4月にMAKIKYUが沖縄県・沖縄本島を初訪問、晴れて国内全47都道府県訪問達成となりましたが、その際には当然ながら沖縄本島を走る唯一の鉄道・沖縄都市モノレールにも乗車し、国内全47都道府県での鉄軌道乗車も達成しています。
(その代わり海外はまだ2カ国しか訪問しておらず、訪問国が増える見込みも当分ないのですが…)
「ゆいレール」という如何にも沖縄らしさ(奄美辺りでもアリかもしれませんが…)を感じさせる愛称名が付いたモノレールは、沖縄を訪問した事がなく、正式な社名を知らなくても愛称名だけは聞いた事が…という程の知名度がありますが、東京都内の某新交通システムの様な社名変更にまでは至っていません。
新しい路線と言う印象がありますが、8月で開業から10周年を迎え、永らく鉄道の走っていなかった沖縄でも、那覇市内の移動手段としてはすっかり定着しています。
現在の運行区間は那覇空港~首里間、今後首里以遠で浦添市内まで延伸する計画があるものの、現段階では那覇市内のみの運行となっています。
基本的に途中駅始発・止めの列車はなく、全列車が全区間運行する各駅停車という単純明快な運行形態は、開業時から変わっておらず、始発駅の那覇空港を除くと行先毎に発着番線が固定されている事もあってか、車両の車外に行先表示が見受けられないのも特徴です。
車両は1000形と称する1形式のみ、開業から日が経ってから1編成増備されていますが、現在2両編成で運行している各編成はどれも大差なく、多くの路線と多彩な車両バリエーションを誇る沖縄本島各社の路線バスに比べると、趣味的ない面白さと言う点では見劣りが否めません。
(MAKIKYUは残念ながら遭遇機会がなかったのですが、後に増備された1編成は若干のマイナーチェンジが行われている様です)
濃淡グレーをベースに赤いラインが入る装いが標準塗装で、この装いの編成に当たる事が大半ですが、中には首里城などのデザインを施したラッピング編成も存在しており、車種面でのバリエーションに乏しいゆいレールにおいて、彩を添える存在となっています。
車内の様子などに関しては、近日中に別記事で取り上げたいと思います。
こちらがゆいレールに乗車したのは、バスモノパスを購入・利用した上陸初日と、3日目の名護行き120番バス乗車前に1駅乗車(最南端→最西端ワンコイン)だけですので、残念ながら第13編成には遭遇できませんでした。
はるばる遠く沖縄まで足を運んだからには、どの車両に当たるかは別としても、一度は乗車したい路線である事は言うまでもない話ですね。
ゆいレールの一般車両と東京メトロ10000系は、言われてみると装いだけでなく丸みを帯びたデザインなども共通する印象がありますが、これはアルミ車体の車両製作を得意とする同一メーカーが関与している事も大きいかと思います。
外観だけでなく内装、そして硬い座席や特徴的な手すりに至るまで、最近のメーカー標準と言える特徴が幾つも見受けられ、続編記事で車内の様子なども取り上げたいと思っています。
ゆいレールでは標準仕様の中にも沖縄らしさを感じさせる面も織り交ぜており、車両面では殺風景で無機質な都市鉄道的印象ではないのは評価できる点と感じます。
またゆいレールでは各駅毎に異なる車内放送チャイムが流れ、これまた国内の他地域とは異なる沖縄らしさを存分に醸し出すという点では、結構評価できると感じています。
私は第13編成、離島博覧会号ことリトハク号にばかり
御世話になりました
ラッピング車両も独特で美しいものがありますが
スタンダードなカラーリングもまた東京メトロの
10000系電車に似て親しみやすいデザインでありました
沖縄テイスト溢れるテーマソング「ゆいレールが行くよ」
も歌詞を覚えるくらいに駅で聴きました。
旅ソングとしてはナカナカの曲と思います!!