先日「MAKIKYUのページ」では、ベトナム・ホーチミン市内を走る路線バスに関して取り上げましたが、ベトナムは南部のホーチミンと北部のハノイが2大都市、そしてハノイもホーチミンと同様、鉄道は長距離旅客向けの列車線のみという状況になっています。
(現在地下鉄建設中、まもなく開業見込み)
そのため市内交通は専ら路線バス、ホーチミンと同様に市内各地や近郊では多数のバスが走っていますが、塗装は白地に黄色と朱色という派手な装いの車両が主体を占めており、緑の濃淡を基調とした塗装の車両が多いホーチミンとは対象的な状況になっています。
車種も韓国系が主流を占めているものの、ハノイでは現代車の影が薄く、一方韓国でも現代と並ぶ2大勢力になっている大宇車が多く用いられています。
大型路線車は3扉車も多数活躍、前中扉車も韓国では余り見かけない中折戸車を多数見かけたものでした。
日本では殆ど姿を見る機会がないものの、韓国では嫌という程姿を見る観光タイプ前中扉車も多数活躍、また黄色と朱色を基調とした装いながらも、中国のバスに近い雰囲気の車両なども散見したものでした。
黄色と朱色を基調とした装い以外にも、青の濃淡や紺色とオレンジ色の装いを纏った中型車の姿なども見かけ、前者は乗車機会もありました。
ホーチミンと同様にマイクロバスによる路線も多数存在、こちらも2扉車が活躍する姿を多数見かけたものでした。
マイクロバスも韓国系が多いものの、ホーチミンで活躍する車両と同種と見受けられる車両も散見、乗車した車両はハンドルにISUZUロゴもありました。
いすゞ車とは言えども日本の路線バスとは大きく異なり、配送用トラックの下回りにバスの車体を組み合わせたのでは…という雰囲気の車両でした。
ちなみにハノイのバスはツーマンバスが大半ながら、ホーチミンとは異なり乗車したバスは皆車内放送(ベトナム語のみ)が流れていたのも特徴ですが、この放送は声がこだましているように聞こえ、聴き取り難いのは難点と感じたものでした。
またハノイでは一般路線以外にBRTも運行しており、こちらも乗車機会がありましたが、BRTに関しては後日別記事で追って取り上げたいと思います。