First Flush 2008 ～ vol.8 ～

CASTLETON China DJ-1　( Leafull )

Moon Light 等の clonal はありましたが、CASTLETON 農園の Pure China の F/F は数年ぶりだと思います。

綺麗に整った印象の茶葉をしています。全体的な balance が良く、ほっくりとした口当たりで滋味深いです。上質な煎茶のように、やさしく木目細やかな印象を受けます。

飛露喜 吟醸 ～ H19BY ～

吟醸　飛露喜　生詰　[1800ml]　((資) 廣木酒造本店)

【アルコール度】 16度以上17度未満
【精米歩合】　50％
【製造年月】　平成20年4月

圧倒的な人気を受けて、吟醸・純吟 class はなかなか手に入り難くなっているような気がします。此のお酒をいただくのも2年ぶりですし。

純米仕込が多い飛露喜の中で、此れは唯一アルコールを添加したものです (以前は本醸造もあったらしいですが)。果実系のすっきりとして甘やかな立ち香をしています。程好い渋味を感じた後、こっくりとした甘味を感じ、実に清らかに切れてくれます。

First Flush 2008 ～ vol.7 ～

NORTH TUKVAR DJ-7 “ Clonal ”　( LE PALAIS DES THÉS )

2008年は取り扱っている処が少ないように感じますが、毎年、素晴らしい F/F を提供してくれる NORTH TUKVAR 農園です。

青葉と silver tips を balance 良く含み整った印象を受けます。主張は穏やかながら、春風のように爽やかな風味が心地好いです。清冽さと抹茶菓子を想わせる落ち着いた甘味が漂います。

First Flush 2008 Tea Party

小雨が降ろうが何の其の、Leafull さんの F/F を楽しむ会に参加してきました。

天候不順に依り、例年の 60％ 程の収穫量に留まってしまったようです。NORTH TUKVAR、RISHEEHAT がなかった ( PUTTABONG は遅れて入荷予定？ ) のは残念ですが、滋味深いお茶が揃っていたように思います。


2003年の初摘みは一癖あったように思いますが、今回は優等生的に balance の取れた CASTLETON China DJ-1。

Tasting cup では殆ど印象に残らなかったものの、tea pot で淹れた時に立ち香・含み香共に花蜜のようで心地好かった GOOMTEE EX-1。

F/F の範疇からは大分外れるものの、白毫烏龍茶を彷彿とさせる honey flavour が心地好い MARGARET'S HOPE Oolong EX-3。

何故か参加者のウケはイマイチでしたが、此の農園らしい個性がよく出ていて、今季一番のお気に入り THURBO Clonal Tippy DJ-9。


と言った処が印象深かったです。

First Flush 2008 ～ vol.6 ～

PHUGURI DJ-14 “ AV2 ”　( LE PALAIS DES THÉS )

副題にもなっている AV2 とは、clonal 系の選抜品種で、優良品種として近年評価が高まっているそうです。

茶葉が size が異常なまでに大きく、白毫烏龍茶のような形状をしています。甜味を伴って、非常に滑らかな口当たりをしています。程好いコクを感じた後、fresh な洋ナシを想わせる甘味が優雅に漂います。

F/F らしい character とは少し異なりますが、実に素晴らしいお茶です。

冬味 Special

凍頂山烏龍茶 SP　《台灣九十六年　冬茶》　( Formosa Tea Connection )

頭等奨比賽茶と同 lot の裏 packin' です （＾＾A。

三分火との事ですが、丁寧に焙煎されているためか幾分軽やかに感じます。福与かな口当たり、nuts 系のコクを感じた後、清らかに果蜜の甘味が広がります。

First Flush 2008 ～ vol.5 ～

SINGBULLI DJ-24 “ Clonal ”　( LE PALAIS DES THÉS )

綺麗な silver tips を非常に多く含んでいます。青葉をあまり含んでいないためか、水色は F/F にしては褐色がかっています。

飲み始めは瑞々しく透き通った印象ながら、徐々に味わいの深みが増してきます。ライ麦のようなコクを感じた後、穏やかな甘味が心地好く漂います。

2006年、2007年に続き、2008年も SINGBULLI 農園は良い出来だと思います。