goo blog サービス終了のお知らせ 

まきた@VetEpi

酪農学園大学をベースに、発展途上国と日本の獣医疫学に取り組む獣医師のブログです。

我が家の新しい仲間

2012-05-07 10:36:45 | ほっと一息。
2012年5月7日(月)。

我が家に新しい仲間が来ました。
2か月齢の柴犬(♂)、ふくちゃんです。

私は獣医師免許は持っていますが、随分長い間犬と暮らしてなかったので、しつけも勘が掴めません。
家族に、「ほんとに獣医さん?」と聞かれてます。

でも、基本的に子供を育てるのと同じであるような気がします。動物はいいです。ウチも随分賑やかになりました。

さいたま、第二のふるさと

2012-03-29 23:48:16 | ほっと一息。
2012年3月29日(木)

埼玉県は、首都圏にあるだけに都市的なイメージが強く(その昔はダサイたまと呼ばれていたが)、地場産業や農作物はあまり知られていないのではないかと個人的に思います。そうでなかったらいいのだけれど。

今回、3月27日から獣医学会、本日29日は獣医疫学会がソニックシティで開かれ、学問の祭典が行われました。

私は、平成7年から9年間埼玉県庁職員として奉職しましたが、退職後8年ぶりに大宮を訪れ、とてもよい数日間を過ごしました。今夜は同期の仲間で集まり、まるで8年前にタイムスリップしたかのような楽しい時間を味わいました。埼玉は、進化しているけれども昔ながらの産業、農業も残してくれています。私の生まれは福井県で埼玉出身ではないのだけれど、人は濃い時間をその地で過ごせば、まるで故郷のように感じるのですね。いや、本当に楽しかった。埼玉よ、これからも埼玉でい続けてください。

写真は、大宮駅周辺で見つけたうどん屋で食べた肉汁うどん。入間市金子の澤田うどんを思い出しました。まだ健在かなあ。今回は残念ながら以前の上司にお会い出来ませんでしたが、また東京出張の折には足を延ばそうと思います。また連絡します!!

メルボルンに着きました

2011-02-13 21:15:40 | ほっと一息。
2月13日(日)。

メルボルンに着きました。オーストラリアの地を踏むのは初めてです。

驚いたのが、アジア人の多さ。ここはオセアニア、アジアの隣だものね。日本人観光客も多くて何よりです。また、北海道にはオーストラリアからたくさんの方々がスキーに来ています。結構なことです。

入国審査では、さすが畜産国だけあって、口蹄疫侵入防止のための質問事項、規則がかなりしっかりしています。

気候は暑くもなく寒くもなく、綺麗で乾燥してなくて過ごしやすいです。日本からの時差が少ないのも楽です。さて、明日は久しぶりに国際家畜研究所(ILRI)の面々や仕事仲間に会います。第一回目のOne Healthという学会に参加します。

強い日差しと緑の大地

2010-01-26 02:08:39 | ほっと一息。
1月25日(月)。

いろいろありまして、しばらく日本にいたのですが、先週金曜日にナイロビに帰って来ました。

頭の真上から照りつける強い赤道付近の日差しと、緑の草原が広がる素晴らしい職場。

「あー、帰ってきたなあ!」

と感じるほど、いつの間にかこんなに愛着が沸いていたんですね。空港から降りると、キリンの家族の群れが遠くに見えて、ゆらゆらとゆっくり首を動かしながら歩いていました。雨が豊かに降った後のナイロビは本当に美しいです。

久しぶりに出勤したというのに、容赦なくスワヒリ語で終始話しかけてくるケニヤ人の仕事仲間。愛嬌のある人たちに囲まれて幸せです。2週間後からは7カ国への絶え間ない出張が始まりますが、きっと各国でまた、「あー、帰ってきた」と思うことでしょうね。

こんな生活を40直前で出来ているのは、本当に幸せなことです。

チーターは猫だった

2009-08-26 04:36:24 | ほっと一息。
8月16日(日)。

ケニヤに帰国後すぐ学会の準備をし、一週間後に南アフリカ共和国のダーバンへ。
5日間の学会翌日には、プロジェクトの年次会議を南アのプレトリアで開催。

日曜日には、ヨハネスブルグ近郊にある、ライノ、ライオンセンターというところに遊びに行ってきました。そこには、ライオン、チーターなど肉食獣の子供たちがたくさんいて、ごろごろ喉を鳴らしていました。

写真は、大人になったチーターで、観光客はなでることが出来ます。写真では聞こえませんが、大きい音でごろごろ喉を鳴らしていたんですよ。思わず子供のように感動してしまいました。

