Abwarten und Tee trinken !

気軽に気ままに紅茶、台灣茶、中國茶、清酒、Wein を…。
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わがまま Beauty

2005-10-31 00:30:50 | 青茶 <台灣>
今日は、衝動的に飲みたくなったこのお茶↓を淹れてみました。最後の1袋になってから極力 save するようにしているお茶です (^^。



白毫烏龍茶 《台灣九十三年 夏茶》 ( Formosa Tea Connection ※完売)

今年は今のところ (9月末現在のお話) Formosa Tea Connection さんに白毫烏龍茶の入荷はないそうなので、昨年のものをコソコソと飲んでいます (^^;。何でも価格と品質の折合のついてるものがなかったとかで (ルミさんの一切の妥協をしない仕入れ方針は非常に共感のもてる処なので、来年に期待しませふ。)。

ホント、この白毫烏龍茶を淹れたのは数ヶ月ぶりです。以前に飲んだときは、烏龍茶らしい dandy さが際立っていましたが、それが幾分穏やかになり、洗練された雑味のない甘味を強く感じます。その甘味は熟れた pear や mango を想わせ、実に心地好いです。ずーーっと淹れてて、軽く出涸らしになってからの透き通った甘味の塩梅もまた一興です。

以前は烏龍茶らしい個性を強く感じましたが、今は寧ろ東方美人らしい個性を強く感じます。昔、男勝りだった女の子が同窓会かなんかで数年ぶりに会ったら妙に女っぽくなっててドキッとするような感覚 (!?) とでも表現すればいいでしょうか (笑)。

20th Century Boy

2005-10-30 01:06:16 | ふつう日記


20世紀少年 』 の20巻発売記念と言うことで (!?)、お茶と関係ない記事を。

浦沢直樹先生のマンガはホント昔から好きで、『 YAWARA 』 から始まり、『 MASTER キートン 』、『 MONSTER 』 はもちろん、初期の短編集 『 N・A・S・A 』 に至るまで殆どの作品を読んでいたりします。

私の最も好きな作品は3、4年前に完結してしまった 『 MONSTER 』 ですが、↑の 『 20世紀少年 』 も1巻が出たときからずーーーっと嵌っています (^^。この 『 20世紀少年 』 も気付けば20巻、巻数で言えば 『 MONSTER 』 の18巻をいつの間にか越えてしまいました。しかし、20巻に至ってもその面白さは減退することなく、未だに私を惹きつけて止みません。

『 MONSTER 』 や 『 20世紀少年 』 に見られる巧い手法って、場面が絶妙の timing で飛ぶところにあると思います (前者は人物によるものが多いのに対し、後者は時系列によるものが多いと言う大まかな違いはありますが…) 。一見、直接関係ない話が zapping したようで、読者が何とか経路を追える範囲でかつ流れとして無理のない形で徐々に本流に link してくるので、毎回、「また1本取られたな…。」と思ってしまいます。当然、先の予想をしながら読んでたりする訳ですが、物の見事に私の愚かな予想を裏切ってくれます (笑)。Story の組立ての巧さに脱帽と言う他ありません。

場面を飛ばす story 構築と言う手法は、宮藤官九郎さん脚本の drama なんかでもよく見られますが、その origin は手塚治虫先生の 『 火の鳥 』 辺りにあるような気がします。

以前、小泉孝太郎くんの深夜番組に浦沢先生が guest で出てるのを偶然見たことがあるのですが、浦沢先生の仕事場の本の多さと、「『 MONSTER 』 を読んだときに、昔、『 DRAGONBALL 』 や 『 SLAM DUNK 』 を読んでたときの感覚が蘇りましたよ。」と、少年のような目で語る孝太郎くんが印象的でした。引き構図の絵に3日かかることもあるそうで、「ハラッとめくって終りなんだけど、そこに勢力つぎ込むのも瞬間の美学かな。」と仰る浦沢先生が最高に格好良かったです。

20巻が出たばかりですが、既に早く21巻出ないかなと思っていたりします (^^;。あぁ、続きが気になって仕様がないです…

Wu Yi One O five

2005-10-29 19:49:12 | 青茶 <中國>
今日は珍しいお茶を淹れてみました



武夷105号 《2005年 春茶》 (バンブー茶館)

