Abwarten und Tee trinken !

気軽に気ままに紅茶、台灣茶、中國茶、清酒、Wein を…。
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First Flush 2005 ~ vol.15 ~

2005-05-31 23:59:21 | 紅茶 <南アジア>
午前中のがウソのようにになった今日は、また懲りずに F/F を淹れてみました (^^;。



CASTLETON Clonal Tippy DJ-27 ( Leafull )

THURBO 農園と対照的に、CASTLETON 農園は中国種からつくられているものが殆どで、茶葉の size が概して小さめなのですが、これはCASTLETON 農園で最近になって試験的に取り入れられた Clonal 種でつくられたものです。中国種に比べ size が大きく、F/F にしては茶葉の色合いが然程青々しくありません。

淹れてみると、栗に似た甘い香りと F/F らしい活き活きとした香りが融和しています。清涼感のある greenish を感じた後、熟し始めのパパイヤを想わせる甘味が軽やかに漂います。

CASTLETON 農園と言うと、どうしても S/F のイメージが強いですが、昨年 Leafull さんに入荷した CASTLETON DJ-41 に比べれば、casual 過ぎず、名園らしさを主張して、まずまずの仕上がりかなと言うのが私の個人的な感想です。もちろん美味しいお茶をつくることが第一ですが、THURBO 農園や PUTTABONG 農園をはじめ、Clonal 種を活用して良いお茶を提供している農園もあるので、CASTLETON 農園独自の Clonal 種の研究開発も進めて欲しいと思います。




Leafull 代表の山田さんのお話では、CASTLETON 農園のマネージャーが変わったそうなので、本領が発揮される、S/F がどうなるか楽しみです

因に、明日の夜は愛ちんのライブです、イェイ V(^‐^)V。

五月雨曜日のお茶

2005-05-30 23:55:31 | 青茶 <中國>
天気予報はだったのに、生憎、今日はで、しかも少し肌寒いくらいの陽気でした。私の場合、寒いときに F/F を飲んでもあまり美味しく感じられないので、今日は別のお茶を淹れました (早く開けてみたい F/F はうちにまだまだあるのですが…)。



北斗 《2004年 春茶》 (華泰茶荘)

北斗は、武夷岩茶の中で、肉桂、白鶏冠に次いで私は好きです。大紅袍には及びませんが、全体的なバランスが良く、岩韻心地好く、岩茶らしい味わいしているお茶だと私は思います。

昨年の秋口くらいに飲んだときは、もっと Body がしっかりとしていたのですが、今は大分カドが取れてまろやかになっています。火香が落ち着いた分、コクと甘味が洗練されたような印象です。spice を練り込んだ cookie のような甘味が余韻として軽やかに漂います。




こういう日に飲む岩茶も良いものです (^^。

龍井茶飯

2005-05-29 20:33:24 | お料理・お菓子作り


一昨日の夜、のーとみさんの Blog を眺めていて、勢いで注文してしまった、↑のポーレックス お茶ミルが今朝届きました。近所のスーパーに枝豆の走りがあったのでそれも活用させつつ、お茶料理をつくってみました。

使ったお茶は、少し勿体ないような気もしますが、今年の新茶から海風號さんの西湖龍井です




<レシピ (!?)>

【材料】
米: 1合、龍井茶液 (濃い目に抽出したもの): 200cc (※目安 普段炊くときの分量で)、龍井茶葉: 5g、枝豆: 50g、塩: 適量

(1) 米をとぎ、ざるに上げるなどして水気をきっておき、それを龍井茶液に2時間ほど浸しておきます。

(2) 龍井茶葉をお茶ミルで粉末状にします。



(3) (1) に (2) と塩を加え、全体を混ぜ、ふつうに炊きます。

(4) 枝豆をサッと洗ってから塩もみをし、ゆでます。ゆで上がったら氷水で急冷し、サヤから仁を取り出します。



(5) (3) が炊き上がった直後に (4) を加え、全体をサッと混ぜれば出来上がりです



龍井らしい爽やかな香りが心地好く、最後に新茶特有の甘味が漂います

First Flush 2005 ~ vol.14 ~

2005-05-28 22:04:30 | 紅茶 <南アジア>
ここしばらく白茶 ( White Tea ) をよく淹れていましたが、今日は定常通り F/F を淹れてみました。



