも関わらず、南北の交通が貧弱で、公共交通は近年半蔵門線延伸や大江戸線開通などで改善されたとはいえ、道路混雑などで定時性も難ありという路線バス主体の現状は決して便利とはいえない状況ですので、この同線の遊ばせていると言っても過言ではない設備を活用し、旅客線として活用できないのかと感じます。

周囲の状況と余りに格差があり、閑散としたムードがたまらないというレールファンの方々も居られるかと思いますが、この路線に最低限の旅客線しての設備(駅・ホームの設置、交換設備の増設、多少の軌道強化など)を行い、1時間に数本程度の気動車を走らせたら随分便利で、なかなか面白そうだとMAKIKYUは感じますが。「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は、この路線の現状を見てどの様に感じられるでしょうか?

香港を走るAEROMIDI~右ハンドルですので何処かの島国と錯覚?

2006-11-10 | バス[中華人民共和国]
 

今日は香港を走る日本製バス・三菱ふそうAEROMIDIについて取り上げたいと思います。
(写真は左側がKMB/右側がKCRの車両です)

このAEROMIDIは、日本国内でも各地の路線バスで見かけられる中型バスで、お馴染みの方も多いかと思いますが、MAKIKYUが香港に入境した日に尖沙咀の街中を歩いていた所、多数の2階建て車両に紛れてAEROMIDIが走っており、こんな車両が走っているという予備知識はなかったのでビックリでした。

このAEROMIDIは以前何度か取り上げたKMB(九龍巴士)の車両で、2階建ての空調車と同じ白をベースに赤のラインという塗装で走っていましたが、この尖沙咀一帯では時々走っており、乗車もさほど困難ではない感じでした。

MAKIKYUとしては是非一度この車両にも…と思っていた所、その翌日に新界西部の屯門でも九鐵巴士(KCR)のAEROMIDIを発見し、この日は九廣鐵路(KCR)内地全線通用(大陸本土との境界にある羅湖は不可)の乗車証を所持しており、これで乗車可能な事もあって乗車してきました。

MAKIKYUが乗車したのはK53路という比較的手頃な循環路線で、AEROMIDIはKCRの他系統の幾つかでも使用されていましたが、KCRの社紋やロゴ、それに電車と同じ塗装もなかなか様になっている気がします。
(KCRのAEROMIDI画像は乗車した車両とは別系統で使用されている同型車です)

このAEROMIDIはトルコンATを採用したオートマ車で、しかも窓が固定式になっている事もあって随分特別な感じの車という印象を受け、しかも乗車時間が短いにも関わらずドアは前扉一箇所のみという事もあって、短距離の都市型路線車としては決して使い勝手は良さそうではありませんが、これはどうやらかつての啓徳機場関連路線で使用していたモノを転用した事も影響している様です。

香港はイギリスの影響もあって道路は左側通行、その上行先表示は漢字と来ているので、ナンバープレートを除くと何だか日本のバスを見ている様ですが、日本から遠く離れた彼の地でヨーロッパ製の2階建てバスに紛れて走るこの日本勢・AEROMIDIは日本人の一人として非常に親しみを感じるものです。

香港へ行った際は名物2階建てバスと共に、こちらにも是非一度は乗車したいものですが、車内のプレートを見た限りでは91年製と決して新しい車両ではなく、いつまで走り続けるかも分かりませんので、乗車や撮影をされたい方は早めに動かれた方が良さそうです。

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、香港へ行かれる機会がありましたら是非乗車されてみては如何でしょうか?