金鉱山と無電力地帯での電力事業

アフリカ、パプア・ニューギニア、アジアで再生電力

日本は先進国から中進国へ?

2024年08月27日 07時00分00秒 | タンザニア・マリで金とダイアモンド採掘

                          [ 8月 27 日

       [  日本GDP世界4位に転落 ]

2023年のGDPが世界4位に転落。日本と入れ替わってで3位に浮上したのはドイツ。
国内ではさも「円安が原因」と語られていますが…。

ひと昔前、日本はニューヨークのロックフェラー・センターや、カリフォルニア州のゴルフ・コ
ースなど、米国の不動産を市場価格を上回る値段で次々に買収していました。
収益と納税額を減らすためだけに、外国に子会社を作ったのです。

銀座のクラブなどでは、1本30万円のフランスの高級シャンペンが一晩で何本も空に。
そのころ銀座や六本木は、深夜にタクシーで帰宅しようとする客であふれました。
当時、多くの
ビジネスパーソンが会社からタクシー券を支給され、帰宅する際に使っていた。
深夜の繁華街ではタクシーを待つ客が長い列をなし、順番をめぐって殴り合いの喧嘩が起きるこ
とも。

一部のタクシー運転手たちの態度は、今よりも傲慢だった。
運賃が2000円~3000円程度の目的
地に行こうとすると、運転手が「近すぎる」と乗車を拒否。
運転手たちは、千運賃が1万円を超える千葉県や神奈川県などに帰る客をつかまえようとしてい
ました。
あるフランス人女性は、午前零時過ぎの六本木で長時間待ってもタクシーがつかまらないのに業
を煮やし、車道に大の字に横たわって、タクシーを停めたことも。
現在では考えられない熱気が、社会全体を覆っていました。

1990年のバブル崩壊は、日本経済に冷水を浴びせ、1990年~2000年の日本の名目GDP成長率は、
1980年~1990年の約3分の1の40.8%に激減。
この時期には山一証券、日本長期信用銀行、日本債券信用銀行、北海道拓殖銀行、中堅生命保険
会社などが次々に廃業・破綻に追い込まれました。
破綻を免れた銀行でも、十分に担保を取らないで融資を行う不正融資などが次々と表面化し、経
営陣が責任を追及されました。
日本興業銀行や東洋信用金庫など12の金融機関が、大阪の料亭の女性経営者・尾上縫(ヌイ)に総
額2
兆7736億円も融資していたことが発覚。
個人への融資総額としては過去最高で、尾上は詐欺の罪で懲役12年の実刑判決を受けました。
バブル時代を象徴する異常な事件でした。 (下の記事に続く)

        [  川      柳  ]  

[ 長寿の湯 「長湯するな」と 妻が言う ]   これ以上一つ屋根でいるのはカンベン

  [ 胃カメラじゃ 決して見えない 腹黒さ ]   総裁候補者は一応調べましょう。


   今年は毎日続く猛暑の中、事務所前のスカイ・ツリーは夏休みは人が
いっぱいで、
   夕方スカイ・ツリー・西アリーナに行ってみるとまだ、
子供たちが噴水の中を元
   気に走り回っていました。


 

1990年のバブル崩壊は、日本経済に冷水を浴びせました。
1990年~2000年の日本の名目GDP成長率は、1980年~1990年の約3分の1の40・8%に激減し、
ドイツ(44・8%)に追い抜かれました。

日独間の成長率の格差は、21世紀に入ってさらに広がります。
2010年~2020年のドイツの名目GDP成長率は51・2%だったが、この時期の日本の名目GDP成長
率は18・4%とドイツの3分の1程度でした。  

国民の満足度や幸福度を測るための物差しとしては、GDPの総額よりも、GDPを人口で割った
1人当たりのGDPの方が重要だと考えられます。
GDPの総額が多くても、人口が多いために、国富が市民一人一人に行きわたる分が少なければ、
人々の満足度は低くなります。
逆にGDPの総額が少なくても、人口が少なければ、市民に行きわたる国富は、相対的に多くなり
ます。
たとえば金融サービス企業が多いルクセンブルクやスイスのような小国では、1人当たりのGDP
が世界でもトップクラスです。
逆に中国やインドのように人口が10億人を超えている国では1人当たりのGDPは小さくなり、
富の差が大きくなります。

2023年12月25日、内閣府はこの1人当たりGDPについて、衝撃的な数字を発表しました。
その内容は、名目GDPの総額でドイツに抜かれたというニュースよりも深刻だったんです。
 内閣府は、OECDの統計などを基にして、「2022年の日本の1人当たり名目GDPが3万4064ドル
と、OECD加盟国中で第21位になった」と発表。
日本は2021年の第20位から、第21位に転落。
イタリア(3万4733ドル)に抜かれて、G7諸国の中で最下位に。
ドイツの1人当たりGDPは4万8717ドルで、第16位。日本よりも43%多く、日独間の1人当たり
名目GDPの差は、名目GDP総額の差よりもはるかに大きくなりました。

1人当たり名目GDPのランキングは日本(3万3950ドル)の順位は第34位。G7の中で最低です。
ドイツの1人当たり名目GDPは5万2824ドルで、第20位。
日本よりも約55%多いことになります。

   意見などある方は下のところにメールをください。   [ lunacorp@live.jp ]

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 猛暑と自然災害の中で新たな... | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

タンザニア・マリで金とダイアモンド採掘」カテゴリの最新記事