Gold Rush

今ある中國紅茶の stocks を眺めてみると golden tippy なものがいっぱい （＾＾A。その中からお気に入りの1つを淹れてみました。



高档滇紅　《 2005年　春茶 》　(バンブー茶館)

本来的に手に入らない rank の滇紅なのですが、かめきちさんのお蔭で、ここ2年、幸運にも楽しむことができています。少々気が早いですが、今年も入荷があることを期待していたりします （＾＾。

Orange peel のような微かな酸味の nuance のある風合、黒糖のような滋味、honey な甘味が非常に心地好いです。口当たり滑らかで、喉奥に華やかな余韻を漂わせます。

月の輪

珍しいお米で醸したお酒を2種ほど。



純米吟醸　悠遊粹酔 (ゆうゆうすいすい)　[720ml]　(月の輪酒造店)

【日本酒度】　+4
【アルコール度】　16度
【使用米】　自然農法　ひとめぼれ 100%　　
【精米歩合】　55％
【使用酵母】　岩手2号
【製造年月】　平成17年12月

岩手県産の自然農法 (無肥料・無農薬) でつくられたひとめぼれを使用し、無濾過で仕上げた、ちょっと変わったお酒です （＾＾。

最初の口当たりは軽やかなものの、日本酒らしいコクを感じることのできる旨口の味わいをしています。和食との相性も良いので食中酒としてもなかなかだと思います。ひとめぼれと言うと、食べるお米としての印象が強いですが、酒米としてもなかなか面白い個性を発揮してくれるように思います。





純米吟醸　愛山　(月の輪酒造店)

【アルコール度】 16度以上17度未満
【使用米】　愛山
【精米歩合】　50％
【製造年月】　平成17年12月

近年、様々な蔵元さんで研究が進められている酒米、愛山で醸したお酒です。表記は純米吟醸ですが精米歩合 50% の純米大吟醸 type のお酒です。

上立ち香は woody さと微かに南国 fruit を想わせる要素があります。飲み始めは酸味を感じ、次いで甜味をやや強く感じますが、ベタベタすることなく、スーッと fade out してくれます。





因に、月の輪酒造店では↑のように homepage から直接お酒を購入することもできます。

妖しの…

驚愕のお茶を淹れてみました。



韶関彩紅　(華泰茶荘)

第6回中茶杯 (2005年)　【紅茶】部門　頭等奨受賞茶です。第5回中茶杯 (2003年) の竹海金茗と言う紅茶が病的に美味しかったので、ついつい衝動買いしてしまいました （＾＾；。

茶葉は size も縒りも非常に大きいので嵩が張ります。広東省産とのことで心なしか英徳紅茶を想わせる形状をしています。Lavender を想わせる艶っぽさのある flowery な香りをしています。中國紅茶にあってこの手の香り高さは出難いので、Darjeeling S/F 同様、ウンカ発酵しているようにも思えます。口当たり滑らかで、煎が進むと白毫烏龍を想わせる風合が現れてきます。上質な wine とも共通する味わいで、珍しく紅茶でお茶酔いをしてしまいました。

天女の羽衣のよう、そんな image です。

JUNGPANA

JUNGPANA T. E China Traditional　《 S/F, 2005 》　( Tea House TAKANO )

JUNGPANA 農園と言えば、Darjeeling の中でも定評のある老舗の農園で、私も大好きな農園の1つです。↑は価格も比較的手頃な中上級品と言った処で、普段使いとしてなかなか良い塩梅です。

中国種 (小葉種) からつくられ如何にも S/F らしい風合をしています。口当たり滑らかで、程好い渋味を感じた後、氷砂糖のような甘味がやんわりと広がります。

JUNGPANA 農園の F/F も私は好きで、Leafull さんの F/F, 2004 で価格の手頃な良いものがあったので、今年 (2006年) はどうかな？と少し期待をしていたりします。あぁ、早く F/F, 2006 が飲みたい！！

