Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

吹き替えなトンマッコル

2007-03-19 23:53:43 | K-Movie Columns


(Image source: jbook)

『トンマッコル~』日本語版DVDを借りてきて鑑賞。DVDが、レンタルショップの棚で訴えかけてくると抗えない・・・
一体いつまでこのネタでひっぱるつもりなのか・・・
日本語版は手元にないので確認したいことが・・・

あえて、吹き替えで見てみたかった。ジェヨンの声がいかにも「好青年」って感じの声で、『恋ステ』の吹き替えの声みたいだった。オリジナルとちがって当然なのだけど、他の出演者の声も含め、
なんだか昔の洋画を見ているような声だった。

ただ、吹き替えの面白いところは、字幕との違い。字幕の字数制限と、吹き替え用台本の字数制限は異なるため、字幕になかった部分が吹き替えにあったり、多少表現が変わっていたりする。字幕はそうじゃなかったと思うところが数々ある。

連合軍兵士が村へ突入してきたとき、兵士からアヤシイと睨まれ追い詰められらるリ・スファに、村女が息子ドングと共に助け舟を出して駆け寄るシーン。
字幕では確か「この子の父親です」になっていたはず。
吹き替えでは、「夫です」。
な、な、なんですとぉ・・・ 「おっと」ぉ?
なぜかこんなところ過剰反応してしまって、
村女にプチメラメラ (爆)
直接的な表現に変わっただけで、メラメラにもなりうる例ということで(って、私だけだと思うけど)。要は、表現・言葉の選び方で印象は変わるということを言いたかった。(うまくまとまった?)  

そして、吹き替えでは、国軍の兵士が話す標準語、人民軍の兵士が話す北朝鮮訛り、村の人々が話す江原道訛りの使いわけなどもちろんない・・・そのため、ソ・テッキの訛りがアヤシイと
追求される部分は吹き替えのセリフから消えていた。

全員が標準語で話すという異常事態のトンマッコル(笑)。その訛りの使い分けがないだけで、この作品の面白さは半減いえ、もっと。話す言葉の違いということも、かみ合わない人間関係の象徴で、これがだんだんかみ合ってくる過程が面白さのひとつでもあるわけで・・・吹き替えにそこまで要求してもね・・・

おそらくあのユニークなキャラの出演者たちの声に馴染みすぎているからかもしれないけど、笑えるところが全く笑えず、面白いはずのところが面白くなく・・・ブ
ツクサ言いながらも最後まで見て、気が済んだ。(さて、一服・・・)