所用のため有休を取ったのですが用事が済んだ後に、ブリジスト美術館で開催中の「ドビュッシー、音楽と美術」展を観に行ってきました。
作曲をするのにインスピレーションを得たという絵画はもちろん様々なエピソードが隠されてる作品や写真など、テーマ別に展示されていました。ドビュッシー展のチラシになっているのはルノワールの「ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール」という作品ですが、hルロールもまた画家でドビュッシーを応援していた画家で、そのお嬢様にピアノを教えていたのだそうです。
このチラシです↓
葛飾北斎や歌川広重などの浮世絵の影響を受けた、という話もよく聞きますが、交響詩「海」のスコアには北斎の絵の一部(波の部分)が使われていました。
ドビュッシーは船乗りになりたかったそうなので、「海」が好きだったのでしょうね。
ラコンプという画家の「紫色の波」という作品はとても興味深かったです。
オペラ「ペレアスとメリザンド」のコーナーでは舞台衣裳のデザインや舞台装飾のデザイン画を見ることができました。試作時の自筆スコアも。「聖セバスチャンの殉教」や「神の午後のための序曲」にまつわる作品もありました。
作家名でいえば、モーリス・ドニ、アンリ・ルロール、エドガー・ドガ、クロード・モネの作品が中心かな。
ショーソンやストラヴィンスキーと撮った写真もありました。
私は音声ガイドを借りましたが、ドビュッシーの音楽と共に解説が聞けてなかなか楽しかったです。ラフマニノフ演奏の子供の領分とかドビュッシー自身の演奏による「ペレアスとメリザンド」とか・・・
平日だというのに結構混んでましたので、なるべく早めに行かれたほうがいいかと・・・・
公式ホームページはこちら→ http://debussy.exhn.jp/
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます