まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

またケニア!?

2005-04-07 19:49:48 | 学業
昨日指導教官が僕の部屋を訪れ、相談があるんだが、と話し始めました。

要約すると、研究地が以前ケニアからウガンダに変わったが、またケニアに戻したほうが良いと指導教官の間で話し合われたということ。先日の天馬の入院騒動が発端であるようです。

えーっ!もうウガンダ行きのチケットもブッキングして、JICAからの承認も降りたのに!

ウガンダのマケレレ大学チャールズとも詳細な日程まで話し合って来ただけに、ショックでした。
確かにウガンダ全土には、ある薬剤に耐性を持ったマラリア原虫がいるので、妻とは僕の現地での研究中は、妻と子供は日本に帰ることを話し合っていた矢先でした。

ケニアの高原地帯にはマラリアは分布していません。多分国際家畜研究所(ILRI)内で働けるようになるので、ウガンダに比べたら非常に恵まれた環境です。また、ケニアには青年海外協力隊ネパールで一緒だった仲間2名もいるし、うち一人は絶えずギャグばっかり言っている関西人だし。

複雑な気持ちの理由は、2つあります。
一つはチャールズ。ここまで来てやっぱり変更なんて、彼に何と説明すれば良いのやら。しかも、出来るだけウガンダへの旅行はキャンセルしないで仕事を作れということです。What!?
もう一つは、また急に変更で、一体いつになったら研究が始められるんだろう?という焦り。

しかし、出来るだけ家族でいるべき、という配慮で仕事の路線ががらっと変わってしまうのは、英国ならではなのかも知れませんね。