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沖縄バスで活躍するエアロスターK~同車種でも様々なバリエーションが…

2013-08-07 | バス[九州離島・沖縄]

MAKIKYUが4月に沖縄本島へ足を運んだ際には、本島内を走る大手4社の路線バスを幾度も利用したものでしたが、その中でも個人的にご贔屓なのは、MAKIKYUが三菱車好みという事もあり、専ら三菱車を使用している沖縄バスです。

沖縄のバスは各社共に車齢20年超の古参車が多数活躍していますが、沖縄バスでは車齢20年超の三菱車が多数活躍している事もあり、排ガス規制対象の大都市圏では姿を見なくなって久しく、MAKIKYU好みの車種の一つでもあるエアロスターKも多数活躍しています。

MAKIKYUも沖縄バスを利用した際には、何度かエアロスターKにも乗車したものでしたが、自社発注車や各地からの移籍車両などが入り乱れている事もあり、同年式車でも車によって随分な差異が見受けられます。


自社発注車は、前乗り前降りとなる沖縄の郊外線バスでは典型的なトップドア(前扉のみ)車で、写真の様に窓サッシが黒く、ガラスもスモーク付きとなっているなど、やや高級な仕様となっている車両も多数活躍しています。


自社発注車の比率は低く、過半数は大都市圏移籍車両になりますが、こちらはU-規制車はおろか、昭和末期~平成元年辺りにかけて製造されたP-規制車もまだ多数活躍しており、MAKIKYUも実際にP-規制車(P-MP218M)に乗車する機会がありました。


この大都市圏移籍車両は、首都圏からの移籍車両が大半を占めており、銀色2段窓で中引戸という車両が主体になりますが、中には関西から移籍した前後扉車なども混在しています。

 
一見すると同じ様に見える車両も、良く見ると移籍前事業者の差異などにより、エアロスターシリーズではお馴染みのセーフティウィンドゥ(死角確認窓)の有無や、側面幕(大半を占めるサボ使用車では不使用)の位置や大きさに違いがあるなど、幾つものバリエーションが存在します。

車長も短尺と標準尺が入り乱れ、バスを見かけて撮影できる状況であれば、片っ端から撮影しても全バリエーションは…という程の多様さは、趣味的には非常に興味深いものです。

そしてバスに乗車すると、出自の差異などによりギア費が異なり、走行音も異なりますし、車内の内装や座席モケットなども異なりますので、見ているだけでなく乗る事で更に楽しむ事ができます。

沖縄の路線バスは、系統毎に概ね充当車両が固定されている傾向がありますが、同一系統を走る同車種(89番那覇~糸満間を運行する、沖縄バスのエアロスターKなど)でもバリエーションがあります。

おまけに路線によっては座席増設を行い、増設部分だけ異なる座席を用い、それも増設座席だけモケットが異なり、余り見付を配慮せず、見るからに改造車である事をPRしているのでは…と感じてしまう車両が多いのも、他地域では余り見られない沖縄の郊外線路線バスならではの特徴です。

中扉や後扉のある大都市圏移籍車両では、この部分を埋めているか否かなど、元車種だけではなく車両改造のバリエーションが幾つも存在するのも面白い所ですが、沖縄は国内他都道府県とは比べ物にならない程遠く、本土で最も近い鹿児島からでもフェリーで丸1日を要し、首都圏に身を置くMAKIKYUにとっては、韓国など近場の海外へ足を運ぶよりもずっと遠い地です。

そのため再び沖縄を訪問する機会が訪れるのか、そして車齢などを踏まえると、その時にまだエアロスターKが走り続けているのか…と感じる程です。

今や国内各地を探しても、沖縄バス以外にこれだけの数と種類のエアロスターKを使い続けている事業者は他にどれだけ存在するのだろうか…と感じる程ですが、機会があれば再び沖縄バスのエアロスターKに乗車したいと感じたものでした。



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