Android 4.3以降の世代のファームウェアを搭載したGalaxyからSamsung公式のセキュリティ機能「KNOX」が実装されるようになりました。
これはAndroid OS上にKNOXコンテナという特殊な領域を設け、主に業務用アプリやデータなどを個人用のデータと切り分けて保護できるようにする機能ですが、そのほかにファームウェアの不正書き換えを認識する機能も搭載されています。
Samsung Galaxy S5 SCL23でのKNOXカウンターの例。KNOX WARRANTY VOIDの項目が0x0の場合純正の状態、0x1だとKNOXカウントが上がって非公式な方法でROMが書き換えられた状態になります。
キャリアや端末メーカーであるSamsungが公式で行っているOTAアップデートやKies経由でのアップデートの場合、このフラグが立つことは当然ないのですが、ROM焼きなどでよく使われている「ODIN」などでROM(公式・非公式を問わず)を焼いた場合、一度飲み書き換え可能なヒューズがオンになり、「非公式な方法でROMを書き換えた」と認識された状態になります。この状態になると
- 当然非公式な方法でROMを書き換えたため、Samsungによるメーカー保証が受けられなくなる
- KNOXコンテナ機能が無効化される
- OTAアップデートが受けられなくなる(ODINで最新FWに上げること自体は可能)
- Galaxy S6以降に搭載されているNFCを利用した決済サービスSamsung Payが利用できなくなる(現時点ではSamsung Payは日本ではサービスインされていません)
という状態になり、要するにメーカー保証が切れた上に一部機能に制限が出た状態になります。
(個人ではまず使わないであろう)KNOXコンテナや一部機能に制限が出てしまうことを理解したうえでカスタムを楽しむならば問題はないのですが、今回1shopmobile側が「新品」としてい売っている商品でユーザー側に説明もなく「非公式な方法でROMを書き換え、KNOXカウントを上げてメーカー保証を切ってしまったにもかかわらずにショップ自体も初期不良10日過ぎたから一切対応しない」という対応をとっていることが問題になっています。
余談ですがこの機能自体は日本で売られているdocomo/au/Softbank版Galaxyでも当然実装されており、KNOXフラグが立った場合保証が受けられなくなります。
サムスンやりますねwww
次からサムスンのスマホは好きなので、まだ買いますが、rootなどはしないてことですねw 知識は身につけたし、今回の失敗で、成功はすると思いますが、もう保証が1年もたってないのに、切れるのは辛すぎますWWW
ちなみに、一つお聞きしたいことがございます。 rootを解除して今、現在元に戻しましたが、OTAアップデートはやはり使えないのでしょうか? 最新のバージョンがインストールされていますと表示されますが、嘘は現在ついてないようですがAndroid6.0のリリースが間近です。 リリースをしても、今の5.1.1が最新と表示されるのか、それとも、表示されてるけど、お前の端末は改造だからインストール無理と言われるのでしょうか? ぜひ知りたいです。