かけっこ大好き『ラッキーメイツ』

進化し続ける「スポーツ塾」

【手記】「日本一」と「日本新記録」(あとがき)

2022-12-04 21:17:13 | 【手記】
ちょうど「20年前」のことです。
同じく「日本一」と「日本新記録」の両方を達成した「超人」がいます。

「岩瀬中」から「高専射水」に進み、「八種競技」で茨城インターハイを制しました。
5月の富山県高校総体で「全国高校新記録」を樹立!「6054点」の記録は、何とホームグランド「五福競技場」でのものです。
今もなお、ラッキーメイツ「伝説」として大切にしまってあります。

(2002年8月 茨城インターハイにて)

20年ぶりに再び訪れた奇跡の「感動」を何かに記したく、今回は「手記」としてまとめてみました。その気にさせてくれた「れいしん」には感謝しています。
お陰で「20年」が一気に繋がりました。

「あきら」「りく」「たつき」「ひなた」「はるき」「あらた」「れいしん」
この20年間で「日本一」に輝いた人たちです。中学別では「岩瀬」1名、「富山北部」4名、「呉羽」2名の合計7名になります。

(2015年8月 北海道全中にて)

「全国大会」への出場者や入賞者は、小・中学生だけでも大変な数になります。のちに活躍した高校生や大学生も入れると、とても数え切れません。ラッキーな話です。
皆チームの「誉れ」であり、「誇り」だと思っています。

その折々にいろいろと「出会い」があり、いろんな「ドラマ」が生まれました。
とにかく「主人公」たちは個性的で自己主張が強かった。指導する側から見ると、一般的には「扱いにくい」とされるタイプでしょうか。
私(コーチ)の「ゆるさ」のせいか?いや、結果から見ると「ゆるさ」のお陰!だと思っています。

(2017年10月 愛知U18日本選手権)

人は育てようと思っても、簡単に育つ訳ではありません。
「育つ」のはあくまでも本人です。自ら考え行動することが基本であり、自らの力で育つのだと思います。

一方支える側の大切な役割は、ほど良く刺激し褒めたたえることでしょうか。
併せて私は「待つ」こと、「見守る」こと、そして決して「型にはめない」ことを信念としています。
一度きりの人生なら、最後までその「信念」を貫きたいと思っています。


特別な「ツキ(月)」の特別な「ツキ(幸運)」
そんな一コマ、一コマを大切にしたいと思います。

2022.11.30記




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【手記】「日本一」と「日本新記録」(2)

2022-12-01 10:37:19 | 【手記】
- 静岡エコパで「日本新記録」 -

一方「勝つ」リレーで「日本一」を決めた「洛南チーム」。狙うはズバリ「日本選手権リレー」での「高校新記録」です。
ところが肝心の「れいしん」が脚を痛めリタイアしました。9月初めのことです。一か月では回復しても「選手権リレー」には間に合いません。


ここで彼の「真価」が問われます。「日々鍛錬」を重ね、決して諦めなかった。監督やチームの厚い信頼に応え、10月に入り脚も「全快」したのです。
随分逞しくなったものです。

「幸」か「不幸」か、チームは選手権リレーではまだ「日本新記録」に届いていません。
そう、11月には「エコパ」がある!


メールが届きました!朗報です。
10月も中旬になり、「エコパ」のリレーでの3走出場が確実になりました。先に「京都」行きも決めていますが、もともと私の本音は「静岡」行き!
あとは話の成り行きを知らない妻を説得するだけです。

「一緒に日本新記録を見よう!お願いします」
「静岡にも行ったことないし、富士山を一緒に見よう!」

こうなれば「おがみ倒し」大作戦です。
おまけに「おとなび」「全国旅行支援」フル出動の合わせ技一本!
お陰で「大作戦」は見事成功しました。

(お礼に「れいしん」との記念ショット)

ここまでくると「ツキ」が「ツキ」を呼ぶもの。一度回ったコマは止まりません。「予感」がバンバン脳裏をかすめます。その全てが「夢物語」みたいなものばかりでした。
はやる気持ちを抑え「いざ、エコパへ!」

(レース後数秒で掲示板に)

奇跡の39秒34!全てが揃うとこんなことが起きるのですね。宣言通りの「日本高校新記録!」みんなで声を揃え口ずさんだ通りになりました。
この歴史的瞬間に立ち会えるなんて、何て光栄なことだろう。


「東」へ「西」へ!
静岡での「新記録」を手土産に、続いて京都「祝賀会」へ大移動となりました。
こうして、2つの「物語」は絶妙に絡み合いながら「同時進行」していたのです。

気が付けば、そのまっだだ中に自分が立っている。何だかんだといつも絡んでいます。  
この不思議な「巡り合わせ」には、感謝しかありません。

(高校史上最強メンバーと)

「洛南に行ってよかったです!」
「れいしん」のコメントにも、大切な「本質」が表れているような気がします。

人生は一度きり。それぞれの機会は、その時にしか経験のできないことばかりです。
この11月は、自分史に残る「一期一会」の特別な「ツキ」になりました。

2022.11.23記



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【手記】「日本一」と「日本新記録」(1)

2022-11-29 14:20:36 | 【手記】
- 京都にて「日本一」祝賀会 -

「コロナ自粛」で我慢を強いられた3年間
その「つけ」が溜まった分、逆に大きな「ツキ」に変わることもあります。
11月に訪れた二度の「県外遠征」もその一つです。


「れいしん」こと「山本嶺心」
強い練習仲間を求め京都「洛南高校」に進学した、とびっきりの「ラッキーメイツ」です。
得意な種目は「200m」で、21秒00という驚異的なベスト記録を持ちます。

