Abwarten und Tee trinken !

気軽に気ままに紅茶、台灣茶、中國茶、清酒、Wein を…。
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White Pearl

2007-01-31 00:16:38 | 緑茶・白茶・黄茶


MARGARET'S HOPE White Pearl 《 A/N, 2006 》 ( Leafull ※完売)

僅か 500g だけ入荷した、MARGARET'S HOPE 農園の special lot です

花茶の茉莉真珠 ( Jasmine Pearl ) を想わせる、特徴的な茶葉の形状をしています。



抽出が進むと、size の大きな銀針 ( silver tips ) が丁寧に丸められていたのが分かります。

白毫銀針を想わせる、淡やかで繊細な個性をしています。絹のような滑らかな口当たりで、自然と身体の内側へと浸透していきます。程なくして、花蜜系の甘味が余韻として穏やかに漂います♪



茶殻は綺麗に一芯一葉の形が保たれています

鬼と共に ~ January 27th, 2007 ~

2007-01-30 00:06:14 | お酒
今古茶籍さんにて、いつもの会でした♪

かなりの本数が空いていたのですが、記憶に残っているものを memo しておくと (※デジカメを忘れてしまい、ケイタイで撮ったので画像はやや荒いです)、



大吟醸 しずく  [1800ml] (黒龍酒造株式会社)

【日本酒度】 +5.5
【酸度】 1.0
【アルコール度】 15度以上16度未満
【使用米】 東条産山田錦  
【精米歩合】 35%
【使用酵母】 蔵内保存酵母
【製造年月】 平成18年6月
(参考 URL)

Mr. Pu'er さんのご持参品です

このお酒を飲むたびに思うことなのですが、何なのでしょうね、この引きの潔さは。水口の極みとでも言うのか、美味しいなぁ~、もう1杯ッ!みたいなことをやっていると、止め処なく杯が進んでしまいます

Mr. Pu'er さんも珍しく量を飲まれていましたし、実に危険なお酒だと (^^A。





Château d'Yquem Lur-Saluces 1976

C 会長、とっておきの1本です

『 美味しんぼ 第18集 』『 美味しんぼ 第74集 』 にも登場したことのある、Bordeaux 地方の逸品です

口に含んだ瞬間、思わず笑ってしまいました。貴腐 wine 故、カリンや柘榴を想わせる濃密な甘味が広がりますが、ベタベタすること等なく、鮮やかに fade out していきます。香木系のコクも感じ、複雑さを内包しながら絶妙な balance を保っていました…

此処まで素晴らしい wine は初めて出会いました

群体単叢

2007-01-29 00:04:03 | 青茶 <中國>


群体単叢 《2006年 春茶》 ※頂き物

Mr. Pu'er さんの広州土産の単叢第5弾です

桂花香系の最高品種の1つですが、飲むのは今回が初めてです (^^A。香り高い一方で、味わい清冽な印象を受けます。上品に漂う、柑橘系の余韻が心地好いです

桂花香

2007-01-28 02:20:14 | 青茶 <中國>


桂花香 《2006年 春茶》 ※頂き物

Mr. Pu'er さんの広州土産の単叢第4弾です

Apricot を想わせる爽やかな香りが広がり、味わいも其を想わせる甘味と酸味の balance を感じます。Top の甘味は鮮烈ですが、ベタベタすることなくするりと fade out していきます。桂花香は久しぶりに飲みましたがやはり好みの単叢の1つです♪

姜母香

2007-01-27 06:33:11 | 青茶 <中國>


姜母香 《2006年 春茶》 ※頂き物

Mr. Pu'er さんの広州土産の単叢第3弾です

梅花を想わせる独特の甘い香りをしています。梅を想わせる甘味と酸味の balance を感じた後、甘露煮を想わせる甘味が軽やかに漂います。比較的軽やかな飲み口ですが、basis はしっかりとしている印象を受けます。

青依仙仔

2007-01-26 00:02:38 | 青茶 <中國>


青依仙仔 《2006年 春茶》 ※頂き物

Mr. Pu'er さんの広州土産の単叢第2弾で、聞き慣れない茗の単叢です

其の茗が示す通り!?、青っぽい単叢で水色も黄色みが強いです。Navel orange のような香りの奥に cream を想わせる要素を極僅かに感じます。口当たりは滑らかかつ軽やか。Orange の葉を想わせる風合を感じ後、やわらかな甘味が漂います。

Autumnal 2006 Tea Party

2007-01-25 00:00:56 | お茶会・講習会


今期は水曜日に履修している講義がないのに託けて、Leafull さんの A/N を楽しむ会に参加してきました。思いがけず S さんにもお会いしました (^^。A/N は玄人好みなのか、見覚えのある方が多かったように思います。

代表の山田さん曰く、2006年の A/N は昼夜の寒暖の差が10~14℃と理想的な状態で、全体的に好調だったのだとか。確かに、A/N としては珍しくお金を使ったような気がします

気になったものを簡単に memo しておくと、THURBO 農園の 2 lots ( Clonal Memorial Tea DJ-585 and Clonal Tippy DJ-635 ) はどちらも素晴らしく、変わり種の中では、滇紅金毫に似た風合の OKAYTI Golden Dragon DJ-392、見た目は茉莉真珠、味わいは白毫銀針を想わせる MARGRET'S HOPE White Pearl が印象的でした。




