かのあゆブログ

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Android 4.4 Kitkat詳細 512MB RAMを搭載した古い端末でも快適に動作するように設計

2013-11-02 12:28:30 | Android

昨日のGoogle Nexus 5発売と同時にAndroid 4.4 KitKatのソースコード、およびSDK向けエミュレーターイメージなどが公開されています。ソースコードが公開されたので近いうちにKitKatベースのカスタムROMなどが出てくるものと思われます。

kk

Android端末は搭載端末によってバージョンがバラバラで断片化しているという問題があり、日本では最近出ている端末のほとんどがAndroid 4.1~4.2搭載になってきたため、JellyBeanのシェアやその一個前の4.0 “Icecream Sandwitch”)搭載端末が半数を占めている状態になってきていますが、途上国市場においてはいまだにAndroid 2.3”GingerBread”のシェアが高い現状にあります。

バージョンが断片化していると古い端末をサポートするためにAndroid 2.3以前のバージョンもサポートしないといけなかったり開発者的にも負担がかかりますが、この断片化を解消するためにAndroid 4.4 KitKatではメインRAMが512MBしか搭載されていない端末でも快適に動作するようにOS本体だけでなくGoogle Apps(Chrome、YouTube App、Google Map Appなど)もチューニングしたようです。これにより、メインRAMが512MBしか搭載されていないエントリークラスの機種(例:日本ではあんしんファミリーケータイ 204HWとして販売されているHuawei Ascend Y300)でも最新のOSが快適に利用できるようになるようです。

中の人いわく「古い端末を含むすべてのAndroidデバイスでKitKatが動作するようにした」とのことで、さすがに本当に初期のHTC Dream(T-Mobile G1)やHTC Magic(NTT docomo HT-03A)のようなメインRAM128MB~256MBの端末では無理なんでしょうが2010年以降の、例えばXperia X10やXperia acroといった機種でもKitKatがストレスなく動作するようには作られているようです。ただしアップデートするかどうかは(キャリア独自のアプリの問題もあって)相変わらずキャリア次第で、おそらくほとんどのAndroid 2.3デバイスはそのままの状態なので結局断片化が解消するかは微妙なところですが・・・ただ途上国向けのエントリーモデルでも最新の4.4をサポートできる状態にしたのは意味があるんじゃないかと思っています。個人的には4.4ベースの旧機種用のカスタムROMに期待。512MB RAM端末でもストレスなく動くということで現在疑似Z1化しているacroにも場合によっては入れてみたいと思っています。

 

またOSの新機能としてはほかにメッセージングサービスのGoogleハングアウトへの統合やワイヤレス印刷のサポート、GoogleのクラウドストレージサービスGoogleドライブとローカルストレージの統合などの新機能が盛り込まれており、Nexus 5以外のNexus端末(Nexus 4/7(2012&2013)/10)及びGoogle Edition端末(Samsung Galaxy S4/HTC One)にも数週間のうちに(+実際に端末でOTAアップデートできるようになるまで最大2週間)リリースされる予定となっています。