MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

日本中央バスの自転車積載バス~こちらは自転車を車内へ

2009-04-20 | バス[北関東]

先日「MAKIKYUのページ」では、神奈川中央交通で走り始めた自転車積載バスに関して取り上げましたが、記事中で「既に自転車搭載バスは他地域で走っており…」と触れた事もありますので、今日はMAKIKYUが以前前橋で乗車した自転車積載バスに関して取り上げたいと思います。

前橋で運行している自転車積載バスは、日本中央バスと呼ばれる事業者が運行しており、日本中央バスは比較的新興勢力ながらも、前橋駅に降り立つと東武系の関越交通(現在の群馬県バス事業者では最大手)と並び、その姿をよく見かけるものです。

同社は群馬県以外の方には余り馴染み無いかもしれませんが、同社はかつて群馬県内で多数の路線を運行していた東武(現在東武系事業者の路線はあるものの、東武自体は全面撤退しています)をはじめ、群馬バスや上信電鉄など既存事業者の廃止路線を肩代わりした路線を多数運行する他に、高速バスの運行も行っており、さいたまなど首都圏発着の高速バスも運行しています。

その中でも前橋駅を起点に富士見村と榛東へ向かう路線では、自転車積載バスを走らせており、その内前者は以前(4年以上前の話ですが…)MAKIKYUも乗車した事があります。

その際に乗車したバスは中型のワンステップ車で、見た目は「自転車積載可」の案内表示以外はごく一般的な路線バスという雰囲気ですが、自転車を積載する際は車内に持ち込む方式となっているのが特徴です。
(余談ながらネットで調べた限りでは、国内では他にバス後部に設けたラックに自転車を載せるタイプの自転車積載バスもニセコで走っている様ですが、これはさすがに遠過ぎて容易に赴ける所で無く、MAKIKYUは彼の地を列車で通ったのも1回だけと言う有様ですので、乗車はおろかその姿を見たことすらありません)

車内の様子などは残念ながらカメラには収めておらず、取り上げる事が出来ません(日本中央バスHPに写真がありますので、興味のある方は同社HPへ)が、最後部に自転車を固定するスペースが設けられている事が特徴で、自転車積載バスと言うだけでなく、ワンステップ車にも関わらず床が板張り(2段ステップ車では今でも地方などで時折遭遇しますが、低床車ではなかなか目にする機会がないものです)というのも非常に印象的でした。

MAKIKYUが乗車した際には、残念ながら自転車を積載する姿を見る機会はありませんでしたが、富士見村へは赤城山に向かってなだらかな上り勾配となっている事もあり、先日取り上げた神奈中の自転車積載バス運行区間(海岸近くの平坦区間を運行)に比べると、自転車積載のメリットは大きい様に感じたものですが、土地柄バスの運行本数が限られ、予め運行時刻を確認してからでないと利用が厳しいのは難点です。
(その点神奈中の自転車積載バス運行区間はそこそこの便数が運行されており、自転車でバス停を通りかかった際にバスの姿が見えたので、自転車をバスに載せて目的地へ…という使い方もアリです)

また富士見村へ向かうバス路線は、この日本中央バスの自転車積載バス以外に関越交通の路線もあり、こちらは途中経由地が異なるものの、前橋駅~富士見温泉間で両者を乗り比べる事も可能で、両者の乗り比べも面白いものです。

富士見村まで行くと時間や運賃面で…という方は、時間が合えば(JR)前橋駅~(上毛電鉄)中央前橋駅間の移動(この区間は100円で乗車できます)でも短い時間ながら乗車可能ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も前橋へ行かれる機会がありましたら、是非ユニークな日本中央バスの自転車積載バスに乗車してみては如何でしょうか?



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これは懐かしい!! (M-T)
2009-04-21 01:27:57
そうですよね。やっぱり自転車搭載可能のバス会社ってここでしたか。
ただ、見慣れたバスながら、日本中央バスを利用する機会はほとんどありませんでした。どちらかというと関越交通ユーザーでした。

しかし、こういうバスがあるということを知っていると、あの神奈中のバスがちょっと不思議な形に見えてきます。自転車をバスに乗せる場合、車内に置くのが普通だと思っていましたので……。
返信する
神奈中の自転車ラックバスは… (MAKIKYU)
2009-04-22 15:01:16
M-T様こんにちは。

自転車積載バス自体は、日本国内では日本中央バスが初めてだったはずで、極めてローカルな交通機関だけに全国的知名度は残念ながら今一つといった印象がありますが、群馬の公共交通を語る上では欠かせない存在の一つですね。

また「自転車をバスに乗せる場合、車内に置くのが普通だと思っていました」というのは、群馬に居たそちらならでは…と感じてしまいますが、前部に折り畳み式ラックを取り付けた神奈中の自転車ラックバスは、日頃神奈中バスを見慣れたこちらでも不思議な印象を受けたものです。
(特に神奈中ではありふれた存在の黄色いバスだと尚更です)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。