同潤会青山アパート跡

渋谷方面に行く用事があったのでその帰りに寄り道をして行って来ちゃいました、表参道ヒルズへ♪

もちろん目的はお酒です (笑)。人込みを掻き分けて、一路、3F奥のはせがわ酒店の表参道ヒルズ店へ。店内は小規模なつくりで (これは表参道ヒルズ内の店舗全体的に言えることですが…。)、銘酒が詰まった背の高い冷蔵庫と bar counter が目を引きます。



Bar counter は満席だったので、冷蔵庫内を眺めていると↑のおもしろいものを見つけたので、早速、購入してしまいました。OPEN 記念の特別限定品、飛露喜のシャンパンボトルです。裏 label を見ると、アルコール分：16度以上17度未満、原材料名：米、米麹とだけ書かれていて、使用米から精米歩合まで secret とのこと。価格から察するに、純米吟醸・純米大吟醸 type だとは思いますが、開けてみるまで何やら楽しみです （＾＾。

他にも、A-class の稀少酒、中取り35や妙なんかも置いてあったのですが、予算の関係で泣く泣く断念いたしました。何せ、4合瓶なのにどちらも福澤先生1人と野口さんが2、3人飛んでしまいますからねぇ～。


ヒトゴミと通路が狭いので、30分足らずしかいなかったのにドッと疲れました。

帰り際、表参道ヒルズ最寄の McDonald's がやたら込んでいたのは外から見ていて非常に滑稽でした。確かに表参道ヒルズ内にはゆっくりとお茶をできるような space は乏しいので仕方のないことなのかもしれません。

極み

文山包種茶　《台灣九十四年　冬茶》　( Formosa Tea Connection )

台北縣坪林郷九十四年冬季優良文山包種茶比賽會頭等奨受賞茶です。私は文山包種茶は基本的に嫌いなのですが、コチラで私が美味しいと思えるものも存在することを知りました。ある一定 class を越えると、そんな愚かな思いはどうでもよくなってしまうように思えます （＾＾；。

茶葉は他の文山包種茶に比べ、size がやや小ぶりで形が綺麗に整っています。緑にも光沢があり美しいです。菜の花のような香りで高山茶とはまた違った清々しさが広がります。それを体言するのはなかなか難しいのですが、高山茶のそれが、天を高く仰ぐような image なのに対し、文山包種茶のそれは微風 (そよかぜ) のような image と言った処でしょうか。

Darjeeling with milk

みえさんの Blog を眺めていてちょっと思い出したことがあったので、早速、それを試してみました（＾＾。



MARGARET'S HOPE Musctel Delight DJ-363　《 S/F, 2005 》　( Leafull )

以前に、Leafull staff の O さんが、「 Muscatel Delight は milk tea もなかなかでしたよ。」と、仰っていたのをふと思い出しました。

貧乏性なのか、蓋碗で1煎目をサッと淹れて楽しみ、2煎目をやや濃い目に淹れて milk tea にしてみました。まぁ、蓋碗を使っているので差異はありますが、よく言えば英國式でしょうか (笑)？

Dajeeling を milk tea にするのは邪道な感じが私なんぞはしてしまいますが、率直な感想を述べれば目からウロコでした （＾＾；。滋味の深さが milk tea として良い塩梅で、milky さが抜け切った後に S/F らしい華やかな余韻が広がります。本来的に straight で飲んで美味しいお茶なので、毎回やろうとは思いませんが、milk tea も悪くないなと思いました。

特香選茶

とっておきの台灣冬茶を淹れてみました。



凍頂山烏龍茶 SP　《台灣九十四年　冬茶》　( Formosa Tea Connection )

炭焙4分火なので regular の凍頂山烏龍茶に比べ芳醇な印象です。只、“ SP ” と銘打ってるだけあって、4分火だとは思えないくらいに丁寧な焙煎が施されており、火入れのキツさを一切感じさせません。全体的な balance が良く、何煎淹れても stable な味わいで、余韻の澄み方も綺麗です。Nutty なコクを感じた後、果蜜系の甘味が広がり非常に心地好いです。

