昨年末にMAKIKYUが岡山・広島方面へ出向いた際には、岡山市内で両備グループの注目的存在として知られる岡山電気軌道の路面電車「MOMO」と、創立100周年を記念して登場させた両備バスの未来型バス「SOLARVE」に乗車し、これらは既に「MAKIKYUのページ」でも取り上げていますが、他に乗車機会はなかったものの、岡山電気軌道の市内電車で活躍する「たま」電車の姿を見る事も出来ました。
「たま」といえば両備バスや岡山電気軌道と同じ両備グループの和歌山電鐵で、貴志川線の終着駅・貴志駅の駅長を勤めている事で有名で、今や日本一有名な駅長(さらに役員にまで出世していますが…)であると共に、猫としての知名度でも恐らく国内トップクラス、海外にまでその存在が知れ渡っている程ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中でも、ご存知の方が多いかと思います。
和歌山電鐵ではこの「たま」をデザインした「たま電車」を走らせており、車両自体は南海電車のお古ながらも徹底した改装で内外共に非常に個性的な車両となっており、この電車に関しても以前「MAKIKYUのページ」で取り上げた事がありますが、昨年同電鐵の「いちご電車」と共に発売されたNゲージサイズ(150分の1スケール)のディスプレイモデルも、「たま電車」の方はあっという間に店頭から姿を消した事などからも、相当な人気振りが伺えます。
両備グループの本拠と言える岡山でも、「たま」の人気にあやかって「たま電車」登場後に同種デザインの路面電車を登場させていますが、こちらは「たま」と名乗っているものの「たま電車」とは標記しておらず、同種デザインながらも本家和歌山電鐵で活躍する「たま電車」とは差別化が図られています。
また先月MAKIKYUが初めて「たま」電車に遭遇した際には、乗車機会こそなかったものの、起点となる岡山駅停車中に車内の様子も伺うことができたのですが、車内は座席モケットが「たま電車」でも見られる独特なものに改められ、天井などに「たま」のイラストが貼られるなどの特徴が見られたものでした。
ただ「たま電車」の様な大規模な改装は行なっておらず、岡山電気軌道でもモダンなデザインの新型低床車「MOMO」や、非冷房の旧型車両を大改装した「KURO」などに比べると、同社では一般的な旧型車下回りを転用した車体更新車だけあって、インパクトは薄い印象もあります。
とはいえ岡山電気軌道は日本全国の路面電車の中では極めて小規模であるにも関わらず、様々な種類の電車が走り回る様は非常に興味深いもので、機会があれば「たま」電車にも乗車してみたいと思ったものでした。
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