Windows XP/Office 2003/Internet Explorer 6のサポートが完全終了へ

さらば、Windows XP

予定通り、本日をもって

Microsoft Windows XP(Home Edition/Proffesional/TabletPC Edition/Media Center Edition)

Microsoft Office 2003

Microsoft Internet Explorer 6.0

の延長サポートが終了いたしました。これらの製品のWindows Updateは本日リリースされた定期アップデートが最終となります。

Windows Vistaの開発遅れなどもあってWindows XPは2001年10月のリリースから実に12年半アップデートが続いた息の長いOSになりました。リリース当時は新しいテーマのLunaやWindows XPのみに提供されたWindows Media Player 8などはかなり新鮮に感じたものです。また家庭向けWindowsも初めてNT系に統合したという大きな役割も果たしました。

2005年にリリースされたSP2ではサービスパックとしては異例ともいえるシステムアップデートとなり、セキュリティ関連の機能が大幅強化されたのも印象的でした。

なお、延長サポートが終了しても上記製品の利用は可能ですが、セキュリティパッチのリリースは今後されないためオンライン環境での利用は非常に危険な状態になりますので、できるのであればWindows 7以降のOSへのアップグレード、あるいはハードウェアの入れ替えを推奨します。どうしても上記製品を利用しなければいけない場合は本日リリース分までのWindows Updateをすべて適用したうえでできる限りスタンドアロンの環境で利用することを推奨します。

 

12年半という長い期間の間、本当にお疲れ様でした。

Build 2014でWindows Phone 8.1を正式発表!すべてのWindowsで共通のア

先ほど開催されていたBuild 2014のプレスカンファレンスにて正式に「Windows Phone 8.1」が発表され、これを搭載したNokiaの新端末「Lumia 930」「Lumia 630」「Lumia 635」も同時発表されました。

リリース時期は今後数か月以内で、開発者向けに開発ビルドを先行インストールできる「Developer Preview」プログラムも実施される予定になっています。

主な新機能としては

デュアルSIMのサポート

スタートスクリーンで壁紙が追加できるように

AndroidやiOSに搭載されている通知領域と同じ機能を実現する「Notifaction Center」のサポート

オンスクリーンキーのサポート（同日発表されたNokia Lumia 630&635がオンスクリーンキー初採用端末）

新音声アシスタント機能「Cortana」（iOSのSiriのような音声アシスタンス機能）

VPNのサポート

InpriveteモードやWEBGLをサポートしたInternet Explorer 11 Mobile

が含まれています。

まだ同プレスカンファレンスにてすべてのWindows、およびXBox Oneにて共通のアプリが動作する「Universal Windows App」やtouchに最適化された次期Microsoft Office、そして4月9日より正式配布がスタートする「WIndows 8.1 Update 1」が発表されたほか

Windows Phone 8.1、および9インチ未満のタブレットへのWindows 8.1の無償化!!

が発表されました。タブレット向けにライセンスが無償化した上にWindows 8.1 Update 1ではカーネルのスリム化によりシステムの要件が1GB RAM/16GB ストレージに下げられていることからこれからはAndroid端末なみに安価なWindows 8.1タブレットが登場する可能性があります。

またUpdate 1に含まれていないのでたぶん将来のアップデートで追加されるものと思われますが、いずれ完全にスタートメニューがWindows Phoneのスタート画面も含んだ形で復活するようです。

「すべてのWindowsで、共通のアプリが動く」ことや「タブ向けWindowsのライセンス無償化」「新しいWindows Phone 8.1」「まさかのスタートメニュー復活」など、このプレスカンファレンスではWindows関連において大きい発表が大量に発表されました。次期Windowsも含め今後の動向に期待したいところです。

Xperia X10 SO-01B購入してHONAMI化した

増税前最後の端末買いということで

昨日職場の近くにあるブックオフで本体のみ３９８０円で売っていたSony Ericsson Xperia X10 SO-01Bを購入してきました。この機種は日本で初めて投入されたAndroid搭載Xperiaとしては初代Xperiaとなります。（Xperia全体としては２００８年に登場したhtcのOEM機「Xperia X1」（Windows Mobile 6.1）が真の初代機。ただしこちらは日本未投入）

ちょうどXperiaアンバサダーとしてXperia Z Ultra SOL24を運用中ですし、記念すべき初代Android Xperiaも手に入れておこうかと。

この機種は今から４年前となる2010年にソニー・エリクソンが投入した同社初のAndroidスマートフォンXperia X10をドコモ仕様にローカライズして販売したモデルになります。当時はまだおサイフケータイやワンセグといった日本独自機能はついておらずX10をほぼそのまま日本で導入したモデルになっています。

スペックはQualcomm SnapDragon QSD8250 1Ghzに512MB RAMを搭載し、810万画素のリアカメラを搭載した、当時ハイエンドに位置していたモデルになります。OSはリリース時はAndroid 1.6”Donut”をプリインストールして出荷されましたが、日本仕様は最終的にAndroid 2.1”Ecrair”までアップデート。ハードウェア的には非対応だったマルチタッチにもソフトウェア的に対応させるなど力を入れていたものの、グローバル版X10では配信されたAndroid 2.3”GingerBread”は残念ながら配信されずに終わってしまいました。

というわけで

いまとなってはスペック不足なXperia X10ですが、今でもカスタムROM開発は続いており、最近ではついにAndroid 4.4.2 KitKat(CyanogenMod 11）ベースのカスタムROMも登場しました。

またSO-01Bに関しては特にブートローダーアンロックができないという仕様にはなっていないのでFlashtoolを使って普通にrootをとって普通にブートローダーアンロックをしたうえでカスタムカーネルを焼くことが可能です。

というわけで

X10にもBLUnlockを行ったうえでカスタムROMを導入しました。前述のKitKatはまだプレアルファビルドということでいろいろ動作しない機能が多すぎるので、CM10.1（Android 4.2.2）ベースでXperia Z1(Honami)のランチャーと最新のWalkman/アルバム/ムービー/スケッチアプリが搭載された「MummyDroid CM10.1 Honami Z1 UI v1」をフラッシュしてみました。手順としてはこちらのブログの記事を参照しました。

MummyDroid CM10.1 Honami z1 UI V.1を焼いてみた

カスタムカーネルを焼いた後でCWMのリカバリデータからリカバリしてインストールするという特殊なインストール形態（XDA Developerの同カスタムROM開発者の書き込みによるとftfファイルの作成は環境がないためできなかったとのこと）ゆえ開発者であるMummydroidさんと思われる顔写真付きのアカウントデータがリカバリされてしまうので一応リカバリ後は端末初期化を行ったほうがいいかもしれませんw

感想としては「ランチャーがZ1/4.2.2以降のXperiaに搭載されたXperiaホームになってるCM10.1」ですね。それ以外に最新のWalkman/ムービー/アルバムアプリやスケッチアプリも含まれていますが、基本的にはCyanogenMod 10.1準拠でロック画面も今のXperiaで採用されているNXTロックスクリーンではありませんし、カメラもAOSP Androidに準じたものになっています。

またアイコンデザインも微妙にiOS 7風味のフラットなものになっていたりしますが、一応Xperia Z1っぽいXperia X10にはなります。

動作のほうは「初代SnapDragon搭載機に入れてる割には頑張ってる」レベルでそこまで重くはないような印象です。

 

というわけでXPERIAアンバサダーレビュー用にお借りしているXperia Z Ultra SOL24も含めた形で手持ちのXperiaを並べてみました。左からX10、acro(IS11S)、acro HD(IS12S)、Z Ultra(SOL24）です。すべて同じホーム画面で同じ壁紙にしています。