スティープジョブズが逝去した。
衝撃。体から力が抜けるのがわかる。そのニュースに接したのは11時過ぎ。Facebookのニュースフィードはそのニュースに対する反応で溢れていた。
僕は別にapple信者ではない。それでも本格的にPCを使うようになったのはマックからだったし、そのコンセプトや感覚的に使えるインターフェースは大好きだった。「ことえり」の愛らしい誤変換やすぐに出る爆弾マークも何となく許せる存在だった。思えばWindowsに移っていったのは、まさに仕事との関係とか、MSの汎用ソフトが使いたいとか、「合理性」によって選択された結果だった。appleが与えてくれた世界とは別の選択をしたということなのだろう。
その後、WMP系の音楽配信事業に関わったこともあって、appleはどちらかというと大きな「敵」のような存在。あ、もちろん持ってましたよiPod。iTunesも使ってましたよ、実は。スティープジョブズとappleの「凄さ」を知れば知るほど、同時に敵対心が芽生え、今思えばただの「嫉妬」だったりもするのだけれど、ある意味、アンチapple信者であり、同時に憧れてもいた。
あんなサービスを作れたら…その想いはずっとあった。
プリンター待ちの中、FBでそのニュースに衝撃を受ける。体に衝撃が走る。力が抜ける。何とも言えない感慨が浮かぶ。しかし座席に戻り、周りの人間にそのニュースを伝えてもその反応は微妙だ。へー、そうなんだ。KDDIからiPhoneが出るってことの方がよほど盛り上がる。
何だろう、この違和感。
スティープジョブズだよ?そう聞き直したくなる。
結局のところこの場所は新しいサービスを生み出す場所でも、何でもないのだ。
◇ ◇ ◇ ◇
会社からの帰り道、DAPでチャボの歌を聴く。
「結局のところ僕等は 与えた愛と同じ分だけの愛を
与えられることになる」そう いつかのメロディに聞いた
「想像してみろよ 天国も地獄もないところを
すべての人達が共に生きられるところ
そんな世界を夢見る」ってこと いつかのメロディに聞いた
GetBack。ジョンレノンとビートルズへの愛にあふれた唄。
この唄を聞きながら、ふと思う。
僕らや僕らと近い世代のPCやネットサービスに関わる人間にとって、スティーブ・ジョブズという存在は、チャボやあの頃の世代にとってのジョンレノンやビートルズと同じなのではないか。好きとか嫌いとかを超えて、影響を受け、どこかで憧れていたのではないか。
スティーブ・ジョブズの創りだしたイノベーションの数々は、かってのビートルズの唄と同様に僕らに衝撃を与え、僕らはそれに憧れ続けてしまうのだ。それはジョブズが亡くなった後も。
ご冥福をお祈りします。
P.S 改めてスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学卒業式で行ったスピーチを読みなおす。
もしまだこのスピーチを読んだことがない/見たことがないという人がいるとしたら、
是非、読んで/見てもらえればと思う。
H-Yamaguchi.net: Steve Jobsのスピーチ、山口訳
スティーブ・ジョブズ 日本語で学ぶ伝説のスピーチ(字幕)
衝撃。体から力が抜けるのがわかる。そのニュースに接したのは11時過ぎ。Facebookのニュースフィードはそのニュースに対する反応で溢れていた。
僕は別にapple信者ではない。それでも本格的にPCを使うようになったのはマックからだったし、そのコンセプトや感覚的に使えるインターフェースは大好きだった。「ことえり」の愛らしい誤変換やすぐに出る爆弾マークも何となく許せる存在だった。思えばWindowsに移っていったのは、まさに仕事との関係とか、MSの汎用ソフトが使いたいとか、「合理性」によって選択された結果だった。appleが与えてくれた世界とは別の選択をしたということなのだろう。
その後、WMP系の音楽配信事業に関わったこともあって、appleはどちらかというと大きな「敵」のような存在。あ、もちろん持ってましたよiPod。iTunesも使ってましたよ、実は。スティープジョブズとappleの「凄さ」を知れば知るほど、同時に敵対心が芽生え、今思えばただの「嫉妬」だったりもするのだけれど、ある意味、アンチapple信者であり、同時に憧れてもいた。
あんなサービスを作れたら…その想いはずっとあった。
プリンター待ちの中、FBでそのニュースに衝撃を受ける。体に衝撃が走る。力が抜ける。何とも言えない感慨が浮かぶ。しかし座席に戻り、周りの人間にそのニュースを伝えてもその反応は微妙だ。へー、そうなんだ。KDDIからiPhoneが出るってことの方がよほど盛り上がる。
何だろう、この違和感。
スティープジョブズだよ?そう聞き直したくなる。
結局のところこの場所は新しいサービスを生み出す場所でも、何でもないのだ。
◇ ◇ ◇ ◇
会社からの帰り道、DAPでチャボの歌を聴く。
「結局のところ僕等は 与えた愛と同じ分だけの愛を
与えられることになる」そう いつかのメロディに聞いた
「想像してみろよ 天国も地獄もないところを
すべての人達が共に生きられるところ
そんな世界を夢見る」ってこと いつかのメロディに聞いた
GetBack。ジョンレノンとビートルズへの愛にあふれた唄。
この唄を聞きながら、ふと思う。
僕らや僕らと近い世代のPCやネットサービスに関わる人間にとって、スティーブ・ジョブズという存在は、チャボやあの頃の世代にとってのジョンレノンやビートルズと同じなのではないか。好きとか嫌いとかを超えて、影響を受け、どこかで憧れていたのではないか。
スティーブ・ジョブズの創りだしたイノベーションの数々は、かってのビートルズの唄と同様に僕らに衝撃を与え、僕らはそれに憧れ続けてしまうのだ。それはジョブズが亡くなった後も。
ご冥福をお祈りします。
P.S 改めてスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学卒業式で行ったスピーチを読みなおす。
もしまだこのスピーチを読んだことがない/見たことがないという人がいるとしたら、
是非、読んで/見てもらえればと思う。
H-Yamaguchi.net: Steve Jobsのスピーチ、山口訳
スティーブ・ジョブズ 日本語で学ぶ伝説のスピーチ(字幕)
Stay Hungry. Stay Foolish.
ハングリーであれ。愚か者であれ。
あぁ、もう一度、がんばろうかな。
世界中で追悼されているので、
その影響力はほんと、ビートルズに並ぶのではないでしょうか。
iPadなんて、日本人じゃ成功させられなかっただろうし。