「座れや、ほれ、いいから座らせてもらえや」
大きな声だったので
座席に座っていた中年の婦人と疲れた(みたいな)人も顔をあげました。
「そこ座らせてもらえ」
有無を言わせぬその口調に
思わす2人は席を立ちました。
青白い学生はずるずると崩れるように
(見ようによってはポールダンサーのように)
座席に崩れ落ちていきました。(のですが)
2人分の席に斜めになってとりあえず座りました。
(というか全く不自然に斜めって止まりました)
「どや兄ちゃん、大丈夫か?」
お兄ちゃんの方はと言えば
斜めに固まったまま声の主を見つめています。
ありがとうともすみませんとも言葉が出ません。
それはもう青白く固まっているのです。
そんな彼を回りで10人くらいの乗客が
これもまた固まった状態で見つめているのです。
昨日食った焼き肉、うまかったぁ。。。
こんなん食えばお兄ちゃんも元気出るのになぁ
さて、どうなるのでしょう?
完全にメタボチック50ハゲさんのペースで
時間はながれているのです。
まもなく終点、乗り換え駅に到着します。
大きな声だったので
座席に座っていた中年の婦人と疲れた(みたいな)人も顔をあげました。
「そこ座らせてもらえ」
有無を言わせぬその口調に
思わす2人は席を立ちました。
青白い学生はずるずると崩れるように
(見ようによってはポールダンサーのように)
座席に崩れ落ちていきました。(のですが)
2人分の席に斜めになってとりあえず座りました。
(というか全く不自然に斜めって止まりました)
「どや兄ちゃん、大丈夫か?」
お兄ちゃんの方はと言えば
斜めに固まったまま声の主を見つめています。
ありがとうともすみませんとも言葉が出ません。
それはもう青白く固まっているのです。
そんな彼を回りで10人くらいの乗客が
これもまた固まった状態で見つめているのです。
昨日食った焼き肉、うまかったぁ。。。
こんなん食えばお兄ちゃんも元気出るのになぁ
さて、どうなるのでしょう?
完全にメタボチック50ハゲさんのペースで
時間はながれているのです。
まもなく終点、乗り換え駅に到着します。