NORTH TUKVAR DJ-31 ( LE PALAIS DES THÉS )

NORTH TUKVAR DJ-1 と比べるとよく分かりますが、DJ-31 と season 後半に摘まれたものであるためでしょうか、NORTH TUKVAR 農園の F/F には珍しく茶葉が然程青々しくありません。香りこそ控え目ではありますが、その分、味わいに深みがあります。口当たり滑らかで、軽い渋味の後に青リンゴのような甘味を微かに感じます

華やかな香り、味わいの透明感が秀逸であった昨年の NORTH TUKVAR DJ-11 には及びませんが、すっきりとした味わい、飲んだ後の清涼感のすばらしさは NORTH TUKVAR ならではだと思います。






因に、買い込んできたので、まだ開けてない F/F も少なからずあります (^^A。

2005年 大陸春茶 ~肆~

2005-05-27 15:34:11 | 青茶 <中國>
今日は、先日、大学の空き時間に海風號さんへお邪魔したときに購入してきたお茶を淹れてみました (ホント、うちの大学から海風號さんへはすぐに行けます(^^;)。



黄金桂 《2005年 春茶》 (海風號)

蜜の甘い香り、次いで金木犀の華やかな香りがし、その影に herb 系のすっきりとした香りが複雑に合わさっていて、変化の幅も大きいです。一煎目は繊細で上品な印象ですが、二煎目から花蜜系のとろんとした甘味が現れてきて、それがとても心地好いです。

昨年いただいた黄金桂も豪く感動したものですが、この黄金桂は更に上を行っています。飲んでみると黄金桂の茗の「桂」の意味がよく分かります。並の鐵觀音なんかでは太刀打ちできない、すばらしい仕上がりの黄金桂です!




因に、設楽さんのお話では、高品質な黄金桂が入ったのと対照的に、特等安渓鉄観音は中國から送られてきた Sample がどれも今一つだったそうで、選定が難航気味なのだとか。まぁ、来月上旬に中國へ行かれるそうなので、それに期待しましょう

2005年 大陸春茶 ~参~

2005-05-26 23:37:15 | 緑茶・白茶・黄茶
こちらコチラもすばらしいですが、やはり “ 本家 ” の新茶も試してみました (笑)。



白毫銀針 《2005年 春茶》 (華泰茶荘)

昨年のものに比べ、茶葉が少し青みがかっており、新茶故かそれ自体から少しクセのある青い香りが漂います。産毛のまったりとした口当たりが心地好く、ほんのり青みがプラスされたホワイトチョコレートのような甘味を感じます。最後に緑茶の新茶と共通する clear な甘味が身体の中から還ってきます。



茶葉の綺麗さ、size の均一性は本家の貫禄でしょうか (笑) ?




白毫銀針の新茶が入ってくるこの時期は大体 F/F と中國緑茶で予算が制約されていて、もう少し後になってから購入することが多いのですが、製茶後間もない時期に飲むと新茶特有の回甘が感じられて、何とも言えず良いものです。

SAKABIN

2005-05-25 23:58:35 | お酒
うれしい気分の25日 (!?) は、しばらく強制的な禁酒生活だった (※健康面ではなく予算制約の関係) ので、町の気に入っている酒屋さんへ行って日本酒を手に入れてきました。今年も良い出来だったこのお酒を再度購入しようかとも思いましたが、大将にオススメを訊いて、一風変わったデザインのこのお酒を購入しました (閉店間際でも丁寧に対応してくださった大将に感謝感謝です)。



四方山話 (よもやまばなし) (長沼合名会社)

山田錦ではなく、愛山という珍しい酒米でつくられた山形のお酒です。斗瓶囲いの生詰で昔ながらの非常に丁寧な製法でつくらているようです。

ウィスキーの瓶のような形で、一際目を引く爽やかな水色の瓶がとても印象的です。近年、デザインにも拘ったお酒が増えてきているようですが、日本酒の酒瓶にあって、とても珍しい形をしているように思えます。しかも、栓がコルクで出来ています

