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壱岐交通で活躍する日野車~主力の58MC兼用車以外に中小型車も…

2013-08-05 | バス[九州離島・沖縄]

MAKIKYUが6月に足を運んだ長崎県・壱岐の壱岐交通で活躍する車両は、観光車などで最近他メーカーも導入されているものの、一般路線車は日野と三菱が勢力を2分している状況です。

一般路線では既に取り上げた西日本車体工業(西工)58MC車体+日野の兼用車に当たる機会が最も多く、次いで三菱車という状況ですが、日野車は58MCの兼用車だけでなく、中型・マイクロも存在しています。


日野製の中型車は1台だけの様ですが、MAKIKYUも一度乗車する機会があり、大型兼用車と異なり純正仕様となっています。

ただこの車両もトップドアで側面窓は引き違い式、車内は2人がけのハイバックシートがずらりと並ぶ兼用車仕様は相変わらずで、複数台走っていても不思議ではない気もします。

この中型車以外にマイクロバスも活躍していますが、意外にも日野製路線バス用マイクロ車の大ヒット作で、全国各地で活躍しているリエッセの姿はなく、リエッセ登場以前のレインボーRBと、新鋭ノンステップのポンチョという、年式的にも非常に偏った状況になっています。
(リエッセも大都市圏排ガス規制区域での離脱車両などが、相次いで地方移籍していますので、今後中古などで導入されても不思議ではないのですが…)


レインボーRBは車庫に駐車している姿を見ただけで、稼動している姿は目撃していませんが、この車種自体が年式的には古参に属しますので、あとどれだけの活躍が見られるのか気になる所です。

ポンチョは現在2台が在籍している模様で、MAKIKYUの知人の中には、この車種を猛烈に愛好している者も居ますが、壱岐交通の路線車では最新鋭の車両になります。

2台しかない割には、1扉のみの車両と2扉車の双方が存在し、敢えて仕様の異なるポンチョを導入していますので、それぞれの使い勝手を検証しているのでは…と感じる程です。


ポンチョは前扉のみでも車椅子乗車に対応可能ですし、2扉車にするとただでさえ少ない座席数が更に減少する羽目になり、前扉と後扉の間隔も僅かと言う状況になります。

大都市圏の乗降が多く、道路事情などの関係で小型車充当が必須な路線に充当するならともかく、トップドア車が主流を占める壱岐の様な離島では、郷ノ浦の市街地内を走る市民病院線の専属運用などでもなければ、座席定員減少の弊害が目立つのでは…と感じたものです。


写真はこのポンチョ2扉車の車内ですが、仕様はメーカー標準仕様をほぼそのまま取り入れた雰囲気で、グレード的には残念ながら兼用車には遠く及ばないと感じるものです。


もう1台のポンチョ(1扉車)は、座席配置も2+1列の着席重視仕様で、MAKIKYUは両者共に乗車機会がありましたが、1扉で着席重視仕様の方が使い勝手が良さそうな路線でも、全国的にポンチョは2扉車を導入する事例が圧倒的に多いのは気になる所です。

壱岐交通でも古参車を多く抱え、バリアフリー対応なども考えると、今後もポンチョの追加増備が行われても不思議ではない気がしますが、その場合には1扉車と2扉車のどちらが導入される事になるのかも気になる所です。



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