武夷岩茶の新品種で漢字茗のまだついていないものです。以前に198号と304号は飲んだことがありますが、105号は初めてです。

甘く華やかな香りの奥に微かに spicy な香りを感じます。口当たり軽やかな印象ですが、余韻は深く、白芽奇蘭と共通するような芳ばしさと爽やかさの融和した風合が広がります。

Early Autumnal 2005

2005-10-28 21:32:35 | 紅茶 <南アジア>
今日は、先日、久しぶりに訪れた二子玉川で購入してきたお茶を淹れてみました



MARGARET'S HOPE White Delight DJ-636 ( Leafull )

Autumnal は通常10月下旬くらいから11月にかけての10日から2週間くらいの短い摘取り時期なのですが、これは9月摘みで少し時期の異なった special lot です。

S/F の White Delight DJ-329 と比べても、茶葉の size が1回り以上大きく、見事な silver tips を非常に多く含んでいます。Cacao や noisette ( hazelnut ) を想わせるコクを感じた後、maple 系のやわらかな甘味が広がります。渋味、甘味共に穏やかで、秋らしい落ち着いた趣をしています。

Autumnal 黄金桂

2005-10-27 23:12:05 | 青茶 <中國>
昨日、大学の講義と講義の合間に東麻布の海風號さんへ。ココで “特安” 狙いとか言ってたのが何のその、連れて帰ってきたのはこのお茶↓でした (^^。



黄金桂 《2005年 秋茶》 (海風號)

今更ながら海風號さんでよく黄金桂を買っているような気がします (^^。まぁ、他店の黄金桂を買う気が全くしないのも事実でありますが春茶の黄金桂がパッと花開くような趣であったのに対し、この秋茶はジワジワとその美味しさが伝わってくるような趣です。

1、2煎目はすっきりと穏やかで落ち着いた印象ですが、4、5煎目を過ぎた辺りから余韻として喉奥に広がる果蜜系の甘味が厚みを増してきます。滋味深いのか、台灣超高山茶の大禹嶺烏龍茶のように香味の top が後発的 (2、3煎目ではなく4、5煎目以降にある) のように思えます。煎もよく利くのでじっくりと味わうことができます。読書のお供なんかにもイイ感じです

実際、海風號さんを訪れたときも、設楽さんにパンダや万里の長城の写真を見せてもらったりしながら、2時間以上に渡り淹れてもらっていましたが (12、3煎は余裕でいったかと)、香味が fade out することなどなく、安定して堪能できました。




因に、海風號的火箭新聞で、“ 常連のM氏 ” と言うのは私のことです (本名の initial は違うのですが、HN がそのまま通り名みたいになってしまっているので…)。設楽さんが撮影しているときもちょうど横に居たのですが、コチラの写真も sensible で素敵ですよね♪ 写真の趣のある人形は occupied japan というところの品らしいです。

Weiβ

2005-10-26 00:35:28 | 緑茶・白茶・黄茶
今古茶籍の簡さんにお土産としていただいたお茶を淹れてみました。



白牡丹 (今古茶籍 ※非売品、お店で飲むことは可?)

保存状態が良かったのか、黒っぽく変色もしておらず、綺麗に青々しさを残しています。森田學さん式に、高温の中投法で淹れてみました

白牡丹や壽眉は淹れ方を間違えると変に青臭くなってしまうものですが (まぁ、個人的な好みの問題ではありますが…)、茶葉の状態が良かったのも手伝って、青臭みを出さずに淹れることができました。滑らかな口当たりで、爽やかさを感じさせつつ穏やかな甘味が広がります

白牡丹をはじめ白茶は夏場に飲まれることの多いお茶ですが、以前、然る方から聞いた処によりますと、中医学的に白茶は首から上を解熱すると同時に肺を暖めるとかで秋に飲まれたりもするんだとか (詳細は不明)。

@今古茶籍 2

2005-10-25 00:47:24 | お茶屋さん
Mr. Pu'er さんにお呼ばれして駒場東大前の今古茶籍さんへ。簡さんが湖北省、湖南省、四川省から持ち帰った緑茶を中心に、持ち寄ったお茶も淹れつつ、今回もいろいろと試させていただきました。

Members は Mr. Pu'er さん、桃猫さん、私に加え、常連の女性の方数名と言った感じでした。


飲んだお茶を順に memo しておくと…

 

