First Flush 2007 ～ vol.3 ～

THURBO Young China Clonal DJ-1　( Leafull )

少し褐色みがかった黄緑色の茶葉が多く見られます。例年に比べ、初摘みにしてはしっかりと味がのっている印象を受けます。今年は early season のものでも特徴がよく出ており、アタリが多いような気がします （＾＾。

青い almond のようなコクを感じた後、心地好く fade out していき、還りで清冽とした甘味が漂います。4～5年に渡り、THURBO の DJ-1 を飲む機会を得ていますが、2007年は一番良いように思えます。

鬼と共に サイテー飲み会

ホント、今日は酷いですは…。



左2本は自粛ですね。アレを仲間内で5本も手に入れてるなんて、ホント、クズのクズです…。ついに C 会長まで動いてしまいましたし (笑)。1人頭1本あるので、じっくり愉しめるなぁと。

開けたのは、一番右の飛露喜の純吟雄町 (平成18年10月出荷) だけですが、或る酒販店で然るべき方法で管理されていたものなので、格別でした。前回以上にサラリと飲めて、1升瓶がすぐに空いてしまいました。



新規銘柄では一番の hit の大吟醸　生酒　而今を。清冽として厭味っ気のない甘味が心地好く、ポスト十四代もダテじゃない感じがします。

風露 天青

特別本醸造　風露　天青 (てんせい)　[720ml]　(熊澤酒造株式会社)

【日本酒度】　+2.5
【酸度】　1.3
【アルコール度】　15度以上16度未満
【使用米】　五百万石　　
【精米歩合】　60％
【製造年月】　平成19年1月

dancyu の2007年4月号の 「 おいしい酒 」 選手権　本醸造編で1位に選ばれたお酒です。

程好く熟成感のある米麹の香りを感じさせつつも、間延びせず潔い切れ方をしてくれます。柑橘類の甘味と渋味の balance、次いで、米・米麹の旨味がやわらかに漂います。それでいて、全体は清らか、特本と雖も侮れません （＾＾A。

Perry 提督

日本酒の label っぽいですが違います （＾＾。関根 勤さんのものまねも関係ないです。

自由が丘をほっつき歩いていて、Black & White を基調とした風変わりなお店があったのでついつい買ってきてしまいました。黒船と言って、カステラ、どら焼きが main のお店のようです。英語表記も QULOFUNE となっており、オサレな雰囲気です。



微かな弾力性がありながらふわりとしており実に心地好かったです。歯に付くような感じがしないのは素晴らしいです。



お茶は緑茶ではなく、私らしく!?、F/F の NORTH TUKVAR DJ-1 です （＾＾。

THURBO F/F, 2007 飲み比べ

ハシリが早かったのと、就職活動その他で慌しかったのでホゲ～っとしてたら F/F, 2007 が出揃ってきており、何とも困ったものです （＾＾A。

吉祥寺の Leafull さんへ赴き、毎 seasons 必ず check している THUROBO 農園のものを端から試飲させていただきました。

・THURBO Young China Clonal DJ-1
・THURBO Clonal DJ-2
・THURBO Shiny DJ-15　　※ 限定品につき、通常は試飲不可

予想に反して DJ-1 が良かったです。中國種らしいやわらかな top に加え、余韻の甘味も心地好かったです。例年、THURBO にしては軽すぎて印象に残らない事も少なからずあるのですが、今年はなかなかイイ塩梅でした。

DJ-2 は甘味もありますが、柏のような一癖ある青みを感じました。DJ-15 は “ Shiny ” の茗に相応しく日向のような風合を感じ、産毛の滑らかな口当たりなのですが、F/F っぽくないのでう～んと言った処でした。Yumeko Tea の白茶を彷彿とさせる風合とも大きく異なっており、不思議な感じでした。


3 lots の中で最も良かった、THURBO Young China Clonal DJ-1 に加え、茶葉の見た目買いで、MARGARET'S HOPE White Shiny Delight EX-3、MARGARET'S HOPE China Special EX-4、RISHEEHAT Silver Tips DJ-12 と言った感じに今回はなりました。後は楽しむ会の時に check しようと思っています。

