萌えてばかりもいられない!

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最近購入した本と読み終わった本

2011-06-12 06:39:39 | 推薦します!
読み終わった本は、渋沢栄一の「論語と算盤」。

随分かかってしまいました・・・。
あるエピソードが強烈に残り、会社内のプレゼンにも使わせてもらいました。
論語そのものの解説はやはり少なく、「こうあれ」という格言は随所に出てるんですが、、、あと論語に「利益を取るな、儲けるなとは書いていない」という主張ですね。

この後、経営論語も読んでみようと思います。


今回購入した本は、藤原正彦さんの「日本人の誇り」と三橋貴明さんの「歴代総理の経済政策力」。


まず、日本人の誇りの方ですが、出だしは以前「寅次郎 春の夢」の時に書かせてもらった「国に対する愛情」≠ナショナリズム、パトリオティシズム=「祖国愛」「郷土愛」という話に通ずる文章で始まります。(私はこのパトリオティシズムという単語を当時知らないでいた)
これは国家の品格のときにも出てきた内容ですね。あの時も自由・平等・民主主義の解釈がするどく、また読み返してみたいと思います。
今回の「日本人の誇り」は「国家の品格」の時の舌鋒鋭いという文章よりも、どうしても内容的に(あの戦争がテーマ)十分口説かないと分かってもらえないだろうという内容なので、その辺りが丁寧です。丁寧な分だけ鋭くとはいかないのですね。
テーマが戦後に生まれて日本を醜い国と思っている人達への警鐘ですので。。。。
でも私には大部分が分かる。右とか左とかいうんじゃなくて帝国主義末期の戦争を今の尺度で捉えた史観ってのはやはりどこか歪だと思っている。

「歴代総理の経済政策力」の方は、田中角栄の日本列島改造論と新潟生まれという宿痾が解説されているが、インフレ時代の日本においてマクロ経済を根本から利用した数少ない総理大臣として書かれる出だしから始まる。
また、現在のデフレ経済政策において無意味な政策を列挙している。
言葉の語感にだけで「いい」「悪い」を判断していちゃ駄目だと書いている。今、本が手元にないからうろ覚えだけど、「官業の民営化」ってデフレに効く内容じゃないという紹介が前方にでている。後で解説が施されるのを期待。
まだこちらは読みかけですけど、日本をどうしたいのかを明確に持っている総理大臣。
確かにこれが理想ですね。

まぁ大統領にしても、総理大臣にしても、書記長でも国家代表でもいいんですけど、有事にはその人の脳味噌が放つ決断に運命を委ねる訳です、国家って。
そういう意味でも元首の選ばれ方は、利害を大きく孕む政党運営とは切り離された選出方法がないものかと思う今日この頃です。

次にまたまた購入したのが、プリンセス・トヨトミ。



映画化されるとか含めてまるで知らず、出版の世界とは格別な距離感を実感している今日この頃ですが、この前上司達との飲み会の帰りに「プリンセス・トヨトミ、私ああいうのも読みますよ」と喋っていたのを頭に入れておいて購入。
会計検査院という特殊な機関が、大阪に乗り込んでの検査(ある意味公費の監査)を行う出だしです。登場人物の名前がもじっているのも含めてみんなあの時代の人達。
真田、島、橋場(羽柴)、大野、浅野。。。。大阪夏の陣だか冬の陣の面子じゃない・・・
そういう符号がどうもこの後急展開を迎えそうなところまで来ています。


他にも弱者の兵法(野村克也)、二塁手論(井口資仁)、捕手論(織田淳太郎)もちら読み中です。


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