紫陽花たちと洋館をバックに写真を撮った。
逆光に留美子の髪が輝いていた。
辰雄は左手でフードを作りレンズに光が入らないようにした。
絞りを二段開けて4にした。
水色の紫陽花もいっぱい写るように留美子が少し左に寄る構図に決めた。
ピントは慎重に合わせ、ファインダーの中の留美子に呼びかけた。
「撮るよ」
ふんわりとぼけた洋館の前で紫陽花に手を伸ばした留美子が髪を金色に輝かせて微笑んでいる。
その写真だけはいつものサービスサイズではなくキャビネに伸ばして2枚プリントした。
1枚はサンキューと留美子に、もう一枚はすごくいいポートレイトだと誉めてくれた岡田さんにありがとうと言って渡した。
逆光に留美子の髪が輝いていた。
辰雄は左手でフードを作りレンズに光が入らないようにした。
絞りを二段開けて4にした。
水色の紫陽花もいっぱい写るように留美子が少し左に寄る構図に決めた。
ピントは慎重に合わせ、ファインダーの中の留美子に呼びかけた。
「撮るよ」
ふんわりとぼけた洋館の前で紫陽花に手を伸ばした留美子が髪を金色に輝かせて微笑んでいる。
その写真だけはいつものサービスサイズではなくキャビネに伸ばして2枚プリントした。
1枚はサンキューと留美子に、もう一枚はすごくいいポートレイトだと誉めてくれた岡田さんにありがとうと言って渡した。