☆ご存じ『アメンボ』は水生昆虫です。脚全体に細かい毛が密生しており、脂分で水をはじき水面に浮きます。つまり『アメンボ』は水の『表面張力』を利用して、水面を自由に滑るように移動します。
◇そして前に進むために水を後ろへ速く強く送り、その反動を使っています。ロケットが飛ぶ原理と同じで、ニュートンの『作用・反作用の法則』の応用だと思ってください。素早い『ジャンプ』だってへっちゃらです。
◇また『アメンボ』の足には爪があって、それが水中に入って渦を作り出し、水上の自分に『反動』を得ていると言われています。魚が泳ぐとき、鳥や飛行機が飛ぶときも、渦が発生して重要な役割を果たしているのと同じことです。
◇渦の『波動』を『反力』にして前進する。正確には「渦からの反動を受けて」前進するのだそうです。すごい仕組みですね。『作用・反作用』や『波動』や『反力(反動)』は同じことです。地面や床に渦は作り出せないけど、その『反力』を『かけっこ』に応用できないはずはありません。
☆『張力』や『反力』を利用して弾めば、虫だって動物だってどんどん前に進みます。「この動き何かに似ているぞ・・・!」ポンポン弾みながら、たまたま思いついた突拍子もない『イメージ』、つまり常識にとらわれない『発想』が、『自然界の法則』を活かした科学的&合理的な『この答え』を導き出してくれたような気がします。
※また参考に、2007年3月21日の『ブログ』にも目を通しましょう。