「徳島インターハイ」では主軸として「4×100mR」2連覇!又「4×400mR」でも健闘し「男子総合優勝」に大きく貢献しました。
高校に行っての活躍は、コーチとしてもラッキーメイツとしても大変誇りに思います。



その「洛南高校」から優勝「祝賀会」参列へのお便りが校長名で届きました。
「れいしん」の「呉羽中」時代の指導者としてのお招きでした。富山県からは、生みの親ともいえる中野先生(「老田小」当時の恩師)も同席されました。

「祝賀会」の話を内々に聞いたのは、「静岡」行きが決まる前の9月末のこと。
名誉ある「お誘い」です。また妻の大好きな「京都」ということもあり、すぐに出席を決めました。


会場は「グランビア京都」で、陸上部員50名と参列者300名余の「大祝賀会」でした。
ある程度はイメージしていたのですが、席が割に前の中央付近だったのと、中学時代の恩師のトップに紹介されたので正直なところビビりました。



インターハイ総合「3連覇」や通算で「優勝10回」は圧巻です。桁違いに強い!
ただ監督や活躍した選手だけでなく、部員全員を「主役」として称え合う雰囲気には感動しました。さすがです。



祝賀会の詳細は控えますが、今から思えば「異次元」の世界でした。自分が何故この場所にいるのか?富山県の陸上クラブの一コーチが洛南の祝賀会に!おまけに紹介まで!・・・

真意はつかめませんが、なかなかできない経験です。関係された方々には深く感謝いたします。またこのようなご縁に恵まれたこと、部員全員での丁重なお見送りまでありがとうございました。こみ上げてくるものがあり感激しました。



そして翌日「ご褒美」とも言える「ミニ京都旅行」を楽しみ、元気に帰還しました。

(・・・続く)


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【手記】最高のプレゼント(3)

2016-05-28 00:16:26 | 【手記】
2016.5.21
一息入れる間もなく、レースも終盤にかかりました。
抜きつ抜かれつの激戦の中、さっそうと5年生男子の登場です。
さすがにスピード感や迫力が違います。


「ひげん!」「ひげん!」
どこからともなく、ひと際「感高い」声が響き渡ります。
あれは、きっとビデオを担当する「ママ」でしょう。

ところ構わず「感情」をむき出しにするのは我が家の血筋。
人のことは言えないか。まっ、しょうがないですね。


ここは去年選ばれなかった無念を晴らす時。
追いつけ!少しでも間を詰めるのだ。
「ひげん頑張れ!」

シャッターを押しながら、やっぱり大声を張り上げてしまいました。


たかが運動会。されど運動会。
強いライバルたちによって自分も強くなる。
今日も一日すばらしい体験をさせてもらいました。

6年女子100m最終組
6年男子100m最終組
ライバルとして一緒に走ったお友だちの皆さんありがとう。
良きお手本を示してくれた小学生やラッキーメイツの皆さんありがとう。

暑い中、献身的にお世話頂いた先生方や関係者の皆さんには感謝の気持ちで一杯です。
また温かい声援を送って下さった保護者の皆さんありがとうございます。

団別リレー6年女子-6年男子
(100m最終決戦でトップ争いを演じた6年生の5人も総出演)


ちなみに、ちょうどこの日が私の65回目の誕生日。
孫たちからの『最高のプレゼント』に、我が家の食卓が大変華やいだものになりました。

かけがえのない「宝物」として、生涯大切にしたいと思います。

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【手記】最高のプレゼント(2)

2016-05-27 09:28:06 | 【手記】
2016.5.21
いよいよ最終種目「団別リレー」が始まります。
800人近い児童の代表選手たちの登場です。

「リレー」はいつの時代も運動会の花形種目。
大げさに言えば、選ばれる選ばれないで「かけっこ人生」も大きく変わります。

当然保護者の目は釘づけ状態。
ごひいき選手を応援するだけでも力が入ります。
まして我が家族にいたっては、名誉ある代表選手に二人が一緒に選ばれたのですから、落ち着いていられる訳がありません。

レースは各学年とも一人半周(100m)走ります。
1年女子のスタートは、アンカーの6年男子がゴールする位置です。
なのにカメラを持って構えたのは何と3~4コーナーの中間地点。

ええっ、何を勘違いしたのだろう。

もう焦った焦った。
ちょうど真向いの1~2コーナー中間付近にたどり着いた時には脚はパンパン。
完全に自分を失っていたのでしょう。


さてピッカピカの1年生「ほとり」さん。
3番目のくじを引いたみたいですね。
間抜けな執事役を自認してきた「誰か」さんと違い、妙に落ち着き払っています。


あっという間のスタート合図。
1年生とは言え、選ばれし戦士たちの集中力はスゴイ。
横並びの接戦レースです。

かつて、どこであろうと「ただひたすら真っすぐに!」走ったママの反省アドバイスが効いたのでしょうか。
それとも持って生まれた天性なのでしょうか。
抜群のコーナーワークで目の前を駆け抜けました。



ところがどっこい。このあとが大変でした。
今度は再び3~4コーナーへまっしぐら。
5年生「ひげん」くんの出番まで余裕がありません。

パパとじーじ&ばーばの「場外」レースも必死です。

「兄妹」そろっての出場は奇跡的だし確かにうれしい。
ただ、グランド「外周半周レース」のおまけは、お年寄りには正直堪えます。
足腰はもうガタガタ。高見で見物できる「大会観戦」レベルではありません。

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