軽やかな吟醸香と対照的に、トップは山田錦でつくられたものより厚みのある味わいをしています。只、くどくならない程度の処でそれが収まり、柚子を想わせる爽やかな甘味が微かに感じられます。日本酒の中で人気がある fruity な印象なものとは異なり、dandy な風合で、実に伝統的な日本酒らしい個性を兼ね備えています。




こう言う個性のお酒は私も好きですが、酒豪である私の父が私以上に好きそうな味わいをしています (笑)。

Wild Li Shan

2005-05-24 21:52:41 | 青茶 <台灣>
今日は、お気に入りのお茶の1つを淹れてみました。



梨山野生茶 《台灣九十三年 六月摘》 ( Formosa Tea Connection ※完売)

同系統のお茶である、福壽山野生茶に比べ、やや発酵度が低いため、味わいはそれに比べ幾分軽く、clear な印象をしています。茶葉の見た目こそ美しくはないですが、お茶としての魅力に満ちあふれています。

製茶から1年近くが経過し、火香が落ち着いてきているためか、とろんとした口当たりの滑らかさと蜜系の甘味を以前飲んだときより顕著に感じます。それは上質な香檳烏龍と共通する部分が多いように、私には感じられました。蟲惑的な honey flavour も何とも言えません。




梨山烏龍茶 (高山的三分火) も炭焙梨山烏龍茶もかなり前に空いてしまったので、いまうちにある梨山のお茶は↑だけだったりします。しかも、残された量も少なく、2~3回分くらいしかありません。従って、新茶が出回るのを心待ちにしている処です (^^;。

いま現地の台灣にいらっしゃる、ルミさんに訊きましたら、良い梨山烏龍茶を買い付けられたそうなので、来月上旬の販売開始が楽しみで仕方がありません

Darjeeling White Tea 2005 ~ vol.2 ~

2005-05-23 17:15:21 | 緑茶・白茶・黄茶
昨日に引続き、珍しい Darjeeling の白茶 ( White Tea ) を淹れてみました。



THURBO White Tea Yumeko DJ-51 ( Leafull )

茶葉は中國白茶の白牡丹を青っぽくしたような見た目をしています。茶葉の見た目通り、水色も極々薄い淡黄色をしています。一口飲むとユーカリのような清涼感がハッと広がり、吉野葛の葛きりを想わせる青みを帯びたコクを感じた後、それが程好い甘味の余韻へと変わっていきます。



茶葉も摘み取られたときの形が綺麗に保たれています。

清涼感と言い、精神的な鎮静作用と言い、白茶らしい特徴をよく備えています。




私の場合、白茶の中でも、白毫銀針は好きなのですが、少しクセのある白牡丹や壽眉はあまり好みではなかったりするので、F/F を飲み慣れてるせいか、それらよりは Darjeeling White Tea の方が親しみやすいように思えます (^^;。

Darjeeling White Tea 2005 ~ vol.1 ~

2005-05-22 17:14:56 | 緑茶・白茶・黄茶
今日は、昨日購入してきた中からこの↓のお茶を淹れてみました



MARGARET'S HOPE White Tea Delight DJ-56 ( Leafull )

S/F の Delight 同様、silver tips を非常に多く含み、ゆったりとうねっています。White Tea と茗打っているだけあって、お湯を注ぐと茶葉が中國の白茶に似た淡い黄緑色に変わります。非常に滑らかな口当たりで、nutty なコクを微かに感じた後、花蜜系の甘味と清涼感が優しく広がっていきます。



茶殻を見てみると、一芯二葉の形が綺麗に残されているのが分かります。



THURBO の S/F や焙煎のしっかりした単叢など、味わいが非常にはっきりしているお茶が私は大好きですが、それと対極的な淡く繊細な味わいをした↑のようなお茶も好きだったりします (^^;。これは両極端なものを好むということになるのでしょうか? まぁ、人の好みというのは、多くの場合、論理では割り切れないように思います