かのあゆブログ

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CyanogenMod 11 For Samsung Galaxy S SC-02B

2013-12-17 03:28:59 | Android

2日前に購入し、即CM11を導入したSamsung Galaxy S SC-02Bですが、昨日最新のNightly BuildにOTAアップデートしました。Galaxy S自体はまだ公式CyanogenModの開発が継続しているため、OTA経由で普通にアップデート可能です。ただし通話機能も生かす場合カーネルとモデム、GPSが書き換わってしまうのでOTAアップデート後Didhiy氏が開発したSC-02B用のカスタムカーネルとモデム、GPSパッチを再度CWM経由で適用する必要があります。一応念のためBigMemパッチも再度適用しておくと○かもしれません。ちなみにDidhiy氏のSC-02B用CM11カーネルは2種類ありますがこれはカスタムリカバリがCWMになるかtwrpになるかの差なので好きなほうを選べばいいと思います。

KitKatにアップデートしたことで公式スクリーンキャプチャ機能が使えるようになったので実際にGalaxy S SC-02B上で動作しているCM11(Android 4.4.2 “KitKat Version”)の動作風景を紹介しておこうと思います。

Cyanogenmod自体は古くからある有名なカスタムROMの一種で基本的にはAOSPなAndroid OSをベースにCyanogenmod独自の機能拡張(例:SuperSUのOSレベルでの統合化、カスタムテーマ機能など)を行ったものなのでOSの見た目自体はNexusシリーズやGoogle Play Edition端末に搭載されている純粋なAndroidそのものになります。

多くの機種に移植されており、最近公式のアップデート対象から外されてしまったGalaxy Nexusやそれ以前のNexus Sといった端末にもKitKatを導入することが可能になっています。また公式で移植されていない端末にも非公式に移植したCyanogenModがリリースされており、意外なところでは日本独自の端末であるF-12C(富士通製)にCM11が移植されていたりします。

最新のCM11は現時点では開発段階のNigthly Buildという扱いでリリースされており、Galaxy S~S4やNexusシリーズ、AmazonのKindle Fire向けにリリースされています。

 

Galaxy SにおけるKitKatの動作は上記の動画通り。Google Nexus 5にしか現状含まれていない(近いうちにNexus 7にも提供されるかも?という噂はあり)Google Home(別名Google Experience Launcher)もしっかり含まれています。ただし通知領域は透過していません。またアプリ実行エンジンとして従来のDalvikと新しいARTランタイムが追加されており、CM11でも利用可能なようですが、あくまで開発者向けオプションの中に入っている通りバッテリー性能とパフォーマンスが若干上がる代わりに一部のアプリではまだ不具合が発生するようでCM11では「ARTは現時点ではサポートしない」という意味合いのダイアログが出てくるので現時点ではうちは切り替えていません。

KitKatそのものなので新機能である公式スクリーンキャプチャ機能や印刷フレームワークのサポート、新ドキュメントフレームワークのサポート、Chroniumベースに切り替わったAOSPブラウザ&WebViewといった新機能はしっかり利用可能です。ローエンドクラスのマシンでも動作するよう最適化したといっているだけあってすでに発売から3年が経過したGalaxy Sでも4.0~4.3と比較して軽快に動作するのが魅力的です。

Google Appsも512MB端末に最適化されているとのことですが、一番わかりやすいのは上の動画に含まれているGoogle Chromeのタブ切り替えの動作でしょうか。本来は表示されているWEBページのサムネイルが表示されるグラフィカルなタブ切り替えになっているのですが、KitKat+512MB RAM端末では非常に簡易的なタブ切り替え画面になっています。Chrome自体も以前XPERIA acroをICSにした際に導入したことがあってその時はもっさりしすぎてAOSPブラウザに乗り換えたのですがSC-02B+CM11環境においては十分なパフォーマンスでWEBブラウズが可能になっていました。

現時点ではNightlyということでUSBマスストレージが動作しない不具合があったりするものの、それ以外は安定して動作している印象です。

 

*追記:通知領域の透過ですがBuild.propのro.config.low_ramをfalseに変更すれば透過しました。Build.propの編集にはBuild Prop Editorがおすすめです。