M・M日記~心理カウンセラーのつぶやき

アドレリアンの日常と、時どき心のお話
何があっても ちょっと一呼吸おいて違う見方をしてみたら…
人生楽しくなるかも♪

受験生をおもちの親御さんへ

2008-02-06 22:07:29 | 受験
千葉県の公立高校では、今日は特色化選抜の試験の日でしたね。
受験生の皆さま、親御さま、お疲れ様でした。

現在の千葉県の公立高校受験の制度は、特色化選抜試験と一般試験の2回のチャンスがあります。

特色化では、レベルの高めの学校をチャレンジして、
だめだったら、安全圏を狙うのが定石です。

これがいいような悪いような制度で、卒業間近まで振り回されるのです。
受験生はモチベーションと体調の維持がとても大変ですよね。

わが家の息子も去年、経験しました。
そのときのエピソードをひとつ。

特色化選抜の発表の日、
同じ高校を受験した友達O君に、
「オレの友達の受験番号もついでに見てきてやってくれ。」
といわれ、番号を聞いてメモし、発表を見に行きました。

息子は不合格……頼まれた子の受験番号はあり、合格だったそうです。
電話でそのことをO君に告げると、
「おっ、受かったか。実はそれ、オレの受験番号なんだ。」
「え。」

競争意識のうすいわが息子も、さすがにクソ~!と思ったらしく、
「一般試験で追いついてやるから待ってろ!」と勇ましいメールをして、
「あんなメールしちゃった、どうしよう~!」
と自分でビビッていました。

ですが、大見栄をきった手前、同じ学校を再チャレンジして、
なんとか、引っかかって合格できたのです。

これはよく考えると、O君のお陰ですよね!
人生なにがどうころぶか、わかりません。
だから面白いのかも。

ただ、入学してからが、勉強についていくのが大変らしく、
妹には「自分にあった学校で楽しく過ごしたほうがいいぞ~。」
と言っています。

正直、経済的なことを考えると、公立にいってもらいたいから、
一般試験では、安全圏をねらってくれればと思ったのですが、
親の意見で受験校を選ぶと、高校にはいってから行き詰ったり何か問題が起きた時に、どうしても親のせいにしたくなるものですよね。

今は、私がお受けするカウンセリングの相談内容に、
子供の不登校の問題がとても多いです。

子供の学校選びでは、親はひとつの意見として自分の考えを伝え、
自分で決めさせて、だからこそがんばってその高校を卒業してもらうことを
お願いしたらいいのではないかと思います。

そして、希望の学校に合格できなかったとしたら…?
それは、その子供が行くことになった高校に「行く必要があった」と
思ってください。
決まったところが、行くべき高校なのです。

その高校で、出会うべき人ややるべき事があるばすなのです。
挫折と思う必要はまったくありませんよ。