萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

12人の優しい日本人

2012-05-21 23:11:59 | 映画
久々にTSUTAYAに行くと、旧作1本7泊8日100円だと~!

もちろん、寅さんでも借りて魂を鎮めるかと入ってみた。

借りたのは、第39作 寅次郎物語、日本沈没、12人の優しい日本人の3品。

このブログ内でも三谷幸喜作品については、折に触れ紹介してきたつもりだったが、大好きな「12人の優しい日本人」に対する記述がチロチロとしか見当たらない。

ステキな金縛りが法廷物だったのだけれど、not監督作品で、パロディでパロディじゃない仕立てに仕上がっている、この作品。逸品中の逸品。


公開当時はまるで知らず(1991年 大学在学中で映画、特に邦画が大好物だったにも関わらず、就職活動で映画への興味が若干ビジネスに捻じ曲がっていた頃のこと)、就職してしばらくした夜。眠れない目を擦りながら、点けっ放しだったブラウン管テレビに目をやると、なんだか喧々諤々と議論をしまくっているではないか?(後で見直したら冒頭の部分だった)。

何かと思ったら陪審員だという????
裁判員制度の話題もまだでていない頃のこと。12人の怒れる男達のパロディ映画かぁ。と高を括って観始めた。

確かプロットは「怒れる・・・」のものだが、テイストがまるで違う。
真面目に馬鹿な想像で決め付けたり、いやいやと頭(かぶり)を振って、相手に取り入らない。

有罪か無罪かの根拠を「フィーリング」としか言い様がないとした男性と、理由がなくちゃいけないんですか?という女性が最後まで皆の決め付けたストーリーに異を唱えるのだ。


議論とは、論点をここまで描き切りながら、皆が共有して出来ることが本当の理想だが、途中から議論に参加してくるメンバーに状況を話す時点で間延びしたり、ボヤけたりしてしまうことが多いのではあるが、
ここは映画の世界。

全ては皆の期待するエンディングを少し翳める様な飛行を見せつつも、意外な方面へと飛び立っていく。

もしまだ観たことがない人がいたら、お薦めします。
ちょうどステキな金縛りが最新作で並び、関連作品として、他の作品も並びだしているところです。



鈴木京香のラヂオの時間も今度見直そう!

と思った初夏の夜なのでした。

お休みなさい。

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