ビジュアルアーツが運営するAndroid向けエロゲストア「アニゲマ」にてスタジオメビウスが2003年に発売した恋愛ADV「SNOW」のAndroid版の配信を2700ptで開始しています。動作エンジンはFlix Engine。
オリジナルは当初2000年発売予定だったものの、延期や仕様変更(身長83cmの主人公の娘に相当するキャラのHシーンを削除、フルボイス仕様の予定が音声なしになるなど)を重ね2年後にようやく発売した作品で、当時の2ちゃんねるの作品別スレ、メーカースレなどで「鬱だSNOW」という名言が生まれたりしました。それまで「悪夢~青い果実の残花」や「絶望~青い果実の残花~」といった鬼畜ゲームを手かげて来たスタジオメビウス初の純愛ADVで、当時同じビジュアルアーツグループのKeyが1999年に発売した名作「Kanon」にキャラや雰囲気が似ていたことからいろんな意味で話題になっていた作品です。実際に本作ではKey(現在はLeafに在籍)のシナリオライターさんである涼元悠一さんがシナリオアシスタントとして参加しています。
とはいえキャラクターはかなり魅力的で、シナリオの完成度も高くこちらの作品も「名作」として高い評価を受け、のちにDC、PS2に移植されたほか、2006年には追加シナリオ・キャラクターを追加した「Plus Edition」をPCでリリース、さらにその1年後にはPEをベースに残念ながらパートボイスではあるもののコンシューマ版の声優陣で再度音声の撮り直しを行った「SNOW Portable」がPSPで移植されています。
Android版は2006年のPE版の移植となっており、のちにキャラ単体でスピンオフが出た芽衣子様こと橘 芽衣子が攻略可能になってるほか、新ヒロインとして「謎の少女」が追加されています。
ちょうどこれからの季節にちょうどいい作品ですし、前述のとおりキャラの魅力もシナリオの完成度もいまだに色あせない名作ですのでこれを機会にKanonと一緒にプレイしてみるのもいいかと。桜花たんがまじめにかわいいのでお勧めです。CV的にはCS版の金朋さんのほうがあってて好きですが。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます