来年も一緒に来ようね
うん、絶対来る
一緒に来るんだよ
二人で来るよ
今約束しよ
約束する
ねぇ辰雄
なに？
・・・・・・、
何だよ
いいの
え？
来年って３６５日も先だね
違うだろ
だって、
明日が来年だろ
辰雄ってさ…
ん？
ううん、いいの
さっきから留美子、変じゃない？何だよ
あははっ、あのさぁ辰雄
だから何だよ
チューしてくれる？
えっ？
つづく
来年も一緒に来ようね
うん、絶対来る
一緒に来るんだよ
二人で来るよ
今約束しよ
約束する
ねぇ辰雄
なに？
・・・・・・、
何だよ
いいの
え？
来年って３６５日も先だね
違うだろ
だって、
明日が来年だろ
辰雄ってさ…
ん？
ううん、いいの
さっきから留美子、変じゃない？何だよ
あははっ、あのさぁ辰雄
だから何だよ
チューしてくれる？
えっ？
つづく
引っ張って遊べます
雪が降らなくても何かを乗せて運べば面白いかも
２㌢ほど浮かせてあります
そりっぽくないけれど
板の節約のため、こんな形状になりました
カメラの点検で新宿に出かけました
さすがに都会はすごいね
日曜日だというのにガードマンが見張っています
ツリーにいたずらされないように
じゃなくて
怪しいヤツが爆弾とか置かないようにだと思いますが
豪華で品のある飾りでした
漬け込み３ヶ月を経過しました
それで、密封瓶を開けようとしたのですが
きっちりしまっていて開きません
あきまへんなぁ…
スプーンでこじったところ
割れてしまいよったでんがな
破片は外にぽろっと落ちて、瓶の中は無事だったので
試飲してみました
果たして
お味の方は…
ぎゃ
どうする！？
とりあえず長期保存に切り替えましょう
私、ちょっと酔っちゃったかも、顔、赤くなってない？
いいんじゃない、赤くなったり緑になったりしてるよ
留美子はちょっと怒ったように口をとがらせて辰雄の腕を振った
辰雄は組んだ腕に力を込めてそんな留美子を押さえ込んだ
ほら、今度は緑になった
ほら、こんどは、えーっと何色かな
それって私の顔？
ま、そうだな、留美子は何色がすき？
いいよもう何色でも、何だかみんなきれいに見えてきちゃったもん
うん、いろんな留美子がきれいだし
こら辰雄、今あのお姉さん見ながら言ったでしょう
おまえ、ほんとに酔ってるな
いいんだも～んだ
あ～ぁ、最後のソルティドッグが効いちゃったんだね
そうそう、効いちゃったんだ～
留美子は眼を閉じて辰雄の腕を抱きしめている
辰雄は柵に寄りかかったまま、回り続けるメリーゴーランドをじっと見つめている
イルミネーションはふたりを温かい光で包んでいる
時間は流れているのか、止まってしまったのか
そんなことを考える力はとっくに無くなっている
つづく
辰雄、きれいね
うん、きれいだ
空に星が出てたら最高だね
ううん、出てないのがいい
留美子はほほ杖をついたままつぶやいた
東京じゃぁ星が出てもちょっとしか見えないし
きれいな星を見るならどこか遠くに行かなくちゃ
これで我慢しとく
ちがうの
違うってなに？
ほら、あれが星、みーんな星だわ
東京には空がないって智恵子が言ったんでしょう
そう、小説の中でね、本当にそうだと思うよ、留美子もそう思うだろう
それは智恵子が病院のベッドから窓を見て故郷の空と違うって思ったからよね
街を歩いて空を見上げてもさ、空はほんのちょっとしか見えないし
ねぇ辰雄
ん？
スカイツリーは宇宙エレベーターだと思わない？
何のこと？
地球から宇宙へ行くエレベーター、前に辰雄が話してくれたじゃない
うん、そうゆう話って留美子も好きだろ、でもスカイツリーじゃ全然低いし
好きよ、大丈夫、ほら宇宙に届いてるの