Flowers bloom in sunlight

特級　四川紅茶　《2006年　春茶》　(海風號　※完売)

馨しく、そして眩く、この紅茶は何故美味しいのでせふ？　この紅茶を淹れる度、そんな風に思考を巡らしてしまいます （＾＾。

アカシアの蜂蜜を想わせる、豊穣として甘美な広がりを見せ、それでいて実に清らかに fade out していきます。還りが実に素晴らしく、綺麗な花を敷き詰めているかのようにすら感じられます。

ひこ孫

ひこ孫　[720ml]　(神亀酒造株式会社)

【アルコール度】　15度以上16度未満
【使用米】　山田錦
【精米歩合】　55％
【製造年月】　平成18年10月

蔵元さんで3年以上熟成させてから出荷しているそうです。

Label 同様、非常に古風な造りをしているように思います。辛口の風合ですが、悪く言えば田舎臭いとでも言うのか、少し間延びしたようなクセがあります。ちょっと、苦手な個性ですね。

桃桜林

Mr. Pu'er さん、M 岡さん、F 先生、私で中延の桃桜林さんに行ってきました。

一癖、二癖ある主殿が実に魅力的なお店です。時間を気にするようでは、このお店に馴染めず、全て “ As You Like It (お気に召すまま) ” と言った処です。




Menu の中でも殊更稀少な「冷やし三昧」をいただくのが今日の目的です♪　4種類の国産小麦粉の味わいの違いを楽しめると言う実に乙なものです。

南東は standard type、触感と味わいの balance が最も取れているように思います。北西は触感がもちもちとして心地好い弾力性のある type です。南西は少し草餅のような風合が感じられ、甘味要素もやや強いように感じました。北東は柏餅のような風合、比較的やわらかい触感なものの、蕎麦のように感じる処もありました。

私は北西が一番のお気に入りでした。コラーゲンたっぷりのスープがまた美味しく、寝不足で肌荒れ気味だったのが、心なしか解消されたように思います。本当にごちそうさまでしたｍ(＿ ＿)ｍ。



麺が出来上がるまで、Mr. Pu'er さんも絶賛のこのお酒を飲んでいました (お酒は麺類が出てくる前に空けるのが基本！)。此処は飲み物の持ち込みが自由なので、お客さん其々に好きな銘柄の Bear やらお茶やらを持ち込んでいました。

因に、それぞれ持ち寄って、サイテーの飲み会 (i.e., 出るお酒が極彩色…) を計画中だったりします。…と言う事は、今日手に入れて来たアレは独り占めしてもイイのカナ？等と解釈していたりします （＾＾。

喜久醉 特本 生酒

特別本醸造　喜久醉　生酒　[720ml]　(青島酒造株式会社)

【日本酒度】　+2.5～+5.5
【酸度】　1.1～1.4
【アルコール度】 15度以上16度未満　　
【精米歩合】　60%
【使用酵母】　静岡酵母
【製造年月】　平成19年3月

Top は静岡のお酒らしいすっきりとした melon 系の甘味が広がります♪　その後、生酒らしい渋味を感じさせキリッと切れてくれます。常温に近付くと、渋味が和らぎ、全体が福与かに感じられてきました。

ホント、素晴らしい performance です。

あぶくま ～打倒、飛露喜～

純米吟醸　山田錦　あぶくま　無濾過生詰　[720ml]　(有限会社　玄葉本店)

【アルコール度】 16度以上17度未満
【使用米】　山田錦
【精米歩合】　50％
【製造年月】　平成19年3月

「 打倒、飛露喜！ 」 を掲げ、挑戦し続けている蔵元さんだそうです。しかし、かがた屋さんが仰る通り、福島のお酒は近年勢いがあるなぁと （＾＾。

キリッとした辛口の風合を感じさせ、飲みごたえがある一方で、全体像は綺麗な印象も受けます。やや渋味が先行した後、やわらかなコクと grapefruit を想わせる甘味が朧気に漂います。実に清らかに、そして心地好く fade out していきます。

一点だけ失敗があるとすれば4合瓶ではなく1升瓶を買ってくれば良かったと言う事でしょうか？　いやはや、打倒、飛露喜も虚言ではないやもしれません。