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ベトナム・ハノイ市内を走るBRT

2018-01-25 | バス[その他海外]

先日「MAKIKYUのページ」では、ベトナムの首都・ハノイ市内を走る路線バスに関して取り上げましたが、今夏MAKIKYUがハノイ市内で路線バスに乗車した際に途中でBRTの姿を目撃、このBRTが気になり急遽乗車中のバスを下車してBRTの停留所へ向かい、短い区間ながらもBRTに乗車したものでした。


MAKIKYUが乗車したBRTは、ハノイ市内西部の南郊へ向かう路線で、ハノイでは中国の地方省都の如くBRTが街中の各所に…という程の規模ではないものの、道路中央に専用レーンを整備し専用乗降場を確保、他の一般路線よりも速達性を向上させているなど、運行系統の内容自体は中国などで次々と登場しているBRTに近いものとなっています。


鉄道廃線跡を用いたバス専用道運行か、連接車導入で一部停留所を通過する程度でBRTと名乗る日本のBRTに比べれば、他の一般路線との差異は一目瞭然という印象を受けたもので、BRT乗降場は入場前に改札で運賃支払い・車内精算なしで乗車できる点は、日本でも検討余地大と感じたものです。


ハノイのBRTは道路中央に高床の島式ホームを設けている事もあり、左ハンドル車にも関わらず乗降口は進行方向左側、通常乗降に用いる高床専用ホーム乗降用の扉(左側2箇所)は都電荒川線の如くステップ無しとなっています。


そのため車内はタイヤハウス部分と最後部以外はフラットになっており、車内段差という点でも割合評価できる車両と感じたものの、座席は中国のバスなどでもお馴染み、ベンチの如く硬いプラスチック製となっており、この辺りは評価が分かれる所かと思います。


また通常の乗降は進行方向左側のみながらも、乗務員の乗降用や非常用などの目的があるのか、進行方向右側も最前部にステップ付きの扉が設けられており、公式側だけを見ると短距離都市間バスの様な風貌となっています。

その気になれば前乗り前降りのトップドア車として、通常路線でも使用可能な構造となっていますが、中国のBRTでよく見かける左右両側に扉を設けた車両は大抵左右双方に乗降扉を2か所(2両連接車は3か所)設置していますので、この構造は独特と感じたものです。

ベトナムはまだまだ発展途上、公共交通機関も今後経済発展と共に路線整備も進むと思われますが、都市内公共交通整備の一環として今後BRTの路線整備も進むものと思われ、そ今後ベトナムのBRTではこの手の車両が主流になるのか否かも気になったものです。



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