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名古屋市営バス「幹築地1」系統とフェリーふ頭

2011-07-27 | バス[東海]

先日「MAKIKYUのページ」では、一部で「JR○海博物館」(○には「east」を日本語訳した漢字1文字が入ります)とも言われ、今年春に開館した鉄道系博物館へのメイン交通手段にもなっているあおなみ線に関して取り上げましたが、その気になればその他の公共交通機関を利用してアクセスする事も不可能ではありません。

MAKIKYUも往復あおなみ線利用よりは…という事で、帰路は他の公共交通機関を利用したものでしたが、この交通機関が名古屋市営バス「幹築地1」系統です。


この路線は名古屋港駅(地下鉄名港線)~フェリーふ頭間を、築地口・稲永駅・野跡駅などを経由して運行する路線で、平日昼間や土休日は概ね1時間毎の運行、平日朝夕はこれより増発して運行しています。

 
金城ふ頭駅やその至近にある「JR○海博物館」では直接発着する路線バスの存在こそありませんが、金城ふ頭駅から徒歩15分程度の所に「金城橋」というバス停があり、このバス停が最寄となりますが、野跡(Noseki)駅方面に線路沿いの道をまっすぐ進むだけですので、道は単純で迷う事はないと思います。

徒歩15分と言う距離は、近いと感じるか遠いと感じるかは個人差があると思いますが、金城ふ頭駅~金城橋間は急な坂などもなく、個人的には天候や陽気が穏やかな時であれば、さほど苦にはならないのでは…と感じたものでした。

とはいえ市バス幹築地1系統は、あおなみ線に比べると運行本数の面で大きく劣り、事前に時間を調べておかないと利用はやや厳しいかと思いますし、バス単独での乗車でも市バス均一運賃の200円を要しますので、これに加えて地下鉄乗り継ぎでは、普通運賃で乗車時における運賃面でのメリットは薄いのが現状です。

ただ名古屋市交通局では市バス全線や、市バス・地下鉄共通の1日乗車券が設定されており、これらを利用して「JR○海博物館」以外にも名古屋市内で幾つも訪れたい場所がある場合や、地下鉄名港線を利用したい場合などには注目です。

この他にも金城ふ頭からあおなみ線で1駅進んだ野跡駅からは、名古屋駅・金山・高畑駅などへ向かう市バスがありますので、「JR○海博物館」へ足を運ぶのに往復で異なる経路を使いたいものの、徒歩15分は…という方は、野跡駅発着のバス路線利用を検討されるのも良いかと
思います。

また金城橋バス停はフェリーふ頭の一つ手前ですが、ここから更に徒歩でも10分程度で、幹築地1系統の起終点・フェリーふ頭へ行く事ができます。

 
MAKIKYUが幹築地1系統を利用した際は、時間があったのでフェリーふ頭まで足を運んだものでしたが、丁度仙台を経て苫小牧まで行く長距離フェリー「いしかり」が停泊しており、北の大地・北海道への長い船旅へ向かう旅客や、車両の積み込みなどで賑わう姿を見る事ができました。

知人からの招きもある苫小牧は、市営バスの終焉も近いですので、機会があれば是非足を運びたいと思っており、時間があればこの船にでも…という気分でした。

運賃も2等閑散期片道なら青春18きっぷ(5回分定価)よりも安く、寝台でも2000円追加~という破格ですが、船中2泊は時間に余裕がないと厳しいのは残念な限りです。

MAKIKYUが北の大地へ足を運ぶには、仕事持ちの現状では青函トンネル利用が最も妥当と感じている所ですが、北の大地や仙台周辺からフェリーで名古屋へアクセスした場合、「JR○海博物館」はフェリーふ頭から至近で、徒歩でもアクセスできる事を知っていると便利かもしれません。
(野跡駅乗り継ぎでも乗り換え時間を考えると徒歩と大差なく、タクシーを使っても距離が短いので、恐らく3桁で済むと思います)