Abwarten und Tee trinken !

気軽に気ままに紅茶、台灣茶、中國茶、清酒、Wein を…。
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利田屋 別注はんぷ会 平成貮拾貮年 如月

2010-02-20 20:58:36 | お酒


昨年に引き続き申し込んだ、かがた屋さんの別注はんぷ会 (※完売 今期受付終了) の2月分です

最初の月からエースの2蔵投入とは…、恐るべし丸顔編集長




純米吟醸 日高見 生原酒 [1800ml] (株式会社 平孝酒造)

【アルコール度】 15度以上16度未満
【使用米】 山田錦
【精米歩合】 50%
【製造年月】 平成22年2月

一口飲んでから僅かな沈黙の後、

「なんちゅうエロいもんを…。」
※『 美味しんぼ 第8集 』 第4話 「 鮎のふるさと 」 ご参照


と自然に言葉が出てしまうようなお酒ですΣ( ̄▽ ̄;)。Blind tasting だったら、此が1升3,150yenの純吟だとはゆめゆめ思いますまい。並みの純大吟では太刀打ち出来ない逸品です。兵庫県産山田錦特等米を惜しげもなく使っているためか、円みを帯びて何とも清冽とした呑み口をしています。果敢無くも切なくもあり、躰の内側へとやわらかく浸透していきます





山廃仕込 特別純米酒 鳳凰美田 生詰 [1800ml] (小林酒造株式会社)

【山廃酛】 28日
【醪日数】 30日
【上槽】 平成21年1月22日
【日本酒度】 +3
【酸度】 1.8
【アミノ酸度】 1.2
【酒精分】 16.8%
【使用米】 愛山
【精米歩合】 60%
【製造年月】 平成21年7月 ※H20BY

以前に発売されたもののスペック違いっぽいですが、云われなければ山廢と全く気付かないような綺麗な呑み口をしています。愛山らしい瑞々しい甘味と酸味の balance が心地好いですが、少し温度が常温に近くなってくると山廢らしいコクも極々微かに顔を覗かせてくれます

Blue Bottle ~ H20BY Nov. ~

2010-02-18 19:22:12 | 磯自慢酒造


純米大吟醸 磯自慢 [720ml] (酒友 磯自慢酒造株式会社)

【アルコール度】 16度以上17度未満
【日本酒度】 +4~+5
【酸度】 1.25
【使用米】 特A東条秋津産特上 山田錦 100%  
【精米歩合】 40%
【粕歩合】 62~67%
【使用酵母】 自社保存株
【蔵元冷蔵庫取出日】 平成21年11月吉日

2008年出荷分から label 等の design が一新された磯自慢の blue bottle です

銘酒は数あれど、呑む度に其の定義を再確認させてくれるような逸品です

清冽として何の引っ掛かりもなく浸透して行き、alcohol の極々微かな渋味の後で感じる、枇杷の甘味はええもせず心地好いです。此のお酒には、如何なる刻でも自ずと平伏してしまうような素晴らしさがあるように私は感じます

田酒 双黒

2010-02-15 00:58:23 | 西田酒造店


純米大吟醸 田酒 短稈渡船 / 山田穂 [720ml] (株式会社 西田酒造店)

【アルコール度】 16度以上17度未満
【使用米】 短稈渡船 / 山田穂 
【精米歩合】 40%
【製造年月】 平成21年6月 ※H19BY

昨年のお中元 season に発売になった、何とも魅惑的な set です。山田錦の親に当たる酒米、短稈渡船 (父方) と山田穂 (母方) で其々醸されています。今となってはどちらも生産量の少ない貴重な酒米だそうですが、話によりますと、宮城の銘蔵、平孝酒造さんに譲ってもらったのだとか

もともと熟成酒であった事に加え、出荷から数ヶ月瓶熟成させているので、味のりしていて何とも良い塩梅です。短稈渡船の方がややコク深く、山田穂の方がやや甘味が強いように感じます。過去実績のある山田穂は、イチゴを想わせる含み香があって、こんな味わいだったような!?という感じでしたが、短稈渡船は、角は丸みを帯びて来ていますが、白 wine に似たキレが心地好いなぁと

因に、package はなかなか豪華だったりします(^^A。


Classic

2010-02-10 22:10:46 | 青茶 <台灣>


杉林溪烏龍茶 《台灣九十七年 冬茶》 ( Formosa Tea Connection )

火入れの浅く仕上げらたものが殆どの高山茶にあって、杉林溪は伝統的な中火で仕上げられたものが少なからず見受けられるように思います

製茶後1年以上が経過しており、焙煎の風合が落ち着いてきていて、実に良い塩梅です。余韻として、mangosteen のような上品な甘味がやわらかに漂います

Yunnan Dian Hong Rarity

2010-02-06 17:07:34 | 紅茶 <中國・台灣>


雲南滇紅 《2009年 春茶》 (海風號)

玉蘭烏龍茶のように、緩い半球状をした珍しい滇紅です

Golden tips のみのヤツとか、とても好きなのですが、安定して入荷しないので、まともに Yunnan tea を飲むのは数年ぶりのような気がします(^^A。

煎の浅い内は幾分素気ない印象を受けますが、3煎を過ぎたあたりから花蜜を想わせる甘味が如実に増して来て、実に心地好いです。根菜のような素朴なコクを感じた後、還りでアカシアの蜂蜜を想わせる芳醇な甘味が漂います