ナイロビに着きました

2009-08-03 04:31:41 | ほっと一息。
8月2日(日)。

昨日僕達はナイロビに着き、一緒に着かなかった預け荷物が昨晩空港になんとか全部着いたので、今日引き取りに行きました。買い物も出来、生活が整いました。

日本での3週間は、あっという間でした。
1週目は、7月12日(日)に実家の福井に帰り、16日(木)に妻子と別れ東京へ。東大でエディンバラ大学留学時代に知り合った友人と農学部で再会し、思いもよらずある集まりに参加することになったのですが、お陰で有名な大御所の方々と挨拶することが出来ました。夜はエディンバラ大のプチ同窓会に参加。友人宅泊。翌日17日(金)は仕事の打ち合わせで医学部へ。会議の1時間後に母校の日本獣医生命科学大学を訪れ、お世話になった教授に挨拶しました。さらにその1時間後には大学時代の音楽サークルの友人達と酒盛りし、2次会には、先輩が赤坂で開いているJ-Rock Cafeで3時まで飲みました。そしてさらに5時過ぎまで友人一名と飲んでました。翌日は、エディンバラで知り合ったロシア人親子に会いに行き、2日間お世話になりました。

2週目は、夜行バスで高松へ旅行。7月20日(月)朝に、5,6年振りに、よくコメントを下さるTAKAMIさんに会いに行きました。とても濃いー2日間でした。22日(水)は大阪へ移動、NDK(農場どないすんねん研究会)主催「コミュニケーションと参加型疫学の集い」ワークショップの打ち合わせと準備を、アシスタントをしてくれるエディンバラ時代の友人とし、夜は妻子と再会、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ。息子はすっごいハイテンションで楽しんでました。23日(木)、24日(金)とワークショップに参加、24日はファシリテーターをさせていただき、2日間とも目からウロコの連続で、とっても有意義な学びの時間になりました。その晩広島の妻の実家に向う途中、九州の大雨で1時間ほど福山駅で足止めされましたが、無事雨の中呉に到着。

3週目は、インターネットが使えない状況で、心底ゆっくりしました。日本の山と田んぼに囲まれた、なんとも言えない時間。暑さと雨による湿気で眠りにくい夜を久々に体験したのも良かったです。インターネットカフェはないのに、酒屋に入ると、大好きだったスコッチの数々の銘酒がスコットランドより安く売られているのにショックを受けました。これはカルチャーショックでした。買わなかったけど、日本に帰ったとしたら、この点は安心だな、と変な安堵感を覚えました。7月30日(木)は晴れ、義母と二人で畦の草刈をしました。久し振りに振るう草刈り器の振動が心地よく、いい汗をかきました。他には、生活に必要なものや、サファリで使う一眼レフを購入したり、買い物に時間を費やしました。

全く、「あっ」という間の3週間。
帰りの日になって、ちゃんと仕事に復帰出来るか不安になってきました。帰って来てみると、3週間のブランクで、すんなりとは英語が出てきません。2,3日で元に戻ると思いますが。職場であり住居である国際家畜研究所(ILRI)に戻ると、いきなり飛び込みでお茶に呼ばれ、みんなの笑顔とジョークに囲まれたお陰で、一気に不安は解消されました。

さて、明日からバリバリ働くぞー!

初しゃぶしゃぶ

2009-05-17 05:35:14 | ほっと一息。
5月15日(金)。

2006年には日本に帰ったけど、その時は夏だったから、しゃぶしゃぶなんてやりませんでした。だから、やったとして2003年から2004年に掛けての間に、恐らく前回はしゃぶしゃぶをしたんだと思います。鍋はその頃確実にやってましたね。

こちらナイロビは、雨季で、日本の秋のような気候です。南半球にあるので、日本の夏に寒くなります。最近は、朝晩はフリースを着ています。

先日、日本へ帰られた御家族から、10年以上前のホットプレートを頂いたので、お湯を入れてしゃぶしゃぶをしました。こちらナイロビには、日本人用に、肉を薄切りしてくれるお肉屋さんがあるのです!エディンバラにはありませんでした。いつもそこに行くと、笑顔で「ゲンキー?シャブシャブー?ヤキニクー?テバサキー?」と聞いてきます。いつも、そりゃー食べたいけどよ、ホットプレートがねぇ、と悔しい想いをしてきました。しゃぶしゃぶなんかすっかり忘れてたけど、ナイロビに来て思い出したそのささやかな欲求が、とうとう叶えられたのです。

いやー、美味いですね!感激でした。でも、ホットプレートが古いのと、電圧が低いのであまり熱くならず、わずかにふつふつ沸いたかな?という感じのまま食べ切ってしまいました。この夏に日本に帰りますが、今度は新しいホットプレートを持ち帰りたいと思います。

そうしたら、焼肉も鍋も出来るねえ。あんまり便利になるとだめな気がしちゃうけど、楽しみはある程度あってもいいですよね。最近だんだん世俗的になって来ているような気がする。。。

大家さんからの手紙

2009-05-13 06:47:00 | ほっと一息。
5月12日(火)。

日本の実家から、ネパールから届いた手紙が送られてきました。
差出人は、何とネパールに住んでいた時の大家さんです!(もう一昔前のことよー。今は70近いんじゃないの?)

