現実を歩こう

2018-05-16 17:09:55 | ストロベリークォーツ
現実を歩こう。
そう思った。
無理したわけじゃない。
自然にそんな気持ちになれた。

Mくんはつれない。
少なくとも、今のMくんにとって私は必要な人間じゃない。
数々の運命の欠片たちも、輝きが薄れた。
だから、お誕生日にメッセージを送って、その後で少しだけ自分語りをしたら、
そうしたら、後は連絡するのはお正月とお誕生日だけにしよう。
そうしてそれだけ夢の欠片を残しておいて、現実を歩こうと。

ただ、それは寂しいなとも思った。
現実は大切だけれども、つまんないなと思った。
また死にたくなるんだろうなと思った。
早く死にたいと思うのはいつもだけれど、
きっと今すぐ死にたいと思う時が増えるような気がした。
それでも仕方ない。
夢を見る前よりはきっとましだろう。

それなのに、Mくんからの返事は、ちょっとドキドキするものだった。

短い言葉だし、どういう風にも解釈できる言葉。
良い方にも、悪い方にも。
でも、勝手に良い方に解釈すれば楽しいからいいじゃん!と思った。
そして、
どうして諦めようとすると、こんな風に引き止められるようなことが起きるのかと思った。
それはやっぱり運命の欠片なんだろうか?

それでもやっぱり、違うんだろうなと思う。
冷静に考えればすぐわかる。
今まであれこれ考えたことが、こじつけに思える。
そんなことあるわけがない。
夢だけを見て生きてはいけない。

もうすぐMくんと出逢った日がくる。
ずっと忙しかったけれど、その日は時間に余裕がある。
予定通り少しだけ自分語りをしよう。
Mくんにありがとうって言おう。

一つだけ、とっても知りたいこと。
Mくんはどうして私にあんなことを言ったのか?
それは聞けないだろう。
ずっと聞いちゃいけないと思ってきた。
聞いたら、どんな答えだったとしても、Mくんを困らせるだけだ。
でも、それが私のだめなところなんだろうか?
聞いてもいいんだろうか?
いつか聞けるだろうか?

自分で決めたことなら後悔しないとずっと思ってきた。
でも、自分で決めたことだから後悔するという人の気持ちが少しわかる気がした。