まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

キベラとブセア

2005-04-08 15:14:49 | 学業
昨日から一日、ケニアとウガンダでの研究のメリット、デメリットについて、それからケニアでの研究になった場合、4月24日から12日間のフィールド調査の位置づけ、JICA、チャールズへの連絡について考えていました。
するとまたアイズラー先生からメールが入り、話があるとのこと。

部屋を訪ね、質問されたので昨日から考えた大まかなアイデアを説明すると、同意してくれました。
先生の用事は、僕の3人の指導教官のうち責任者であるウェルバーン先生から入った電話の内容を伝えることでした。電話はケニアのナイロビからでした。早く伝えて、僕の悩み、動揺を緩和しようと考えてくれたそうです。

ウェルバーン先生は、僕のテーマである都市周辺部の調査に関わる国際家畜研究所(ILRI)の研究者達と、それから生活面で日本人研究者達と話し合ってくれました。
研究地はキベラ(Kibera:写真)かブセア(Busea)、またはその両方に決定されるようです。キベラはナイロビ最大のスラム、ブセアはケニア西部、ウガンダ国境近くの地方都市です。ナイロビは大都市なので、その都市周辺部といっても把握しづらいので、僕もこの2箇所を、実は昨日研究地候補に挙げていたのです。

というのはブセアは当大学から何人か研究者が入っているサイトだし、キベラについては、折りしも青年海外協力隊員としてともにネパールで2年を過ごし、国連ボランティアとしてケニアで働いている友人のブログに昨日掲載され、ナイロビならここだ、と考えていたからでした。
ブックマークに「ケニア便り」が載っているので訪れてみてください。

ナイロビなら、ILRIの住居区は治安も良く、買い物などにも車を使ってよいとのこと。日本人も多く、日本食材も手に入り、日本食レストランも3軒ある。別にそれほど日本にこだわってもいないけれど。世界中の研究者達と知り合いになり、仕事を出来るのでとても良い刺激になりそうです。
ピンチはチャンス。
あとは早く研究をスタートできる下地が揃うよう祈るばかりです。