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そんなライドシェアで良い訳がない

2024-02-26 05:26:00 | 日々の疑問
日本のロビー活動というのは、利害が一致しやすく、長期政権側を支持していれば、国民の利便性の向上をほっぽって、自分の業界の利権を維持出来るようだ。

今思えば、菅義偉総理は、携帯電話代金の引下げとライドシェアの導入を推し進めていたので、政権内でも少しは経済に明るい印象があった。

アメリカではインフラの整備の充実と発展が早く、得意な地域の差くらいで、かなり健全な料金体系でかけ放題パケ放題が実現していた。

2種免許取得と団体加入で守られている、タクシー業界の会長がライドシェア検討会に出席して意見を述べるなど、あって良いことなのだろうか。

車を所有する国民に、空き時間の有効活用と雇用の機会、職業選択の充実、それらと利用する国民の権利利便性を結び付けたのがライドシェアだった。

交通網の行き渡りは日本の国土でさえ課題があって、そこをタクシーなどで埋めるとなると、国民の負担は高額に昇り、過疎化が一層進んでしまう。
2種免許がどれほど大変かは分からないが、タクシー運転手の成り手が一様に高齢なことが特に気にかかる。なのでタクシーだけでは足りないのが現状である。

アメリカのUberでは巡回も相乗りも可であり、飲酒を伴う会合ではUberの利用を義務付けている日本人会もあった。しかも利用料金は低額であり、皆がそれなら運転手は他に任そうという素地を作り上げた。領収書も出るし、運行状況も分かる。インボイス?それは会社が代表して執り行うであろう。車社会では失業したら、有効活用出来る車ですぐにお金を稼ぐことが可能だ。
ドライバーの資質はアプリでの乗客から管理する。発想が少し上だったので安心感もあるのだ。
日本で経理を担当していた時、アメリカの出張者の経費精算で領収書を見かけて、利用環境を聞いて感心したものだ。

正直言って、アメリカでの飲酒運転は日本の30年前の世の中と酷似している。
郊外の高級な住宅街に住む人々がダウンタウンへの交通網がほぼないため、各家ごとに時に複数台の車を出して野球場やアメフトやバスケの試合を観に来る。
運転手も球場内でビールを飲み、運転して帰るのだから、警察が球場周辺で取締りをすれば、ほぼ半分の車両から飲酒運転手を逮捕出来るだろうと思う。そうすると売り子も球場スポンサーのビール会社も共倒れになってしまうのでそんなことはしない。事故を起こした者だけが刑務所で(釈放手続きをしてくれる)家族を待つ。

ダウンタウンの駐車場料金だってあるので、観戦を譲り、Uberの運転手で稼ぐ人と、それを利用して観戦を楽しむ人で一気にタクシー台数の一時的な不足を補う。
そんな互換的な社会を目指したのが、ライドシェアの世界である。(と思って見ていた)
万博会場と空港間だけの、限定期間だけ、そんな地域だけなインバウンド需要だけではないのである。

LOCALが盛り上がる手段としても、各地域の首長は利権側だけでない、住民社会の充実を考えてライドシェアを考えて頂きたいものである。

駅から離れた場所のイベントに『当日はライドシェアをご利用下さい』という文句とQRコード【当日は国土交通省の皆様の視察もございます】という入念な下拵えをして、突破口を開いて下さい。きっと切り崩し出来る筈です。



一旦、ライドシェアへの提言は以上です。
台数を足りてる状況にするだけでなく、一般平均的な家庭の足にもなってくれるサービスを標榜した制度であることをもっと真剣に考えて欲しいのである。
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