今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

終演ご報告とこんなエピソード

2013-07-03 | 舞台活動

遅くなりましたが、6月29日、30日の「これがオペラだⅧ カルメンハイライト」は無事終了いたしました。

無事終わったので書いちゃいますが、5月末のガラ・コンサートが終わったタイミングで楽譜が配られ、初練習は6月4日。つまり練習期間は1ヶ月ありませんでした。練習回数8回。

ハイライトとはいえ、合唱が参加するシーン、つまり歌うところは4曲。それだけ・・・と思うかもしれませんが、2曲はキャストとの絡みがあったし、なにしろフランス語。カタカナのフリガナで必死で覚えるものの、簡単ではない。3回目の練習のときに、合唱のみのシーン、終幕の合唱について「日本語で歌うこと」が指導者である先生より提案されました。

一同「・・・・・・・・・・・・・・」。

そして日本語で歌ってみるも、当然のことながら、日本語は日本語で言葉と音符がうまく合わずシドロモドロで、このままフランス語で行きたい空気が流れたわけですが、じゃあフランス語でと歌いました。

しかし、楽譜を見てるのに関わらず言葉につまるところが出てきて、これでみんな腹をくくった・・・というワケでした。
その次の練習では立ち稽古でしたので、この日に覚えていないとどうにもならない。
そうは言っても、日本語のほうがイメージしやすい、というのはわかってはいるけれど、 二日で言葉を覚え直すのはちょっとしんどく。。。

母国語のチカラはすごい、そうは言いながらも土曜日には立ち稽古になんとか間に合いました。でも動くと言葉が出てこなかったり遅れたり、何度も何度も繰り返してどうにか木曜日のソリスト合わせにこぎつけました。で、動けるようになって頃は音楽が崩れてきているので(よくある話・・・)当日の練習で音楽を修正してギリギリの本番でした。
動きも大変でした。私以外はほとんどの人がそんなに大きなオペラの経験はないので、どう動けばいいのかわからない。自分で考えてと言われてもどう考えればいいのかもわからない。


だからみんなよく頑張ったと思います。 
先生も要求が高いのはわかっていても要求するしかなかったんでしょう。プロの仕事ですから、アマチュアだから仕方ないとはいかないのですね。できるところまでやってくれ、という期待だったと思っています。
そんな先生の下で歌うことができたのはとても幸せだったと言えます。
結果として、終幕以外のフランス語のシーンも、まあいろいろありましたが(;^ω^) それなりに。
 

ソリストの皆さんにも感謝。
絡むところでは私たちが動きやすいように配慮してくださったり、とてもありがたかったです。

そしてオケを1人で受け持ってくださったピアニスト。 

裏で進行管理や衣裳・小道具から飲み物の果てまで御世話してくださった二期会のスタッフの方々。
素敵な照明や音響効果、安全な舞台運営のために朝や早くから最後まで舞台を整備してくださった舞台スタッフの皆さん、忘れてはいけない、このオペラに出演くださったパーシモンホールの方々。

チームワークで乗り越えた本番でした。

2日間とも満員で鳴り止まない拍手に包まれたカーテンコール、最高でした。
ご来場の皆様、ありがとうございました。

もっと大きな舞台の経験もたくさんありますが、みんなの音楽への愛、一緒に参加するメンバーへの愛に包まれた、とても幸せな公演でした。

本当にありがとうございました。 

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