やはり Formosa Tea Connection さんの凍頂山烏龍茶は至極すばらしいもののように私には思えます。

華吹雪

「いつからお酒が theme になったんですか？」と言われてしまうのを恐れず、チョコチョコとお酒のことを書いてみたりします （＾＾。



特別純米酒　田酒　[720ml]　(株式会社西田酒造店)

【日本酒度】　+3
【酸度】　1.5
【アルコール度】 15度以上16度未満
【使用米】　華吹雪
【精米歩合】　55％
【製造年月】　平成17年11月

田酒の standard な銘柄です。

上立ち香は微かにブドウの fruity さがあります。微かな酸味を感じた後、malty なコクを感じ、raisin を想わせるとろんとした甘味が広がります。やや甘味が強いですが、山廃純米酒に比べ透き通った印象で、この価格でこの味わいは凄いです （＾＾A。非常に performance の良いお酒です♪

U・Ta・Ge

今古茶籍さんで不定期に催される集まりですが、今回は贅に贅を尽くすと言うか 「 道楽の極み 」 に近いような状態でした。

Members は Mr. Pu'er さん、桃猫さん、Yao さん、M さん、Maggie さんと言った感じでした。


Mr. Pu'er さんの御相伴にあずかりました今宵の主役は…



純米大吟醸　山廢　田酒　[1800ml]　(株式会社西田酒造店)

【日本酒度】　+2
【酸度】　1.4
【アルコール度】 16度以上17度未満
【使用米】　山田錦
【精米歩合】　40％
【製造年月】　平成17年11月25日

上立ち香はリンゴやモモを想わせる甘い香りをしています。4合瓶の純米大吟醸に比べるとふくよかで味わいに厚みのある印象を受けますが、山廃特有のクセのようなものはなく、余韻は透き通っています。食中酒としても適した個性をしており、グイグイいけてしまう旨いお酒です。

お酒の飲める5人で1升瓶が1時間足らずで空いてしまいました。Mr. Pu'er さんに感謝感謝でございます ｍ(＿ ＿)ｍ。


お酒も凄ければ肴も凄いと言うことで、百大先生の奥義カラスミ fire が （＾＾A。

　

　

カロリーは相当に高いですが、程好い塩気がお酒と良く合いました。う～ん、何と贅沢なのでしょうか。


【その他の肴】



・生揚げ

簡さんが思いつきで arrange (塩味で陽羨紅芽をまぶしたもの) をしてくれたのですが、はっきり言って余計…。醤油と清酒、和の醸造物同士の相性に敵う筈もなく、ましてやお酒が味わいのしっかりした山廃 type ですからねぇ。




・唐がらし味噌

・菜の花と豚バラ肉の和え物



【お茶】

(1) 黄枝香単叢




(2) 東方美人☆☆　《台灣九十四年　夏茶》　開封 ver.


(3) 凍頂山烏龍茶 SP　《台灣九十四年　春茶》　( Formosa Tea Connection )　　※私の持参




(4) 紅印圓茶　　※ Mr. Pu'er さんのご持参品

(5) 東方美人☆☆　《台灣九十四年　夏茶》　未開封 ver.


(1) は紅梅のような微かに酸味の nuance のある甘い香りでなかなか良い仕上がりでした。(2) と (5) は同じ茶葉で真空パックを開封しているかしないかの違いなのですが、(2) が円熟味を帯びているのに対し、(5) は活き活きとしたところがあり、はっきりとした味わいを感じることができました。(3) は凍頂烏龍、(4) は普洱、それぞれにおける或る種の完成形。全体的な balance の良さは調和を生み、多くを述べるまでもなく美味しかったです。



【持寄りのお茶受け】



・Yao さんのご持参品、JEAN-PAUL HÉVIN のショコラ




・百大先生の stock !?、キャビアを模した粒状のショコラ




・Mr. Pu'er さんのご持参品、フランス産の pound cake




・Maggie さんのご持参品、たねやの生菓子



ホントに幸せな一時を過ごすことが出来ました。





ちょっとした偶像崇拝も (笑)。