今回は前述の変り種2種をいただいて帰りました。White Pearl は全体の入荷量が 500g しかなかったので、1週間足らずで完売してしまったのですが、私は用意周到にお取置きをお願いしておきました ( ̄ー ̄)。見るからに hand rolling でつくられたことの分かる、White Pearl は非常に稀少なお茶で、Austria 方面向けに 100g 50,000yen と言った価格で販売されていたりするそうです。

三羽烏新年会 平成拾玖年

2007-01-24 00:54:26 | お酒
昨日は三羽烏が2本持ち込んでギロッポンの酒友さんでカアカアと (笑)。

私の持参品で



吟醸 雪中梅 [720ml] (株式会社丸山酒造場)

【アルコール度】 15度以上16度未満
【使用米】 山田錦
【精米歩合】 40%
【製造年月】 平成18年11月25日

花形の多い新潟のお酒の中でも、石数が極端に少ない雪中梅のお酒です。しかも、其の最高峰、吟醸です。表記こそ吟醸となっていますが、山田錦40%精米の大吟醸 type のお酒です。

上立ち香は高くないものの、清冽なる哉、清冽なる哉。掌に落ちた雪の結晶がやわらかく消えていくかの如く、美しく fade out していきます。その一方で、米・米麹の旨味要素が喉奥に細く、しかし頼りなくなることなく漂います。いやはや、危険なお酒です



Mr. Pu'er さんのご持参品で



中取り純米大吟醸35 磯自慢 ANNÉE 2006 [720ml] (酒友 磯自慢酒造株式会社)

【日本酒度】 +4
【酸度】 1.3
【アルコール度】 16度以上17度未満
【使用米】 特A東条秋津産特上 山田錦 100% 
【精米歩合】 35%
【粕歩合】 71%
【使用酵母】 自社保存株
【蔵元冷蔵庫取出日】 平成18年12月4日

いただくのは2度目ですが、相も変わらず、凄まじいお酒であります。今回は開栓してから1時間程置いて、お酒に呼吸をさせて best な状態でいただきました♪

Melon 系のこの上なく上品な甘味、清水のように清らかな余韻と、間違いなく静岡のお酒の極みと呼ぶに相応しい個性をしているように思います。贅沢なお酒ではありますが、其に十分に見合うだけの素晴らしさが感じられます



この他に1合の片口で以下の3種を。

・しぼりたて 純米 駿 (株式会社いそのさわ)
・にごり 純米吟醸 雑賀 (さいが) (雜賀豊吉商店)
・純米吟醸 龍の落とし子 槽垂れ (高木酒造株式会社)

龍の落とし子は以前に飲んだ時、やたら solid な印象があったのですが、今回は辛口ではあるものの幾分 mild になっていました。駿は程好い辛味のある純米酒で、雑賀はほのりと漂う瓜系の甘味が心地好かったです



3人で1升1合も開けてしまったので、家に着いてから即爆睡でした

酒林

2007-01-23 01:34:37 | お酒
今の季節に似つかわしい、酒林の札が添えられた初しぼりのお酒です



初しぼり純米原酒生 末廣 [720ml] (末廣酒造株式会社)

【アルコール度】 17度以上18度未満
【使用米】 会津産五百万石 100%
【精米歩合】 60%
【製造年月】 平成18年12月

福島県は会津若松のお酒で、清水屋酒店さんオススメの1本です

悦 凱陣 (よろこび がいじん)程ではありませんが、一口飲んだだけで 「 おッ! 」 と思わせる位主張のはっきりしたお酒です。Caramel を想わせる芳ばしい渋味、酒粕のような酸味と甘味、nuts 系の深いコク、それで居て間延び等せず潔く切れてくれます。味わい深く、食中酒としては最高ですネ♪ 新酒故、荒削りな部分もありますが、じっくりと寝かしてみると面白いかもしれません。

The AuTt Prize 2006

2007-01-22 00:39:00 | お茶日記
お茶会などでいただいたお茶は除きます。この Blog のもとネタにもなっている私の tea notes にある、私の独断と偏見の評定 (基本4段階に±がつく。Blog では露骨になるので流石に非公開) で、上位2段階を付けたお茶の中から、これはと思ったお茶を紹介したいと思います。


【紅茶 <南アジア> 部門】



THURBO Clonal Memorial Tea DJ-585 《 A/N, 2006 》 ( Leafull )

S/F, 2006 が天候不順のためイマヒトツだったのですが、よもや A/N で秀逸なものに出会えるとは思ってもいませんでした (^^A。


【台灣茶部門】



白毫烏龍茶 《台灣九十五年 夏茶》 ( Formosa Tea Connection )

比賽茶の貫禄と言ってしまえばそれまででですが、言葉を連ねるのが愚行に思えてくるほど秀逸なお茶です。


【中國茶部門】



特級 四川紅茶 《2006年 春茶》 (海風號)

今年の中國茶部門は 「 該当なし 」 かな?等と思っていたら年末滑り込みで出会ってしまいました (笑)。中國紅茶の新たな一面を覗かせてくれてように思います。


こうして並べてみると、系統として3つとも共通項が少なからずあるような気が…。端的に言って、私は紅茶好き、Darjeeling 好きと言うことなのでせふ。2007年も此等に引けを取らない逸品に出会えることを期待したいと思います