MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

日本が日本であるために

2009-09-02 11:08:28 | 日本
今日は久々に日本について書いてみましょう。
 以前大分前に書いた日記の続きの様な感じでしょうか(以前の日記はこちら)?

先日私のブログでも度々登場するインド人の友人と軽く飲みに行った時の出来事。
 表参道の小さな小さなバーは、
 酔ってもいないのに白熱した議論の場となった。
  傍から見たら喧嘩をしている二人w。
  というかまるで僕が怒られているみたいw。

最初は反論をしていた自分も、
 おやっ、彼が正しいぞっと思うようになり、
 今まで自分の中でもやもやしていた物が形を形成しだした。

個人的にはアメリカの存在というのが大分小さくなり、
 影響力も薄れつつあると安易に考えていた。
 けれど現実はアメリカは日本に多大なる影響力を及ぼし、  
  その影響力は衰えるどころか増す勢いであるような気がした。

ハリウッドは未だに若者に影響力を与え、
 使っているPCのソフト、
 金融システムなどアメリカが常に中心的存在。
 あらゆるソフトの面でアメリカの影響力は計り知れない。

国際社会における日本の大企業は、
 世界各地にて活躍をしているけれど、 
 国際化した日本企業はこぞって日本式経営ではなく、
 アメリカ式経営を取り入れたり、
  いわゆる欧米的ビジネスに捕らわれ、
   国際化=欧米化になっていることに気がつく。
   環境面では欧州の影響力は凄い。

着るものから食べるもの、
 振る舞いまで欧米化しつつある日本。
 別に日本だけではなく多くのアジア諸国で同じ現象が起きている。

はて、日本やインドの文化は本当に欧米諸国に比べて劣るのか??
 欧米的ビジネスに比べて日本的商いは駄目??

自分が米国で営業活動をしていた時、
 営業活動は日本的商いの方がもてはやされた気がする。
 迅速な肌理細やかなサービス。
  何にでも課金しようとする欧米的ビジネスに比べて、
  日本的な商いの方がずっと優勢であると思う。
  そこが私がビジネスは嫌いで商いは好きであるというところ。

それではなぜ欧米、特に米国の影響力は衰えないのか?
 それは精神面で既に我々が劣勢であると認めているからであるよな気がする。
 友人が言うには「We don't dare」。
 する勇気が無いということ。
 日本的経営は批判の対象になることが国際社会では多いけれど、
  本当に駄目なのか?それともその批判を撥ね退ける勇気が無いのか。
  「We have to dare」という言葉が私の心を刺す。

とかく言う友人も、私も洋服に身を包み、
 ビールを飲みながら議論をする(まぁその時には私は芋焼酎を飲んでいましたがw)。
 
そこで私のお店のコンセプトにたどり着く。
 「言わなかったけれど、
  君のお店に行く前から君のホームページを知っていたんだ」とのこと。
  コンセプトに同調してくれて、そして今僕らはこのように議論を交わしている。

思い起こせば、大学生の頃経済学だかの本を読んでいて、
 欧米文化に日本が含まれていた事に違和感を感じたことがあった。
 先進国の仲間入りをし、発展を遂げた日本。
  著者は日本の発展を称えて日本も欧米文化に含めたのだろう。
  
日本は欧米文化では無いし、
 成りたくもない!っと心で反発しながら、
 今の現実はそうなんだなっと認めざるおえなかった。

別に日本が一番で、日本が世界を支配すべきだとは全く思わない。
 それどころか各国の良き文化を尊重し、
 共存をしていくことを願いたい。

まあ色々書きましたが、
 欧米の優れた文化もあり、それを積極的に取り入れることは必要。
 しかし全てが正しいわけでもなく、
  日本の良いところに各国の良いところを足すことにより、
  よりよい社会が生まれるのではないかと思う。

日本が日本であり続けるためには、
 まず強い意志を持つこと、そんな気がします。
コメント (2)
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