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韓国・馬山市を走る市内バス~近年変わった装いは…

2012-06-08 | バス[大韓民国]

MAKIKYUが2月に韓国を訪問し、日本からの高速船「BEETLE」なども発着する釜山(Busan)からさほど遠くない昌原(Changwon)市の馬山(Masan)に立ち寄った際には、列車乗り継ぎの関係で1時間程開く時間を利用し、駅前を発着する市内バスを視察していました。
(馬山は以前馬山市でしたが、近年隣接する昌原市に合併されています)

MAKIKYUは馬山には2009年秋にも足を運んでおり、この時にはKORAILもまだ単線非電化、馬山駅も工事中の状況で、複線電鉄化と共に新しくなった馬山駅の変貌振りにも驚かされたものでしたが、それから2年半も経過しない間に市内バスの装いもがらりと変わっていたのは驚きで、わざわざ馬山で時間を確保した甲斐は充分にあったと感じたものでした。

以前の馬山市内バスは、近隣の慶尚南道各市でもよく見られる装いで、2月にMAKIKYUが韓国を訪問した際にも、釜山の隣町・金海(Gimhe)市などでその姿を目撃しています。

そのため馬山で以前用いていた装いの車両は、今でも近隣都市に足を運べば姿を見る事も出来るのですが、新たな装いは路線性質毎に車体色を区分する、最近の韓国では流行の装いとなっています。

事業者毎に自社の存在をアピールするために独自の装いを持ち、それも長年の伝統色を数十年も…という事例も多い日本とは随分趣が異なるものです。


そんな馬山を走る市内バスですが、座席バス・急行バスなどに相当するやや上等なバスは、オレンジ系を基調とした装いとなっており、
MAKIKYUが目撃したバスはハイバックシートを装備していましたが、それでもやや小さめの車両(日本の大型ショート級?)というのは、地方都市という事も影響しているのかもしれません。


写真の大宇(Daewoo)車は前中扉で、座席を除けば普通の路線バスと言った雰囲気ですが、右後方には非常扉が設置されていないのは日本のバスとの大きな違いで、福岡から300kmも離れていない土地とはいえ、異国を感じさせる一面と言えます。


市内線の主流とも言える幹線は、ソウルなどと同じく青系統の装いとなっており、少し前に取り上げたピーナッツ型バスもこのグループに属しますが、新旧様々な車両が活躍しており、ノンステップの天然ガス車(写真は現代(Hyundai)製です)が活躍する姿も見られたものでした。


勿論一般的な2段ステップの大型車は、今でも主流を占めており、最近では見るからに新しそうな車両も増えていますが、MAKIKYUが韓国のバスで最もお気に入り、エアロスターに良く似た現代AEROCITYも多数活躍中です。


支線バスでは黄緑色系統の装いを纏っており、一般的な前中扉の路線車だけでなく、マイクロバスが活躍する姿も目撃しており、ソウルや
釜山ではマウルバスなどでこの手の車両をよく目にしますが、地方の市内バスでは余り見かけない気もします。


またこれら3色以外にも、黄緑色1色でドア部分などに黄色などの模様(?)が入ったバスも僅かながら目撃しています。

MAKIKYUはまだ昌原の市内バスには一度しか乗車した事がなく、2月の馬山訪問時には市内バス乗車の機会もありませんでしたが、機会があれば再訪して市内バスにも乗車したいと感じたものでした。



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