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軽井沢=草津温泉間を走る西武高原バス~吾妻線乗車の際には利用価値大の景勝路線

2011-09-09 | バス[甲信越]

先日「MAKIKYUのページ」では、JR吾妻線万座・鹿沢口駅とその周辺の様子を取り上げましたが、MAKIKYUが先月「リゾートやまどり」号で同駅に到着した後は、少々乗継時間が開くものの、バスに乗り継いで長野県内(軽井沢町)へ向かったものでした。

現在万座・鹿沢口駅を発着する路線バスは、主に西武高原バスという西武バスの分社が運行を担っており、他に廃止代替バスが少数発着する状況ですが、西武高原バスの路線は軽井沢駅~中軽井沢駅~鬼押出し園~万座・鹿沢口駅~草津温泉間を結ぶ路線が発着しています。
(万座・鹿沢口駅~草津温泉は、万座温泉・白根火山を経由する路線がメインで、吾妻線沿線から草津温泉へ向かう場合は、長野原草津口駅からのJRバス利用が運賃・所要時間・本数共に圧倒的優位です)

西武高原バスの路線車は、西武バス本体からの移籍車が大半を占めており、観光バスタイプ(一部は高速と兼用の様です)と路線バスタイプの両者が存在しますが、特に厳密な使い分けはされていない様で、同じダイヤでも日によって充当車両が大きく異なる様です。

そのため乗りたい車両に当たるかどうかは運次第といった所で、個人的には路線車が好きなMAKIKYUとしては、できれば大型路線車、せめて中型路線車に当たれば…と思っていました。

 
MAKIKYUが乗車した便では、少し前の西武バス本体で典型的な車両という雰囲気の、ベージュと草色の日産ディーゼル製大型路線車が充当され、側面字幕の雰囲気も西武バスそのものといった印象でしたので、個人的には大当りの車両に遭遇できたのは幸いでした。

西武高原バスでは、路線型の車両も大半は通称「レオカラー」と呼ばれる高速バスや伊豆箱根バス・近江鉄道などで用いられている装いとなっており、西武バス路線色のバスは少数派です。

そのため西武バス路線色の車両に当たったのは予想外でしたが、車内は2人がけ座席主体の着席重視仕様となっていた辺りは、観光地を走るバスならではと感じたものでした。
(西武バスから大型路線車を移籍させる際には、極力座席数の多い貸切兼用車などを選んでいる様です)


この路線は万座・鹿沢口駅から県境を越えて軽井沢町へ向かい、途中では浅間山麓の高原地帯を走行しますが、首都圏で乗り慣れたタイプの路線車から眺める浅間山の景観も格別でした。

ちなみにこのバスは群馬県方面から軽井沢町に入ると、中軽井沢駅を経由して軽井沢駅まで運行しますので、しなの鉄道で小諸・長野方面へ抜ける場合には、中軽井沢駅で乗り換えた方が、運賃・時間の両面で優位となり、MAKIKYUも中軽井沢駅で下車したものでした。


写真は中軽井沢駅到着時の、車内前方にある運賃表示器の運賃表示で、MAKIKYUが乗車した万座・鹿沢口駅は整理券番号「15」でしたので、一時間程度の乗車にしては決して安いとは言い難い運賃で、群馬県や長野県のバス運賃は全般的に割高な傾向がありますが、それにしても著名な観光地ならでは…と感じてしまったものでした。

景観の良さに加え、行き止まりの盲腸線的な印象が強い吾妻線末端部から、来た道を引き返さずに周遊ルートを組めるという点でも、なかなか利用価値のある路線ですが、この運賃と充当車両が一定しないのは難点で、全便を西武バス本体からの移籍路線車にしてでも、もう少し安くならないかと感じてしまったものでした

(お断り)この路線の走行エリアは群馬県~長野県に跨りますが、西武高原バスの拠点が軽井沢町にあり、先日の乗車区間に長野県内も含まれることから、「中部」カテゴリーでの取り扱いとさせて頂きます。



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