(1) 采珠毛尖 <湖北省>

(2) 竹叶青 (竹葉青) <四川省>




(3) 珠蘭花茶 <安徽省>

(4) BAGHMARI Golden Tips <印度 阿薩姆>  ※私の持参





(5) 紅印圓茶 <雲南省>  ※ Mr. Pu'er さんのご持参


 

(6) 土家擺手茶 <少数民族土家族

(7) 白瑞香 (武夷岩茶) <福建省>



(4)、(5)以外は全て今古茶籍さんのお茶ですが、商品として販売していないものも含まれているので要相談です。

(1)、(6) は黄茶のようなカツオ出汁系のコクのある風合で、(2) はその茗の通り bamboo greenish な風合の緑茶でした。茶葉の size も小さく整っており、竹叶青らしさをよく感じられました。

(3) は簡さんが7年の歳月を費やして今年ようやく探し当てたという花茶で、上質な御香のような香り (※ smoky と言う意味ではなく) でパッと花開く感じではなく、秋に相応しい落ち着いた趣の花茶でした。

途中からいらっしゃった女性の方がご持参した waffle と (4) を合わせつつ、最後は (5) と (7) を交互にひたすら淹れていくような格好に (^^;。

(5) は何度も Mr. Pu'er さんに飲ませていただいていますが、やはり美味しいです。少し肌寒さを感じるようになってきたこの頃、一瞬にして身体を暖めてくれ、10煎目を過ぎた辺りからの甘味の旋律もまた一興でした

(7) はしっかりとした火入れが成されており非常に芳しい岩茶です。微かに酸味の nuance があり、甘味の balance は berry 系と言った処でしょうか。茶殻も綺麗に揃っていて美しいです。この岩茶は桃猫さんが非常に気に入っていらっしゃいました (^^。

Golden Days

2005-10-24 00:15:09 | 紅茶 <南アジア>
いきなりですが↓のお茶が何か分かりますか?












よく似ていますが、金毫・金芽 type の滇紅 ( Yunnan ) ではありません (^^。

実は Assam なんです



BAGHMARI Golden Tips 《2005》 ( LE PALAIS DES THÉS )

奥沢の店長さん曰く、この type の Assam は3、4年ぶりの入荷だそうです。近年、Assam は CTC 製法のものが急増しているので whole leaf type ですらかなり珍しいのですが、この Golden Tips が殆どのものは極めて稀少なものと言えましょう。

金毫・金芽 type の滇紅に比べ縒りがやや軽く、白毫銀針のような直針状をしています。腐葉土のような woody な香りの奥に jasmine を想わせる華やかな香りを感じます。口当たり滑らかで、cacao のようなコクを感じた後、微かに franboise のような nuance のある甘味が広がります。

A Delightful Day

2005-10-23 19:53:29 | 紅茶 <南アジア>
すっきりと秋晴れで気持ちのいい今日はこの紅茶を淹れてみました♪



MARGARET'S HOPE Delight DJ-322 《 S/F, 2004 》 ( Leafull ※完売)

今年の Delight もありますが、今日は敢えて昨年のものを (^^;。Darjeeling は100g、200g単位で買っても半年くらいでなくなるのですが、このお茶は買った後すぐに完売したというのもあり、ケチ臭く飲んでいたら1年以上もってしまいました

Silver Tips を非常に多く含み、caramel や apricot jam を想わせる甘く芳ばしい香りが広がります。滑らかな口当たりで、黒蜜を想わせる落ち着いた甘味が余韻として漂います。




因に、この MARGARET'S HOPE 農園の Delight Series ですが、Leafull さんには早くも Early Autumnal Version が入荷しているようです。昨年は A/N ver. はなかったのでどんな塩梅なのか楽しみです (^^。

過ぎ行く季節と…

2005-10-22 22:17:48 | 紅茶 <南アジア>
一時、晴れたと思ったらまた雨です…。
そんな今日は残り少なくなってきた F/F を淹れてみました。



THURBO DJ-7 《 F/F, 2005 》 ( Leafull )

THURBO 農園のお茶は概して “ 個性的 ” ですが、F/F はその最たるものと言えましょう。青く爽やかに仕上げた F/F が多い中、伝統的な焙煎のしっかりとした仕上げ方がされています。水色もオレンジ系の色合いが強く、味わいも柑橘系の爽やかなものと言うよりは base のしっかりとした fruity な甘味を感じます。

大半の F/F はそろそろ “ 死体 ” に変わり始めますが、この THURBO 農園のものは変化のし方もまた少し異なっているようです(^^。