2010年にシリーズ初の基本プレイ無料のオンラインゲームとしてローンチし、先日7月に5年という長い歴史に幕を閉じた「Need For Speed World」ですが、「オンラインサービスは終わっちゃったけどオフラインでいいからプレイしたい!!」というユーザーのために有志の方がPythonで動くローカルサーバーを配布しています。必要なものはJavaランタイムとPython 2.7+Python用MS C++ 9.0コンパイラのサブセット版、サーバープログラム本体、そして最終アップデートを適用したNeed For Speed Worldのプログラムデータが必要となります。
導入方法などはサーバープログラムのReadme.htmとこちらに詳しく記載されているので割愛しますが、サーバープログラムを起動させてからNFSW.exeを実行させることでオフラインプレイが可能となります。オフライン内で完結しているため当時課金が必要だったアイテムも無料で入手可能。期間限定だった車両なども入手し放題なので当時課金できなくて買えなかったMcLaren F1や高価なエリートチューニングパーツもつけ放題です。
ゲームに関してはオンラインマッチ部を除き一通りプレイ可能ですが、パースートアウトランで警察を振り切った(or 逮捕された)あとリサルトから先に進まない不具合があります。ここら辺オンライン前提のゲームを無理やりオフラインで動かしているので仕方ない部分だったりしますが。
NFSCまでのゲームエンジンをベースにNFSMW(2005)~NFSCのマップを再構築し、なおかつNFSMW(2012)までの車両データをどんどん追加していったためオフラインプレイでもそれなりに楽しむことはできますが、本来の”Need For Speed Wolrd”のコンセプトはだいぶスポイルされてしまっているためあくまで”ダウンロードデータを消さずに残してる人が当時の思い出を振り返るためにプレイする”程度のものだと思ったほうがよさそうです。
ちなみにオンライン完全終了直前であればツールでアカウントのデータを.xmlファイルに書き足してオフラインサーバーアプリケーションで書き足すこともできたようですが、現在はサーバーのデータも完全に削除されているため当時のデータをリストアすることは不可能となっています。