増税前最後の端末買いということで
昨日職場の近くにあるブックオフで本体のみ３９８０円で売っていたSony Ericsson Xperia X10 SO-01Bを購入してきました。この機種は日本で初めて投入されたAndroid搭載Xperiaとしては初代Xperiaとなります。（Xperia全体としては２００８年に登場したhtcのOEM機「Xperia X1」（Windows Mobile 6.1）が真の初代機。ただしこちらは日本未投入）
ちょうどXperiaアンバサダーとしてXperia Z Ultra SOL24を運用中ですし、記念すべき初代Android Xperiaも手に入れておこうかと。
この機種は今から４年前となる2010年にソニー・エリクソンが投入した同社初のAndroidスマートフォンXperia X10をドコモ仕様にローカライズして販売したモデルになります。当時はまだおサイフケータイやワンセグといった日本独自機能はついておらずX10をほぼそのまま日本で導入したモデルになっています。
スペックはQualcomm SnapDragon QSD8250 1Ghzに512MB RAMを搭載し、810万画素のリアカメラを搭載した、当時ハイエンドに位置していたモデルになります。OSはリリース時はAndroid 1.6”Donut”をプリインストールして出荷されましたが、日本仕様は最終的にAndroid 2.1”Ecrair”までアップデート。ハードウェア的には非対応だったマルチタッチにもソフトウェア的に対応させるなど力を入れていたものの、グローバル版X10では配信されたAndroid 2.3”GingerBread”は残念ながら配信されずに終わってしまいました。
というわけで
いまとなってはスペック不足なXperia X10ですが、今でもカスタムROM開発は続いており、最近ではついにAndroid 4.4.2 KitKat(CyanogenMod 11）ベースのカスタムROMも登場しました。
またSO-01Bに関しては特にブートローダーアンロックができないという仕様にはなっていないのでFlashtoolを使って普通にrootをとって普通にブートローダーアンロックをしたうえでカスタムカーネルを焼くことが可能です。
というわけで
X10にもBLUnlockを行ったうえでカスタムROMを導入しました。前述のKitKatはまだプレアルファビルドということでいろいろ動作しない機能が多すぎるので、CM10.1（Android 4.2.2）ベースでXperia Z1(Honami)のランチャーと最新のWalkman/アルバム/ムービー/スケッチアプリが搭載された「MummyDroid CM10.1 Honami Z1 UI v1」をフラッシュしてみました。手順としてはこちらのブログの記事を参照しました。
MummyDroid CM10.1 Honami z1 UI V.1を焼いてみた
カスタムカーネルを焼いた後でCWMのリカバリデータからリカバリしてインストールするという特殊なインストール形態（XDA Developerの同カスタムROM開発者の書き込みによるとftfファイルの作成は環境がないためできなかったとのこと）ゆえ開発者であるMummydroidさんと思われる顔写真付きのアカウントデータがリカバリされてしまうので一応リカバリ後は端末初期化を行ったほうがいいかもしれませんw
感想としては「ランチャーがZ1/4.2.2以降のXperiaに搭載されたXperiaホームになってるCM10.1」ですね。それ以外に最新のWalkman/ムービー/アルバムアプリやスケッチアプリも含まれていますが、基本的にはCyanogenMod 10.1準拠でロック画面も今のXperiaで採用されているNXTロックスクリーンではありませんし、カメラもAOSP Androidに準じたものになっています。
またアイコンデザインも微妙にiOS 7風味のフラットなものになっていたりしますが、一応Xperia Z1っぽいXperia X10にはなります。
動作のほうは「初代SnapDragon搭載機に入れてる割には頑張ってる」レベルでそこまで重くはないような印象です。
というわけでXPERIAアンバサダーレビュー用にお借りしているXperia Z Ultra SOL24も含めた形で手持ちのXperiaを並べてみました。左からX10、acro(IS11S)、acro HD(IS12S)、Z Ultra(SOL24）です。すべて同じホーム画面で同じ壁紙にしています。