留美子は手のひらを丸めて望遠鏡にした
見て、あの明かりたちは星なの、宇宙エレベーターで銀河の真ん中に行けるのよ
逆さまってことかぁ
辰雄は留美子の作った望遠鏡を両手で包み、一緒にのぞき込んだ
今度一緒にあの宇宙エレベーターに乗りに行こうね
行こう、逆さだからエレベーターで地球に戻るんだよ
つづく
もう少しだけイルミネーションが続きます
だってきれいなんだもん
コメットの向こうにお日様のように大きな観覧車
やっぱり特別な気持ちになっちゃうよね
夜の光はふたりのために輝くのだ
そして降ってくる星に包まれて
何かすてきなことが起こりそうな予感…
ピンクの光が落ち着いたブルーに変わり
さぁいよいよ始まります
結婚したくなっちゃうイルミがテーマです
変化する光が集まった人たちを魅了します
ほら、結婚したくなっちゃったでしょう？
音楽が終わると
みんなうっとりとして歩き出します
カップルは手をしっかりと握り合い
子どもたちは騒ぐのを止め
シニアたちは感慨深げに
それぞれの場所へ
夢のような光の中へ散っていくのです
いいから、落ち着けって
これならマイムだっていけるかも…
始まったよ～
ランダムな動きをするタコシート
見かけより結構なめらかな動きが楽しそうだね
少し歩くと
光に満ちた場所があった
光の中を歩く
何かが始まる予感
っつーか、始まるよーって放送が…
闇夜に浮かび上がったブランコ
動き出すのをじっと待っています
これ、マイムはたぶんダメだろうな…
絶叫！
乗っている人たちはみんな楽しそうだ
けど、カメラに向かって来るブランコの鎖が細すぎて怖い
キティちゃんも相変わらず
ぶんぶん回っています
一休み
ほっとする記念写真
きれいに撮れたかな？
カップルは係のお姉さんが
シャッターを押してくれます
少しずつお客さんが増えてきました
イルミネーションが見たくて
遊園地に出かけてみた
イルミネーション点灯は５：１５
美味しくないラーメン￥６００で腹ごしらえをして待つ
暗くなるにつれ輝きを増すイルミネーション
あちこちから歓声が聞こえてくる
キティちゃんが本気を出して回っている
疲れると休む…
葉っぱが
枯れて
落ちて
こうして木の枝にひっかかって
それがマイムの目にとまって
写真に収まって
皆さんに見ていただいている
数え切れないほどある葉っぱの中で
一枚だけ特別な
葉っぱ
「おいしい牛乳」もそうだけど
普通の牛乳の説明をよく読むと
こう書いてある
でもそれしちゃうと
カルシウムが吸収されないどころか
体に悪いものになっちゃうんだって？
そうじゃないものはちょっと値段が高いけど
低温殺菌って書いてある牛乳ですよ
低温っていっても６３℃ ３０分ですよ
それがパスチャライズド
この牛乳でないとダメなのに
なんで本当のことを言わないのだ？
ちょっと長持ちするからって
体に悪い牛乳をさも良さそうに言って売るって
エビ偽装と基本的に同じだと思うけどな
イルミネーションだって？
おらだって好きだよ
っつうかさ、原子力発電の燃料って
ずっとずっとプールで冷やしとかないきゃいけないんだぜ
発電所壊すのに４０年だとさ
その後もず
っつうことはさ、地球を温め続けるんだよ
なくなっちゃった後も、マイムが死んじゃった後もね
それが安上がりなんだって
誰が払うの、それでいいのかい、本当にかい？
みんなが楽しんでいる
寒いのに、なんかほっとする雰囲気の
これもイルミネーション
若いふたりには
ファミリーだろうがなかろうがカンケーネーし
いいじゃないの☆が柔らかくったって
ひとりで上ったのに降りられなくなったって
おなかがすいたら
なに食べよっか？