日本の皆さんに、田舎に住んでいるネパールの人の気持ちを伝えたくて、訳しますね。

「○○先生様(当時20代だったのにねぇ)、

とってもナマステ。

あなたの御家族にも、とてもナマステです。随分久し振りにお手紙します。申し訳ありませんでした。最近は、私は家にいて、畑仕事ばかりで、トレッキングのガイドの仕事でもないかなと考えてしまいます。
あなたは、いつネパールに来る予定ですか?ネパールは、もう安全です。あなたの知り合いで、ネパールにトレッキングに来る人があれば、誰でも連れて行きます。
それから先生、もし時間があったら、手紙でも書いて下さい。出来たら、メルアドも送ってください。
カトマンドゥに住んでいる娘の電話番号と、ジリのシクリ村の私の電話番号を書いておきます。この手紙があなたに届いて、あなたの手紙が私に届くことを、切に願っております。それでは、また会いましょう。ナマステ。」

久し振りに涙が溢れました。
こうして自分もブログを書いていて、「投稿」を押すと、簡単にそれが皆さんに届くわけです。

しかしネパールにいた当時は、約束していても、下痢してしまって、とうていバスで10時間旅しなければならない山奥へは申し訳ないけど行けない、という状況が多々ありました。それでも、何とか朝早くバス停へ辿り着いて、メッセージを書いた紙切れ一枚を、バスの運転手に渡して、届くかも分からない相手に届けてくれ、とお願いしたものです。

それくらい、たった一言を、誰かに伝えるということが、貴重で、難しかったのです。

大家さん、僕は、時代を超えて、当時にはなかった、インターネットという媒体を通して、村の中央へ電話します。もうおじいさんになったのだから、ちょっとトレッキングガイドの仕事は危ないと思うんだな。それはいいから、今は、あなたに連絡するというお願いに、ちゃんと答えるよう、朝起きたら電話します。何とか通じますように。そして、当時守りたくても簡単に守ることの出来なかった約束を、一つ確実に叶えることが出来ますように。

ナマステ。




初めての雨

2009-01-18 18:04:45 | ほっと一息。
1月18日(日)。

昨年11月23日にナイロビについて、その晩だったか、寝ている間にちらっと雨が降ったことが一回だけありましたが、何とこちらに来てまだ一度も雨が降っているところを見たことがありませんでした。

職場内の芝生も乾燥で黄色く枯れ、改めてまだこれから一ヵ月半ほど続くであろうナイロビの乾期の度合いを感じていたところでした。

初めての雨は2日間続きました。ウガンダで経験した雨季の土砂降りとは違い、ちょうど気温も日本の梅雨の始まりのようで、雨が降った時の匂いも、とても懐かしいもので嬉しくなりました。スコットランドは、のべつ幕なしいつも雨が降るし、降り方や気温も独特です。意外にもナイロビでは、気候のせいで日本を思い出すことが多いんですよ。

今日はまた晴れ空が戻ったので、これから雨季が来るまでしっかり乾くのだと思います。

犬たちとさよなら

2008-08-19 03:43:48 | ほっと一息。
8月18日(月)。

8月6日から12日間、エディンバラから50kmも離れた村にある教授宅で住み込みで4匹の犬の番をしていましたが、それも今日で最後。明日の早朝空港に教授一家を迎えに行き、ようやく!この生活から開放されます。

ああああ!今も、ミミがいすに上って来て、背中をカリカリひっかいています!せっかくなので、記録として犬たちのことも書いておこう。

ミミ:小型犬で白黒のメス。超甘えん坊で、仕事しているといつも膝の上に乗ってきて、寝ていました。膝の上にいない時は、いつもつぶらな瞳でうるうると見つめています。

ドニー:同種のオス。ファンキーで、何を考えているのか分からない行動をします。マックスとの遊びでボールを取ると、有頂天になって走り回ります。

マックス:ジャックラッセルテリアのオス。強暴だと聞いていたわりにかなり人懐っこく、うるうるの瞳で見つめます。ボールや石を投げてもらって、走って取って来るのが大好き。マックスが先に飽きるということは、絶対にありません。留守中、いつも台所にマーキングするので、毎日毎日注意していたところ、最終日の今日になって、6時間も留守にしたのに、マーキングしていませんでした!通じたのかな??分かったのかな??本人も、褒めるとすごく嬉しそうにしていました。

そして最後に、みっちー:ジャーマンシェパードのメス。一番賢くて、一見クールなんだけれど、子供っぽいところもあります。みっちーがいるお陰で、全体がまとまっている感じです。最初は遠慮していたけど、3日前から、ペナルティーキック遊びをするようになりました。何かをしていてふと気が付くと、嬉しそうに庭でサッカーボールを数メートル手前に置き、待っています。蹴ってやると、ボールを取った後しばらく離さないのですが、背中を向けると、また近くにボールを置きに来て、後ろに下がって待っているのです。反射神経がかなりいいので、試しに正面に蹴ってみたら、見事ダイレクトに大口でキャッチしました。

全く、食事を作っていても、食べていても、仕事をしていてもテレビを見ていても、トイレに行っても、いっつも4匹で付いてくるので、寂しいと感じることはありませんでした。それ以上にToo muchという感じだったのですが、これで開放です。

犬から開放されて、妻子が帰って来るまであと1週間。ほっとするか、それとも寂しくなるか。どうでしょうねぇ。久し振りに動物と暮らせたのは良かったです。やっぱり、動物のいる暮らしは、いいもんですね。